きっと明日は
優しくなれるはず
揺れる風景を
ずっと眺めている
出典: Face the change/作詞:五十嵐充 作曲:五十嵐充
浜辺から見る穏やかな波の揺れに、主人公の心は癒されています。
恋人に謝罪したことで少しスッキリした様子。
明日から歩む人生についてあることを一人で決意しました。
そのあることとは、次の歌詞でご紹介します。
いずれにせよ思い出の地に訪れたことは、主人公にとって大きなターニングポイントとなったのです。
別れを決意
澄んだ色した
風に想い乗せて
いつか笑顔が
君に届くように...
出典: Face the change/作詞:五十嵐充 作曲:五十嵐充
1つ前の歌詞で、明日から歩む人生について何かを決意した主人公。
一体どんなことを決意したのでしょうか?
実は主人公、心のどこかで恋人との別れを決意していたのです。
きっと恋人の心は主人公から離れてしまっているのでしょう。
今更素直になっても、恋人の心が戻らないことを主人公は分かっています。
二人の関係性が変化してしまったのは、自分の責任。
だからせめて自分から別れを告げ、恋人の幸せを願いたいと思っているのです。
思い出にサヨナラ
恋人との別れを決意した主人公。
その瞬間に、これまでの思い出が蘇ります。
思い出に別れを告げようとする主人公の切ない心情に注目です。
これまでの思い出
黒いベロアのワンピース
欲しくておねだりよくしたね
「お前が着ても似合わない」と
ひやかすばかりで...
出典: Face the change/作詞:五十嵐充 作曲:五十嵐充
主人公が思い出したのは、恋人の少しムカつく言動。
ここまで主人公の性別は明らかにされていませんでしたが、登場したアイテムから女性であることが分かりました。
彼女が欲しがるものにケチをつける彼氏。
普通なら「ひどい!」と思ってしまいそうですが、それくらいフランクで仲の良い二人だったことが想像できます。
主人公はそんなちょっと口の悪い恋人のことが大好きだったのでしょう。
カップルらしい思い出じゃないからこそ、より二人の別れが切なく感じられます。
別れの時
ブーツを脱ぎ捨てたまま
砂の上歩いて
二度と戻らない記憶に
サヨナラをするから
出典: Face the change/作詞:五十嵐充 作曲:五十嵐充
愛おしい思い出たち。
主人公は別れたくないと一瞬は思ったでしょう。
しかし、そんな気持ちをブーツを脱ぐことでぬぐい去ろうとしています。
すがりつくのではなく、恋人のために別れを告げる主人公。
その姿がいじらしくて胸が締め付けられます。
この先の未来
辛くなるだけだから、主人公はこれ以上思い出を振り返りません。
代わりに未来に思いを馳せます。
主人公が最後に願うことは一体何なのでしょうか?
再会した時には
君とどこかで
偶然出会っても
瞳そらさず
話ができるかな?
出典: Face the change/作詞:五十嵐充 作曲:五十嵐充
きっと主人公はこの先、自分から恋人に会うことはしないでしょう。
しかし、世間は狭いもの。
神様のいたずらで再会してしまうこともないとは言い切れません。
その時に主人公は未練がましい感情を抱えたまま恋人と向き合いたくはないと思っているのです。
彼と自然にどうか話せますように。
そんな風に主人公は願いました。