本人はこのアルバムを最後に表舞台の歌手活動を引退するつもりだったそうですが、大ヒットにつき、ちょっと難しかったよう。
ファンとしてはこの年に引退しないでくれてとても良かったですが。
カバー
この楽曲も他の名曲たちと同様、多くのアーティストにカバーされています。
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- スウィング・アウト・シスター
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- ケラ&ザ・シンセサイザーズ
歌詞
それでは歌詞を見ていきましょう。
注目は「中央フリーウェイ」とはどの道路かということ。
中央フリーウェイって?
中央フリーウェイ調布基地を追い越し 山にむかって行けば
黄昏が フロント・グラスを染めて広がる
中央フリーウェイ 片手で持つハンドル 片手で肩を抱いて
愛してるって言ってもきこえない 風が強くて
出典: http://j-lyric.net/artist/a00077f/l02e939.html
調布基地を通り、山に向かっていく道路、文字通りの「中央自動車道」ですね。
この道路、ユーミンの実家と恋人・松任谷正隆さんのご自宅を繋ぐ道路だったそう。
恋人時代に、彼女を送り届けてくれる思い出の道だったのですね。
黄昏時、恋人の肩を抱きながら運転だなんて、ロマンティック。
細かいところですが、運転席と助手席の間にサイドブレーキのないタイプの車っていうと、外車を想像してしまいます。
星の中のドライブ
町の灯が やがてまたたきだす 二人して 流星になったみたい
出典: http://j-lyric.net/artist/a00077f/l02e939.html
都会の高速を走ると、夜景の美しさもポイントのひとつ。
まるで星空のような夜景を眺めながらのドライブ、いいですねえ。
中央フリーウェイ 右に見える競馬場 左はビール工場
この道は まるで滑走路 夜空に続く
出典: http://j-lyric.net/artist/a00077f/l02e939.html
右に見えるのは「東京競馬場」、左のビール工場は「サントリー武蔵野ビール工場」と言われています。
ちなみにこの曲の大ヒットの縁で、40年後の2016年、JRAブランド広告「a beautiful race」CM曲にユーミンの新曲「AVARON」が起用されました。
当時この曲に憧れたカップルが、中央高速に乗りたくなるような抜群の描写力。
こういうのワクワクしちゃいますよね。
中央フリーウェイ 初めて会って頃は 毎日ドライブしたのに
このごろはちょっと冷たいね 送りもせずに
出典: http://j-lyric.net/artist/a00077f/l02e939.html
最近は送ってくれることもなくなったね、とちょっとだけ恋人に文句を言うユーミン。
さらに、「車で送ってもらえる」という都会的で素敵な女の子の恋の成功例を示すユーミン。
好景気!って感じのラブソング。
現代だとちょっと鼻につくところもあるんですけど、メロディが良くて、ついついドライブで流してしまう1曲です。
14番目の月
そんな「中央フリーウェイ」が収録されたアルバムについても触れておきましょう。