泥に伏せるときにも 歌は聞こえる
「そこを超えておいで」「くじけないでおいで」
どんなときも届いて来る 未来の故郷から
出典: 麦の唄/作詞:中島みゆき 作曲:中島みゆき
「人生はアドベンチャー」、これは「マッサン」の中のエリーのセリフです。
イギリスにウイスキー作りを学びに来ていたマッサンに恋をし、家族の反対を押し切って来日。
外国人がほとんど住んでいない1920年の日本の竹原にやってきます。
どんなに辛いことがあっても、エリーは人生はアドベンチャーだと乗り切ります。
麦はウイスキーの原料です。
また、踏まれるほど大きく育つ麦は、失敗を重ねてもくじけない人生の象徴。
曲にはウイスキーの本場イギリスを意識した、バグパイプの音色を取り入れています。
人生の応援歌にぴったりの主題歌です。
結婚だけでなく、進学や就職で住み慣れた場所を離れる人も多くいます。
遠く離れている人に、自分は幸せに生きていると歌で伝えることができればどんなに素晴らしいでしょう。
第7位『流星』
バスで旅する「わたし」と長距離トラックの運転手とのやりとりが歌になりました。
歌詞の中に出てくる地名は、トラックのナンバープレートから。
1994年リリースのアルバム『LOVE OR NOTHING』収録。
映画の主題歌『眠らないで』とテレビドラマの主題歌『空と君の間に』の2曲が入っています。
オリコン週間1位の大ヒットとなりました。
星のように生きる
どこまで行くの 何してるの
歌を歌っているんです
そうかい、おいらは歌は知らねえな
演歌じゃねえんだろ、そのなりじゃあな
香川 新潟 大阪 宮城 姫路 山口 袖ヶ浦
流れる星よ いつか最後にどこへたどり着こうというのだろうか
出典: 流星/作詞:中島みゆき 作曲:中島みゆき
2015年サントリーの『BOSS』CMでは、『流星」をイメージしたセリフが使われました。
流れ星も流れ、『流星』の歌詞をぎゅっと濃縮したセリフはぐっときます!
CM曲も『ヘッドライト・テールライト』。
ふとすれ違った人とも、心と心が通じ合うことがあります。
あの人はどこに行くのだろうか。
無事に目的地に着きますように。幸せでありますように。
無意識のうちに、私たちは願っているかもしれません。
すれ違う見知らぬ誰かの幸せを思い、思われながら生きたいものです。
第6位『一期一会』
これも出会いの歌です。
2007年TBS系で放映された『世界ウルルン滞在記“ルネサンス”』の主題歌。
エンディング曲は『昔から雨が降ってくる』で、こちらも一緒にシングルリリース。
オリコン週間11位です。
世界の色々な場所にタレントさんたちが住み込んで現地の人と触れ合う番組。
演出のない出会いと別れに人気が集まりました。
あなたの幸せを願う
一期一会の はかなさつらさ
人恋しさをつのらせる
忘れないよ遠く離れても 短い日々も浅い縁も
忘れないで私のことより あなたの笑顔を忘れないで
出典: 一期一会/作詞:中島みゆき 作曲:中島みゆき
出会って別れる。
人生の中で何度も繰り返されることですが、慣れることがありません。
別れはやっぱり辛い。離れ離れになっても、忘れないで欲しい。
私のことではなく、私といた時あなたが笑顔だったということを。
名前を思い出せなくても「あの人といて楽しかった」ということだけ記憶していて欲しい。
それだけで、どんなにか報われることでしょう。
第5位『翼をあげて』
『DRAMA!』は2008年リリースされています。
吉川晃司主演のミュージカル『SEMPO 〜日本のシンドラー 杉原千畝物語〜』提供曲を収録。
その他、夜会曲も入っており、オリコン5位に。
『翼をあげて』は吉川晃司と妻役の森奈みはるが歌いました。
爽快感のある歌い上げ系の楽曲です。
吉川晃司が歌っているのも聴いてみたい。