それでは、そんな「歓びの種」の歌詞を見ていきましょう。

逆さまに見てた 冷たい空
泣いて赤くなる 街を 見下ろした
風に流されて 体ゆだね
笑いとばす 意外にタフ 旅は続くんだ

出典: https://twitter.com/TabiUtaBot/status/933537488986972161

まずは導入部分です。

寝そべって空を見渡し、気付けば夕暮れになっていって、そろそろ帰ろうとしている青春の1ページを描いたような情景が浮かんでくる歌詞になっています。

まさに「タッチ」は青春高校野球漫画なので、映画の世界観にぴったりの歌詞から始まっていきます。

青い首飾りを ほら あげるよ
毒入りのりんごを 食べてしまえば
ステージの上から 落ちちゃうわ
結びなおしてね

出典: https://twitter.com/yukiouen/status/926589599027150848

ここではYUKIらしいファンタジックな歌詞が並びます。

「青い首飾り」や「毒入りのりんご」からは、若い頃の色んな誘惑を感じ取ることができます。

高校生の時は、たくさん間違ったり、甘い誘惑に乗ってしまって、勉強や部活やその本分を忘れてしまいがちです。

しかし、そうならないように気持ちを引き締めないといけないということを「結びなおす」と表現しているのではないでしょうか。

見逃してしまう 歓びの種を
暖かい大地で 育てましょう
流されてしまう 力尽きてしまう
大きな何かに 動かされている

出典: https://twitter.com/YUKIssbot/status/933638614185000960

そして、サビが訪れます。

なぜ気を引き締めないといけないのか、その答えを提示するかのような歌詞になっています。

それはまさに大切なことを見逃さないためではないでしょうか。

高校生の時は、大人になる前に様々なことを学び、その生活の中で自分というものを形成していく可能性に溢れた世代です。

また人生というものは、のうのうと生きていてもどんどん過ぎていってしまうものです。

そんな人生において、ましてやその準備段階である高校生の時おいて、のうのうと過ごすのはもったいないので、良い準備ができるようにと伝えているように感じます。

憧れの夢を 魔法の歌を
私は いつでも 観ていられるから

出典: https://twitter.com/SuTeKi_W_bot/status/933732236565692416

あの人を誘って どこへ行こう
未来を射す 明日へ渡す 手紙をかくよ

出典: https://twitter.com/Yoroko_bot/status/932570076951191553

そして、2番に入ります。

ここでも高校生のという世代の夢や希望に溢れた可能性を感じる歌詞が並びます。

間違いだらけと 判っていても
2人は進んでいく つまりそれは
恐れずに 幸せになる
切符を 手にしている

出典: https://twitter.com/my_fsngs/status/933917160975376385

そして、また1番を踏襲するような歌詞が出てきます。

間違いやすい、そして、誘惑に負けやすい世代ではありますが、しかし、だからこそ突き進んでいけるまっすぐさやフレッシュさがあります。

それはそれで大切なことであり、若い時にしか感じることのできない大切なエネルギーではないでしょうか。

陽だまりのにおい 雨上がりの空
与えられたのなら 受けとめよう
しかられてみよう 愛されてみよう
心の底から 信じてみよう
少し照れて 笑う君が 見えるよ

出典: https://twitter.com/nc___FL/status/933623494553714689

そして、2番のサビです。

たとえ間違ったとしても、その先できっと取り戻せるはずだと歌っているかのような歌詞になっています。

「雨降って地固まる」という言葉もあるように、間違ったからこそ学ぶこともあるのです。

叱ってくれる人、それでもチャンスをくれる人、そのどれもが愛に溢れた優しさであり、それにちゃんと感謝して進んでいくことで、道は開けるはずだという希望を感じます。

陽は昇り 沈む 燃えて 茜色
命の音色に 耳を澄まして
実らせてみよう この歓びの種を
愛という 水を 注ぎましょう
陽だまりのにおい 雨上がりの空
与えられたのなら 受けとめよう
見逃してしまう 歓びの種を
暖かい大地で 育てましょう

出典: https://twitter.com/ngltb5/status/796369040457363457

そして、最後はまた最初の夕暮れの場面に戻ってきます。

しかし、ここで見えるその景色は、最初の夕暮れとは違ってもっと色鮮やかで様々な感情の入り混じった夕暮れに感じます。

間違ってもいいから、何を大切にしていくべきなのか、愛とは何なのか、リスナーにそれぞれに問いかけてくるような締めくくりになっています。

PVで踊っているのは○○

また「歓びの種」はPVも制作されています。

様々な場所に場面転換していく中で、一貫してYUKIが踊っているのが印象的なこのPV

このPVを観ていると気になるのは、「果たして全部YUKI本人が踊っているのか?」ということです。

アップになるとYUKIを認識できるので、本人が踊っているのは確認できますが、離れている時はどうなのでしょうか。

この真相は、離れている時は別人だそうです。

よく見てみると体型は似ているけれど、若干、足が違うような雰囲気を感じます。

ライブでもよくYUKI独自のダンスが繰り広げられているので、一見YUKIが全て踊っているように感じてしまいますが、真相は違うようです。

最後に