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2017年02月13日更新

jpopの人気ギタリストのギター音作り

澄んだクリアな音、ゆがんだ太い音、伸びる音、ワウワウと唸るような音、などなど エレキギターは実に様々な音を作り出すことができます。 そんなエレキギターの多彩な音作り、 ここではJpop・j-rockの 人気ギタリストを取り上げて、そのギターサウンドをcheckしてみます。

Hotei vs Char - Stereocaster

Stereocaster』(ステレオキャスター)は、Charと布袋寅泰という、日本を代表する2大ギタリストが競演。
“HOTEI vs Char”名義で2006年11月8日リリースされた
インスツルメンタルのシングルです。
クレジットは、
作曲・編曲:布袋寅泰
レコーディング参加メンバーは
ギター、Charと布袋寅泰
Ju-ken - ベース
酒井愁 - ドラム
となっています。
楽譜を見ると、シャープ記号が一つの、keyGト長調で演奏されています。


「ストラトキャスター」と「テレキャスター」、
fender社を代表するの二機種のcastersoundが左右から、タイトル通り、
stereoで攻めてくる、白熱のギターバトルが圧巻。
Charと布袋のギター本体の違い、奏法の違い、サウンドメイクの違いを聴き比べてください。

例えば、人気の二大ギタリストが共演した、この一曲。二人の音の違いををまず聴いてみよう。

まず、ストラトとテレキャス、この、二種のギターの基本情報です。

「stereocaster」で使用されている、
二種類のギター、
フェンダー社の、ストラトキャスターとテレキャスター。
それぞれどんなギターで、どんな特徴があるのか、みてみましょう。
ご存知の方も多いでしょうが。

フェンダーのギターサウンドの大きな特徴は、
シングルコイルのピックアップによる、クリアな高音にあります。
パワーの面では、ギブソンのハムバッカーのピックアップに比べると不足がちながら、硬くて、輪郭のはっきりした音を出せると言われています。

まず、テレキャスター。

シングルコイルのピックアップを、フロントとリア、それぞれ異なるものを1個ずつ搭載。
ボリュームとトーンコントロールが一つずつ、
シングルコイルピックアップならではの
ソリッドでシャープな歯切れの良いシャキーンと乾いた音が特徴で、
シャキシャキ、シャカシャカと軽快に鳴るのcで、、コードカッティングにも向いています。
一般的に、後発のフェンダー(ストラトキャスター、ジャズマスターなど)のギターに比べて、
テレキャスターは、
より高音域が強調されやすく、
タイトでクリーンで、アタックのある音だと言われています。
これは、、リアピックアップの周囲にある金属プレートも、関係しているのでしょう。
また、ギブソンのレスポールなどに比べ、ギター本体の重量が、より軽いため、
ヴォーカリストがとりあえずステージで持っているギターが、
このテレキャスタイプであることが多いのも特徴といえるでしょう。

テレキャスターを使う主な有名ギタリスト

キース・リチャーズ(ローリング・ストーンズ) ジョー・ストラマー(クラッシュ) 、桑田佳祐(サザン・オールスターズ)、布袋寅泰(布袋寅泰モデル)、ブルース・スプリングスティーン、ウィルコ・ジョンソン、向井秀徳(元ナンバーガール・ZAZEN BOYS)、アベフトシ(元ミッシェル・ガン・エレファント)、YUI( YUIモデル) 、ロイ・ブキャナン、アンディ・サマーズ(ポリス) 等

ジミー・ペイジ
ジミー・ペイジといえば、ギブソンのレスポールにマーシャルのアンプ、という図が思い浮かびます。
しかし、ヤードバーズ在籍時代やレッド・ツェッペリンの初期においては、テレキャスターを愛用していました。
ツェッペリン衝撃のデビューアルバムのオープニングチューン
「goodtimes.badtimes」の、Eコードをハイポジションで、アルペジオ風に弾くイントロや、、ペンタトニックスケールを3連で上昇・下降するスリリングな間奏など、
ソリッドなテレキャスターサウンドが楽しめます。
さらに、あの大有名な「天国への階段」のギターソロは、テレキャスターで弾いています。
超高音域でも、クリアでエッジの効いたテレキャスらしいサウンドを存分に聞かせています。

キース・リチャーズ
ローリングストーンズの曲の大半を作り、弾いているキース。彼の独特のリズム・タイム感、そして、テレキャスターならではの硬いサウンドが、多くの名作リフの、真似のできない、あのグルーブを生み出しています。
そして、彼独自のチューニング、6弦をはずす「5弦オープンGチューニング」も、テレキャスターで実践しています。

そして、ストラトキャスター


1954年に発売されたオリジナルモデルが、ストラトのルーツです。
テレキャスターを原型として改良したモデルで、
ソリッドボディは受け継ぎ、ピックアップはシングルコイルが3つ、
そしてシンクロナイズド・トレモロが付いているのが大きな特徴です。
このアーム状のレバーを引き上げる、押し下げることによって
弦のテンションを変え激しいビブラートをかける事ができます。

ストラトキャスターのコントロールノブは、
音量を調節するボリュームノブが1つと
音色を調整するトーンノブが2つ付いていま
このコントロールノブと、3つのPUの組み合わせにより幅広い音作りが可能です。
3つのピックアップのスイッチは、フロント、センター、リア、そして、フロントとセンターの間、センターとイリアの間、この5つのポジションに切り替えることができます。
この、スイッチを切り替える事により生まれるのが、ストラトキャスター独特のハーフトーンと呼ばれる音色。
エリッククラプトンをはじめ、その乾いた音色を好むプロのギタリストは多く、ストラトは、ブルースからヘビメタまで幅広く使われています。
そして、レスポールやテレキャスターにはないトレモロアームを使うことにより激しいビブラートを作り出せます。それはビブラートにとどまらず、音程そのものを1度、2度とひきあげる、押し下げることができるほどで、演奏に大きな変化をもたらします。
シャープなカッティングやコードワークも.もちろん得意。
、さらに、リアPUで鳴らせばパワフルなサウンドもオーケーの、オールマイティギター。

※最もスタンダードなタイプなので種類も豊富で安く入手しやすい。
 ダブルカッタウェイによりハイポジションが弾きやすい。といったメリットもある、
ギブソンのフェスポールタイプとともに、ロック界の二大スタンダードギターと言えるでしょう。

ストラトキャスターを使う主な有名ギタリスト

ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン 、ジェフベック、イングヴェイ・マルムスティーン、リッチー・ブラックモア( ディープ・パープル、レインボー)、エディ・ヴァン・ヘイリンなどそうそうたる名前が並びます。日本でも、charはもちろんのこと、
柳ジョージ、ken(ラルク)L'ArcenCiel(ラルク・アン・シエル)など、さすがに多くの愛用者が名を連ねます。

右はstratocaster. charが弾いています。

70年代からシーンの第一線で活躍し続けているchar。

char、
今のギターキッズはよく知らないかも知れませんね。
少しプロフィールを。
charは本名、竹中 尚人(たけなか ひさと)。
:「尚人(ひさと)」→「ちゃと」→「ちゃー」と呼ばれるようになったそうです。
1976年6月にソロ・デビュー、
ギタリストなら誰もが知ってる代表曲『Smoky』は、もうこの年に発表されています。

翌年リリースされた『気絶するほど悩ましい』は、
本人の意向とは異なる『歌謡ROCK』路線でしたが、
初のアイドル系ギタリストとしてギター小僧だけでなく、広く女子にも.広く人気を博して、TVの歌謡番組にも登場。
その翌年には、『逆光線』『闘牛士』とヒットを連発。
同時期に登場した世良公則&ツイスト、原田真二のらと共に『ロック御三家』と呼ばれました。
1988年~1997年には電話通販専門のインディーズレコードレーベル「江戸屋Record」を運営。
また、『JOHNNY, LOUIS & CHAR』や『PINK CLOUD』といったユニット名義でも活動していました。
さらに、石田長生とのアコースティック・デュオ「BAHO」(馬呆)名義では
現在も活動中です。
2010年には、ネット販売専門の新レーベルZiccaを立ち上げ、自身のルーツをアレンジして収録したTRADROCKシリーズとして『Eric』、『Jeff』、『Jimmy』、『Jimi』という、三大ギタリストとジミヘンへのオマージュ作品を発表。
また、現在、イベントのみで活動するユニットで奥田民生、山崎まさよしとの『3人の侍』(Samurai‐3)があり、2011年には斉藤和義も加わり、『4人の侍』として登場しました。

なお、ロックバンド、RIZEのJESSEは長男です。

そして、chaといえば、特筆されるのは、デビュー初期にフェンダーのギター、ムスタングを愛用していたこと。
ムスタングは、ストラトキャスターより弦長の短いショートスケールのため、代表曲「SMOKY」のDm9のヴォイシングなどは、ムスタングでなければ思いつかなかったかもしれないと本人が語っているほど、当時はcharイコールムスタングでした。
しかし、2000年代に入ってからはストラトキャスターも多く使用。
2011年には米国フェンダー社とエンドースメント契約を結び、Char Signature Stratocaster? "Charizma"が製作される運びになりました。

本稿のインスト「stereocaster」では、もちろん、stratocasterを使用しています。

基本的に、ギターとアンプだけで音を音を創っていくchar。

Charは、この「stereocaster」に限らず、基本的に、ギターとアンプで音を創っていくタイプのギタリストで、エフェクターはあまり使わないようです。
この楽曲も、エフェクターは使わず、ギターとアンプだけで、音を作っています。
そして、stratoのピックアップはセンターオンリーで、太い音作りを心がけたと、インタビューで語っています。
アンプは、マッチレスノアンプだそうです。
ピックアップがセンターオンリーなのは、ストラトの.リアピックアップはエッジが効いているので、このような競演の場合は、リアを使用すると、浮いてしまい、バンド全体の音に馴染みにくいからかもしれません。
このようにシンプルな音作りなので、
通常のストラトtypeのシングルコイルのギターなら、手持ちのアンプとの間に、オーバードライブを一つ、かませれば、同様のサウンドが再現できるようです。
さて、charの演奏を観ると、
stratcasterのローポジションからハイポジションまでフレット全域をフルに使い、
低音弦でのリフ、高音弦でのソロ、いずれも、
8ビートに乗った正確なアップダウンピッキング、
ハンマリングオン、プリングオフ、
スライド、グリッサンド、
チョーキングのアップ/ダウン、
ビブラート、といった、基本テクニックに加え、トレモロアームによるトリッキーなプレイまで盛り込んで、
ロックギターのお手本のような
実に安定したプレイを聴かせてくれます。



左のギターはterecaster。布袋が弾いています。

rockを、japanの枠を超え、活躍し続ける布袋

布袋は、1981年、ロックバンドBOoWYのギタリストとしてデビュー。
BOoWY解散後はソロ活動の他、吉川晃司とのユニット・COMPLEXでの活動、他ミュージシャンへの楽曲提供。
海外では『HOTEI』名義で、イギリス、ドイツなど欧州でアルバムをリリースしている。
また、音楽プロデューサーとして今井美樹、相川七瀬、TOKIO、藤井フミヤ、JILL(PERSONZ)や江角マキコなどのアーティストに楽曲を提供したり、映画音楽も手掛ける。
さらに、アトランタオリンピック閉会式への出演。
自作が、世界的映画監督、クエンティン・タランティーノの映画『キル・ビル』のメインテーマや欧州サッカー連盟UEHAの入場テーマに使用されたり、ローリングストーンズのJAPAN TOUR』で共演したりと、
その活躍は、ロックや日本の枠を超え、多岐にわたっています。
そして、本稿の「stereocaster」で競演したcharとも、「stereocaster」発売の翌年、
『HOTEI presents "SUPER SOUL SESSIONS" BRIAN SETZER vs HOTEI vs CHAR』と冠したライブにおいて、ステージでも競演を果たしています。

「群馬のchar」、布袋。憧れのギタリストとの競演は楽しかったようです。

布袋は、charに影響を受けたと語っています。
charが、世良公則らと共にロック御三家と呼ばれていた頃の、自身最大のヒット曲「気絶するほど悩ましい」をtvの歌謡番組でrealで聴いた世代のギタリストでもあります。
自身を「高崎のchar」などと言っていたくらいですから、かなり影響を受けたのでしょう。
実際、Charについて
「バッキング、カッティングが乾いていてファンキーで歌もセクシーで憧れた」
と言っていて、
さらに、BOφWYの頃に北海道のイベントで出会って以来、事あるごとに可愛がってもらってます。」と語っています。
この「stereocaster」での競演については、
「クレジットでは、“VS”ですけれど
戦うんじゃなくて、お互いのサウンドをrespectして、プレイをenjoyする。
そんなセッションでしたね。それは、聴いていただければわかると思います。」と話しています。

「二台のギターで、しゃべってるようでした。」by布袋

charさんがテーマであるリフをストラトで弾く。「こんな感じでどう?」と。
僕がテレキャスで答える。「いいですね。そーですね」と。
このリフは、僕が作ったものなんですが、charさんがそれをローポジで、ハイポジで。時には早く荒々しく。。時には、少し優しいタッチで。と、

様々に弾き分けてくれて。
、僕が、それに呼応して、テレキャス答えていく.その繰り返しです。
同じように弾き返とともあれば、全く異なる
「これでどうだ!」なんて、charさんが挑んできたら、
「なにくそ!」と.僕が弾き返す。そんな部分もあるので、楽しんで聴いてほしいですね。

布袋のギターサウンドの特徴は?

なお、布袋が手にしているテレキャスターは、
ボディがフェンダーのカスタムショップ製で、
ネックがゾディアックワークス製だそうです。
アンプはboowyの時代から愛用するローランドのジャズコーラスではないか。
ピックアップは、映像を見ると、リアを使用。
しかし、ギターとアンプだけで.彼の音を出すのは難しいと言われます。
というのも、別の「stereocaster」の動画を観るとわかりますが、布袋のギターのシールドは、大きうなラックにつながっていて、かなり、デジタルでサウンド処理がなされているようです。布袋は、boowy時代から、様々な機材を駆使して独自のギターサウンドを創っています。、普通の市販の、ディストーションやコーラス、ディレイなどのいエフェクターをつなぐだけでは、この「atereocaster」に限らず、
布袋の音は容易には出せないと言われています。
しかし、この曲に関しては、netで、特徴のあるサウンドのヒントが見つかりました。
まず、いわゆるジェットサウンドを聴くことができます。
これは、軽めの歪みに、フェイザーかフランジャーを足して、ピックでのタッピングか、スイッチングで弾く、といいそうです。



また、動画「プルルルルル」と聞こえる面白い効果音。
のヘリコプターみたいな音はサウンド・オン・サウンド(通称 SOS)と呼ばれています。
Roland のSDE-2500というラック式のデジタルディレイ、、
SDE-2500のHOLD音とモジュレーションを使った音、だそうです。






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