Kalafinaの『百火撩乱』は新たな魅力のある一曲♪
4ヶ月ぶりのシングル!『百火撩乱』は和の魅力溢れる一曲
2017年8月にリリースされたKalafinaのシングル『百火撩乱』は、前作『into the world/メルヒェン』以来4カ月ぶりのシングルです。
これまでにKalafinaがリリースした楽曲はクラシックをイメージした壮大なイメージの曲や、ダークファンタジーな世界観のものが多かったですよね。
しかし、『百火撩乱』では今までのイメージと打って変わり、男性的な力強さや和の魅力が感じられる一曲に仕上がっています。
新たなKalafinaの魅力が開花した『百火撩乱』が持つ魅力をご紹介しましょう!
シングル『百火撩乱』の収録曲は?
シングル『百火撩乱』には表題曲である『百火撩乱』の他に、『カンタンカタン』、『とんぼ』の計3曲が収録されています。
『百火撩乱』はズンズンと低く響く重厚なドラムの音、どこか和風な音色に感じる笛の音など、一つ一つの音にも注目です。
今まで女性的なイメージが強かったKalafinaですが、この曲では男性的な力強さが感じられますね!
その他の収録曲は『カンタンカタン』と『とんぼ』です。
『カンタンカタン』は汽車をイメージした一曲です。
擬音を含んだどこかノスタルジックな歌詞は、汽車に乗って遠くの世界へ旅立つような一曲ですね。
ピアノの音色とKalafinaの歌声のみで作られた『とんぼ』は、どこか秋の寂しさを感じる一曲です。
どの曲も秋という季節感や切なさ、寂しさなどをイメージしており、とても統一感のある曲の流れに仕上がっていますよ!
人気アニメ『活撃 刀剣乱舞』のEDテーマ!
人気ゲームのアニメ版『活撃 刀剣乱舞』の主題歌に起用
『百火撩乱』は2017年7月から9月まで放送されたアニメ『活撃 刀剣乱舞』のEDテーマに起用されました。
『刀剣乱舞』とは元々PC向けのブラウザゲームでしたが、その後携帯アプリ版もリリースされ、舞台化、ミュージカル化などマルチな人気を誇る作品です。
日本刀をイケメン男子に擬人化した作品という事で、Kalafinaが手掛けるテーマ曲も和を思わせるイメージになったようですね!
作品の世界観を忠実に表現したような歌詞も、ファンからは評判です。
CDには様々なバージョンが
リリースされたCDには通常盤の他に、『百火撩乱』のMVを収録したDVD付の初回限定盤A、BD付の初回限定盤B。
更に『活撃 刀剣乱舞』のノンクレジットエンディング映像が収録されたDVD付期間限定盤、そして完全生産限定盤という5パターンがリリースされました。
同じ楽曲ですがおまけによってパターンが異なるので、作品やアーティストのファンは是非違いをチェックしてみてくださいね。
『百火撩乱』が描く歌詞とは?今までにない世界観も注目
『百火撩乱』は〇〇をイメージした一曲!
それでは『百火撩乱』の歌詞を見てみましょう。
アニメ『活撃 刀剣乱舞』のEDテーマというだけあって、この曲はあるものをイメージした歌詞が特徴です。
そのモチーフとは何なのか、歌詞を見ながら考えてみてくださいね!
夢を見て僕らは泣いた
涙を持たぬ筈の
鋼の心で
運命(さだめ)を思った
違う夜明けの色を祈り
出典: 百火撩乱/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
「涙を持たぬ筈の鋼の心」という歌詞からは、この曲の主人公が人間などの生き物というより無機質なものだと感じます。
しかしそんな無機質な存在でありながら、涙を流しています。
これは、「物に心が宿っている」という比喩的表現に感じますね。
何を守る為にまた
消えた時を彷徨って
滅びへと駆け抜ける
光放つ刃
出典: 百火撩乱/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
「消えた時」というのは今ここにないもの、つまり過ぎてしまった過去を意味するのでしょう。
消えた時を彷徨うというのは『刀剣乱舞』という作品に登場する『刀剣男士』と呼ばれる存在が、各時代へ行き戦いを繰り広げるという物語がイメージされます。
刃という言葉も、この作品を象徴するようですね。