乃木坂46の姉妹グループとして結成された欅坂46

『サイレントマジョリティー』のMVを最初に見た時の衝撃は忘れられません。

こちらを睨み付けるような眼差しでセンターに立つ平手友梨奈、デビューシングルでまだ不慣れながらも全身で楽曲を表現しているメンバーのパフォーマンス。

この曲が伝えたいことは何なのか。

歌詞を区切りながら、その意味を紐解いていきたいと思います。

1番

欅坂46デビュー曲『サイレントマジョリティー』の歌詞の意味に迫るの画像

人が溢れた交差点を
どこへ行く?(押し流され)
似たような服を着て
似たような表情で …

群れの中に紛れるように
歩いてる(疑わずに)
誰かと違うことに
何をためらうのだろう

出典: サイレントマジョリティー/作詞:秋元康 作曲:バグベア

都会のイメージが湧きます。

確かに人で溢れている割には似たような服、髪型をして無表情で歩いている人が多いような気がします。

それに対して、「人と違ってもいいじゃないか」と言い聞かせているように思います。

先行く人が振り返り
列を乱すなと
ルールを説くけど
その目は死んでいる

出典: サイレントマジョリティー/作詞:秋元康 作曲:バグベア

"先行く人"とは自分よりも大人な人を指しているのでしょうか。

「周りに合わせろ」「ルールを守れ」「に従え」

そう言う大人を目の当たりにしたけど、そう言う目は死んでいると感じたのですね。

欅坂46デビュー曲『サイレントマジョリティー』の歌詞の意味に迫るの画像

君は君らしく生きて行く自由があるんだ
大人たちに支配されるな
初めから そうあきらめてしまったら
僕らは何のために生まれたのか?
夢を見ることは時には孤独にもなるよ
誰もいない道を進むんだ
この世界は群れていても始まらない
Yesでいいのか?
サイレントマジョリティー

出典: サイレントマジョリティー/作詞:秋元康 作曲:バグベア

ここからサビになります。

大勢に従うのではなく、"君は君らしく"

皆、やりたいことをやれる"自由"がある。

なんとなく出来ているレールを歩くことは大人に支配されること。

例え孤独になっても、自分の道を進め。群れていては、夢を見ることは出来ない。

訴えかけるように、一つ一つの言葉がとても力強く表されているサビになっています。

2番

欅坂46デビュー曲『サイレントマジョリティー』の歌詞の意味に迫るの画像

どこかの国の大統領が
言っていた(曲解して)
声を上げない者たちは
賛成していると…

選べることが大事なんだ
人に任せるな
行動しなければ
Noと伝わらない

出典: サイレントマジョリティー/作詞:秋元康 作曲:バグベア

大統領の曲解した発言を使用して。

声を上げなければ賛成しているとみなされる。

人に任せるのではなく、自分の意思を伝える事。

生きていれば色んな選択肢があります。

主張しなければNoという本心は伝わらない、というメッセージのように思います。

君は君らしくやりたいことをやるだけさ
One of themに成り下がるな
ここにいる人の数だけ道はある
自分の夢の方に歩けばいい
見栄やプライドの鎖に繋がれたような
つまらない大人は置いて行け
さあ未来は君たちのためにある
No!と言いなよ!
サイレントマジョリティー

出典: サイレントマジョリティー/作詞:秋元康 作曲:バグベア

2番サビです。

自分のやりたいことをやって、"One of them"=その他大勢にならないこと。

人には人の、自分には自分にしかない人生がある。

その他大勢の大人が歩く道を行ったらつまらなくなるから、未来は自分の手で切り開いていけ。

だから、"No"と言う事が大切だ。

2番も強い口調で訴えかけてくるようなサビになっています。

誰かの後
ついて行けば
傷つかないけど
その群れが
総意だと
ひとまとめにされる

出典: サイレントマジョリティー/作詞:秋元康 作曲:バグベア

人に従い付いていくことは楽であり、傷つかずに済みます。

ですがそうすると自分の"本心"は伝わらず、その群れの言葉としてしか通りません

世の中は大抵そういう構図で出来ている気がしますが、果たしてそれで良いのでしょうか。

"自由"を手にするために