アウトサイダー
2018年4月7日にYouTubeで公開されたこの曲「アウトサイダー」。
社会風刺的な歌詞と映像、そしてEve(イブ)のどこまでも深く潜るような低音の歌声が相乗効果を生み出し、一瞬で多くの人を魅了しました。
それは数字にも表れ、一ヶ月も経たないうちに再生回数は100万回を突破。
凄まじいですね(笑)。
この曲の初披露自体は、彼が行ったワンマンライブ「お茶会」で行われました。ファンたちのテンションが一気に上がったことでしょう。
まだ、この曲の発売日は決まっていないのですが、発売が決定した暁には即座に購入予約ですね。
力強くもありつつ良い意味で淡々と流れるように歌われるサビは、見事なまでの中毒性を発揮しています。
何度聴いても飽きない一曲でしょう。
Eveとは何者!?
元々はニコニコ動画にて「歌ってみた動画」を投稿していました。
主には彼自身が作成したボカロ曲を歌っており、Eveの世界観とカラッとした低音の歌声で一気に人気を集めます。
他の歌い手ともコラボすると、その際にはまた違ったEveの魅力が生まれました。
現在ではシンガーソングライターとデザイナーを務めており、彼が出す楽曲は基本的に本人が作詞作曲しています。
今となっては代表曲となっている「ナンセンス文学」では、iTunesで2位も獲得するという快挙も成し遂げました。
MV
EveのMVの映像は「Mah」という方が作られているのですが、基本的にその映像はキャラクターで構成されており、どのMVも不気味さを放っています。
それはアウトサイダーでも変わらず、デッサン人形が動くシーンは奇妙さ満点です。
所々に、彼が出した曲「ナンセンス文学」の要素も鏤められており、彼が作る物語性が伝わってきます。ファンにはたまらない演出ですね。
ナンセンス文学のMVを見て、再びアウトサイダーに戻ってくると、思わず感嘆の声が出てしまうこと間違いなしです。
初音ミクVer.
流れてくるコメントには否定的なものは何一つなく、絶賛の嵐が巻き起こっています。
実は、Eveが歌うMVとは違う場面もあります。そこの違いも楽しんでみて下さい。
歌詞情報
「部外者」や「余計者」を意味する今回のタイトル。
そこに込められた意味とは一体何なのでしょう。
比較的ダークさを持っているEveの歌詞ですが、恐らく今回もそうなっているのでしょう。
そこがEveの魅力でもありますが。
そんな歌詞を一部、独自に解釈を交えながら紹介していきたいと思います!
どうしようもない世界
ねえねえ この世界を
どっかでひっくり返したくて
せいぜい 時間なんて ありはしないが
まあまあ そんなんで
少年少女揃いまして
唸り始めた会心劇さ
出典: アウトサイダー/作詞:Eve 作曲:Eve 編曲:Numa
簡単に解釈風に解説すると、ここには無気力な若者達が集結しています。
それを現代と照らしているのだとしたらとても風刺的ですね。
そして、そんな世界を変えたいと思っている人物もここにはいます。
ただ、タイトルは「アウトサイダー」となっているので、恐らくその人物のことを「部外者」と言っているのでしょう。
なにせ、周りは全員無気力なのにその人物だけ頑張っているのですから。
ある意味「異物」です。
ちなみに「会心劇」という言葉は存在しません。ただ、Eveが歌う曲の中に「会心劇」というのがあります。
ナンセンス文学だけではなく会心劇とも繋がっているのではないでしょうか。