「Anchor」
7位
「Anchor」(アンカー)は2014年3月5日に発売され、三浦大知にとって15枚目のシングル曲です。オリコンチャート週間7位を獲得しました。
それから、観月ありさ主演のTBS系列のテレビドラマ『夜のせんせい』の主題歌に起用されました。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Anchor_(三浦大知の曲)
「Anchor」は「CD」「CD+DVD(MUSIC VIDEO盤)」「CD+DVD(CHOREO VIDEO盤)」の3つの形態でリリースされました。
そしてCHOREO VIDEO盤の中には「Good Sign」と「Anchor」のダンス映像が収録。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Anchor_(三浦大知の曲)
ストリングの優しいイントロが印象的な楽曲です。このテレビドラマのために特別に書き下ろされたのです。
これはファンなら買うしかありません。三浦大知のセクシーダンスに酔いしれましょう!
マイナスの感情に心を支配された時に聴くと楽になれる楽曲で、メッセージ性がありますが決して押し付けがましくはありません。
確かな力強さと優しさで癒される曲ですね。
「Anchor」の歌詞
深掘り
「Anchor」とは「碇」のことです。何が「碇」なのかチェックです。
きみを引き留める
言葉が見つからない
惰性で埋める
眠るまでの余白
なんて無力
夜明けまで
あと少し
出典: Anchor/作詞:Nao'ymt 作曲:Nao'ymt
きみを引き留めたい気持ちです。引き留める理由とは何でしょうか。
単純に考えると別れるのを引き留めることがすぐに思い浮かびますね。
「引き留めること」=「碇」でしょう。
夜明けまで眠れない状況を歌っているようです。眠れない原因は不安か悲しみかそれても別の何かでしょうか。
自分の無力さとは、別れることになってしまった原因が自分にあるということでしょうか。
色々な可能性で考えることができます。
いずれにせよ、前向きな気持ではないのが分かりますよね。
今開いたきみのその目に
この景色はどう映るのだろう
遠く空が時を告げる
答えひとつと誰が決めた
間違えることにも意味はあるから
流されてしまいそうな時
I will be the anchor
出典: Anchor/作詞:Nao'ymt 作曲:Nao'ymt
ここでの注目の言葉は「答えひとつと誰が決めた」。
実は人生の答えや問題解決の方法は無数にあるのです。
日本式の教育だと正解は1つしかないと教えられます。
しかし社会に出て仕事するようになると正解は1つしかないという事はありません。
営業するにしても数字を取る方法はいくらでもバリエーションがあるのです。
間違えるという事は一見ダメだと思ってしまいますが絶対にそうではありません。
間違えるという事はその方法がダメだったということを発見したということです。
エジソンは電球を発明するまでに2000回もの実験を繰り返しました。
この時、エジソンは2000回も失敗したとはいっていません。
2000もの電球に合わない物質を発見したと言っているんです。
屁理屈に聞こえるかもしれませんが、それは全く違います。
失敗したと思えばやる気がなくなってしまいますが、電球に合わない物質を見つけたと思えば次を探し出すモチベーションを保つことができます。
このように同じことが起こってもその捉え方で良く捉えることができますし、悪く捉えることもできるという好例ではないかと思います。
そして、間違いが続き自分に自信がなくなって、もう駄目だなと思うときには、私が碇になるよという力強いメッセージを最後に歌っています。
これが三浦大知の温かい心の正体なんでしょうね。
誰かの顔うかがって
満たされぬ結果 眺めてたって
自分を越えることなどできない
願ってた
自由さえも
持て余してしまう
出典: Anchor/作詞:Nao'ymt 作曲:Nao'ymt
同調圧力の強い日本では結果に対して自分で判断するというよりも世間の評価で判断しがちです。
しかし、他人と比べてもいつまでたっても自分の心は満たされないですし、本当は自分自身が昨日の自分よりも1ミリでも前進すればそれでいいのです。
そうすれば自分を越えていくことができます。他人の判断基準で自分を評価するという事は非常に危険な道ではないでしょうか。
そうなると自尊心を満足させることができないので、どうしても自分のことを責めるしかなくなるからです。
みんな手を繋ぎ 明日を迎えに行こう
きれい事でもゼロになるよりマシ
顔上げて見渡せば右左
みんな手を繋ぎ
明日を迎えに行こう
出典: Anchor/作詞:Nao'ymt 作曲:Nao'ymt
きれい事って何か批判されがちです。しかし、進むべき理想や目標がなければ人生は絶対に好転しません。
きれい事でもいいので、とりあえずは一歩を踏み出す必要があるのです。
それをきれい事だからといって躊躇して自分の足を止める事は絶対にしてはなりません。
自分の足で自分の意志でもって歩くからこそ、輝く明日を手に入れることができるんですから。