おすすめ曲
夕方ジェネレーション
インディーズ時代の名曲「夕方ジェネレーション」。現在でもライブで演奏されることがあります。
バンドはメジャーデビュー後しばらく経つと昔の曲、特にインディーズ時代の曲はライブで演奏されなくなることが多々あります。
しかしBaseBallBearは昔の曲もしばしばセットリストに組み込まれるという特徴があります。
初期から自分たちが納得のいく曲を生み出し続けている証拠ですね。
夕方の情景が楽曲から滲み出ています。
聴いただけではわかりませんが、歌詞を見ると夕方ジェネレーションとyou gott a generationという言葉が交互に使われている遊び心が垣間見えます。
April Mirage
インディーズ時代の2ndアルバム「High Color Times」に収録されています。
BaseBallBearは当時、新感覚なコード進行が特徴的であると紹介されてました。
この曲はあまり有名ではありませんし、ライブでもほとんど演奏されませんが新鮮なコード感とメロディーが感じられるベボベらしい楽曲になっています。
17才
メジャー2ndアルバム「十七歳」に収録されています。
このアルバムのリード曲にもなっているこの曲はまさしく17才、青春真っ只中の感情を見事に歌い上げています。
小出氏自身も17才という歳は思い入れが大きいようで、バンド結成や高校時代の日常、恋愛など全ての詰まった期間を「檸檬が弾けるような日々」と表現しています。
ライブでも定番な曲です。この後のBaseBallBearが作っていくことになる楽曲の大きなテーマのようなものがこの曲で提示されているような気がします。
ラブ&ポップ
メジャー3rdアルバム「(WHAT IS THE) LOVE & POP」に収録しています。
ここまで曲調は明るく爽やかな曲を紹介してきましたが、この曲は打って変わり暗い曲調です。
土砂降りの雨という情景や誰か助けてくれないかという歌詞からも暗い雰囲気が漂ってきます。
この時作詞作曲をしているギターボーカルの小出氏自身も音楽に対して大きな壁にぶつかっていました。
その感情が前面に出ています。
このような暗い曲も魅力的なのがBaseBallBearです。
十字架 You and I
この曲はメジャー3枚目のアルバムが出た後に3.5枚目と位置付けられた2枚のアルバムのうち「CYPRESS GIRLS」に収録されています。
Vo.Gt.の小出氏が得意とするギターカッティングが映えるこの曲はダンスミュージックのようなリズムとマイケルジャクソンを思わせるかのような歌い方で、常に新しいことをしてきたBase Ball Bearにとってもかなり実験的な楽曲となっています。
序盤から終盤にかけての盛り上がりもさすがといった作り込まれ方がされています。
kimino-me
同じく3.5枚目のアルバム「CYPRESS GIRLS」に収録されているこの曲は日本のロックバンド、サカナクションのVo.Gt.山口一郎氏とコラボした楽曲になっています。
小出氏と山口氏はプライベートでも仲が良いようです。
ツインボーカルがそれぞれの特徴を活かしつつ歌い上げ、1番の小出パートはフォークソングのようなニュアンス、2番の山口パートではサカナクションを思わせるようなダンスミュージックになり、ラストのサビでは2人が歌い畳み掛けます。
こちらもかなり実験的な楽曲で、3.5枚目のアルバムがいかに実験的なアルバムかうかがえます。