Starwave Records presents “Starwave Fest vol.13” at Shinjuku ReNY

JR新宿駅から歩くこと約10分。 円形の建物が近年新しく誕生したライブハウス、新宿ReNYだ。この会場で、3月29日、Starwave Recordsが発足6周年を記念したレーベルイベントを開催した。 会場に入ると、まず無料配布のDVDと投票用紙を受け取る。 この投票用紙こそが、本日のメインイベントである「レーベル総選挙」で所属アーティストの人気ランキングを左右するものだ。 この総選挙とは、本イベントに出演した全バンドのうち、ゲストを除いた9バンドのアーティストを対象に行われ、ファンは好きなアーティスト1名の名前を書いて投票することができる。 1位のアーティストには事務所社長のKiwamu氏から金一封が手渡される。 様々な公約を掲げたアーティストのうち、一体誰が1位の座をゲットするのか――

MAJOLICA

1バンド目は、Starwave Recordsに所属して1年余り、惜しくもこの日解散となったMAJOLICA。

平日の日中という早いスタートではあったものの、会場には多くのファンが押しかけていた。

Masqueradeから始まり、魔女狩り、そしてSilent Killerへ。赤と黒をベースとした衣装に身を包み、歌とその動きでMAJOLICAの世界を表現する。


そして楽器隊は暴れるというよりは各々の持ち場で演奏を魅せるスタイルだろうか。


ラストの春時雨では折り畳みやヘドバンなど激しく盛り上がった後、幕は閉じられた。


次もライブが続くであろうと思わせるような、決して解散ライブには思えないステージであった。

各メンバーの次の活動に期待したい。


Vo. 京平 Gt. hisana Gt. ルル Ba. Haren Dr. 那池


01. Masquerade

02. 魔女狩り

03. Silent Killer

04. 春時雨

Calmando Qual

解散直前のライブ

続いて登場したのは、落ち着いた衣装と独特の世界観を持ったCalmando Qual。


静かに沈むような曲調で、どちらかといえば激しく拳を突き上げるのではなく、ゆっくりと、時間を忘れて聞き入りたいバンドである。

2曲目の『歪』、3曲目の『一雫の永』ではヘドバンも巻き起こった。


ラストの『クライ』では、演奏が終わりきる前に幕を閉めるというこだわりの演出を見せ、一層観客に印象付けた。


残念ながらこのバンドも6月9日高田馬場AREA公演をもって解散となっている。

Vo. Hibiki Gt. Tak Dr. MAYA サポートBa. TILL

01.抜け殻

02.歪

03.一雫の永遠

04.クライ

Fixer

番手は最近この事務所に所属したばかりのFixer。登場から最後まで、終始激しい演奏とファンの動きに、会場内は一気にヒートアップした。

メンバーはステージ上を大きく動き回り、最前ギリギリまで攻めてはファンを煽る。


衣装やメイクなど、バンドのコンセプトが伝わりやすい一体感が出ており、コテコテな激しいライブが好きな人にはおすすめだ。


Starwave Recordsに所属する前は、特別突出した印象は無かったが、見た目だけでなく、パフォーマンスも各段に良いバンドに成長していた。


ボーカルのファンを惹きつける力、そして『Ignited』のような逆ダイ曲ではファンと触れ合うような煽り方に、他のバンドのファンまでも笑顔に。


どのメンバーも平均してファンにアピールしていくところが魅力的に映った。


最後はメンバーが激しく動き回るのを止め、静止したような状態で終了。


そして毎回お決まりなのであろうファンの敬礼と共に幕は下りた。

Vo. Jey Gt. 優真 Gt. Aika Dr. Korey サポートBa. ゆたら(ex.Zillapark)

01. 孤慟 -into the vortex-

02. Ignited
Jey solo

03. 深淵

Scarlet Valse