『DAYBREAKE'S BELL』の歌詞に込められた意味が悲しすぎる。アニメとリンクさせた歌に注目

カラオケでこの曲を入れると、アニメ映像が流れるものもありますが、歌うのを忘れて見入ってしまう程に、その世界観がリンクしています。

では、歌詞を見ていきましょう。

そこはもう戦場ですから、どんな相手とでも出逢い方は選べないのです。

そして、戦場だからこそ、潔く自分が死ぬか、自分が生きて戻るために相手を殺すかしか方法はないのですが、できればそのどちらもして欲しくない……そんな女性の心境を思わせます。

サビです。

この「願い」は恋人を戦場に送り出した女性のものでもあるでしょうし、本当は戦いたくはない相手と葛藤しながらも傷付け合うしかない戦士たちの気持ちかも知れません。

それでも明日へと立ち向かい、見えない何かと戦い続ける「貴方」を誰か守ってくださいと、争いが早く終わることを祈っています。

きっと、心の底から戦争をしたいと願っている人などいないでしょう。それでも人類はいたるところで何度でも無為な戦争を繰り返し、学びを得ません。

そんな進化しない人類の誰にでも流れている赤い血を、呪わしく感じるのは無理もないことなのでしょう。

よく考えれば、そうなのです。

地図を見れば、便宜上国境などが描かれてはいるけれど、もともと地球は一つの惑星であり、その大地は誰のものでもありません。

「炎で裁き合う」という表現が、意味のない戦争を表現しているようで胸にしみます。

アニメの映像の中には、この歌詞の中の「草花も兵器に宿る」というフレーズを連想させる描写が多くあります。

きっと製作者の方の琴線に触れた部分だったのでしょう。

戦争が終われば、きっとそこら中に捨てられ朽ち果てた兵器にも、草木が絡んだり、花が咲いたりするはずです。

そのためには、どれだけ祈ればいいのでしょうか？

そしてラストのフレーズです。

「願いよ風に乗って」というサビを受けてのファイナルでしょうか。

たとえ戦争に使われたライフルやミサイルをもってしても、「願い」だけは誰にも撃ち落とせない、撃ち落とさせない、という、強い気持ちが伝わってきます。

『DAYBREAKE'S BELL』は、歌詞・曲ともに良いので、普通に聴いているだけでも物悲しく切ない気持ちになりますが、アニメを知っていると、なおのことこの曲の悲しみや祈りがわかるのではないかと思います。

とにかく、いつのどんな時代であっても、やっぱり「戦争はダメ！」ですね。心から今の平和に感謝し、これからもこの平和が続くことを願ってやみません。

少々アニメのネタバレになってしまいますが、「機動戦士ガンダム」シリーズでは、結構重要な主人公クラスの登場人物でも途中で死ぬことがよくあります。

ですから、「主人公だから死なないだろう」と、楽観的には見ていられないのです。

「死んだと思ったら生きていた！」というご都合主義もほとんどなく、好きなキャラクターが死んだ後は「◯◯（キャラ名）ロス」を起こすファンも多いとか。

また、「ガンダム」には様々な作品がありますが、わかりやすい見分け方は、頭に「機動戦士」のついているガンダムが「宇宙世紀」ベースの基本的なシリーズです。他は亜種と考えてもいいでしょう。もちろん、すべて公式ではありますが。

あと、さらに余談ではありますが、L’Arc～en～Cielのリーダーであり、ベースのtetsuyaはファーストガンダムの登場人物で、「赤い彗星」の二つ名で有名な、シャア・アズナブルの大ファンだそうです。

ライヴでガンダムTシャツを着ているtetsuを見れた人はラッキーだと思いますよ♪