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2017年02月01日更新

Mr.Childrenの応援歌「innocent world」の歌詞を解釈する

応援ソングというのは数多くありますが、ミスチルならではの表現が心を伝います。また、彼らのの音楽へかける青臭くも若々しい夢も描かれていて、力強さを感じる曲になっています。

1番の歌詞

1994年6月にリリースされた、5枚目のシングル「innocent world」。

タイトルを日本語訳すると、「無垢な世界」という意味だそうです。

200万枚近くを売り上げ、さらには、日本レコード大賞も受賞しています。

さっそく1番の歌詞を見てみましょう。

Aメロ~Bメロ<自分を好きになろう>

黄昏の街を背に 抱き合えたあの頃が胸をかすめる
軽はずみな言葉が 時に人を傷つけた そして君は居ないよ

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35238

恋人との思い出がふと蘇るような時はありませんか。

この歌詞の主人公も、恋人と抱き合ったりしていた幸せなころを思い出しているようです。

ところが、軽はずみな一言で彼女を傷つけてしまい、現在は別れてしまったことが語られています。

失恋っぽい歌詞から始まるので、恋愛ソングのように思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、恋愛関係のことは、このAメロでちょろっと触れているだけで、この先はあまり出てきません。

ですので、どうやら失恋している人を励ますようなかんじの応援ソングとは違うようです。

窓に反射する(うつる) 哀れな自分(おとこ)が
愛しくもある この頃では
Ah 僕は僕のままで ゆずれぬ夢を抱えて
どこまでも歩き続けて行くよ いいだろう?
mr.myself

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35238

窓の外でも眺めながら、そういう過去の恋愛を思い出して、少し感傷的になっていたのでしょうか。

我に返って窓に目をやると、少し冴えない表情の自分と目が合います。

その恋愛を後悔している気持ちもあったのかもしれません。

しかし、そんな僕ではあるけど、自分のことは別に嫌いじゃない。

最近では好きにさえなってきた。

そんな風に歌われています。

こういう場合に自己嫌悪にむかう歌詞は、一般的によく耳にすると思います。

しかし、「innocent world」では少し違うみたいです。

作詞者の桜井さんの性格なのかもしれませんが、自己肯定の心情が見えます。

そして、楽観的かもしれないけど、僕らしく、これからも変わらず、夢に向かって進んでいくよ。

そして「いいだろう?」と自分に問いかけています。

こういった少し楽観的な考え方は、他のミスチルの歌詞にもよく見られます。

他の曲でもぜひ一度意識して聞いてみてください。

サビ<無垢な心を持ち続けたい>

いつの日も この胸に流れてる メロディー
軽やかに 緩やかに 心を伝うよ
陽のあたる坂道を昇る その前に
また何処かで 会えるといいな イノセントワールド

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35238

このサビの部分は、単純に主人公の気分的なものを描いているともいえます。

ですが、Bメロとのつながりがいまいちわかりにくいです。

私は「夢」というのがキーワードになっているのではないかと思っています。

そして、ミスチルの「夢」が、このサビの部分で語られているように思います。

ようするに、誰かの胸の中で、軽やかに緩やかに、いつも流れているような歌を作りたい。

そして、この「innocent world」という歌も、そんな応援歌のようなものであってほしい。

そういった、彼らの願いがこめられているような気がします。

それでは、そのあとに続く、3行目・4行目の歌詞はどういう意味でしょうか。

「陽のあたる坂道を昇る」というのは、前後の文脈からすると、夢に向かって進んでいくことでしょう。

しかし、その前に、「イノセントワールド=無垢な世界」をもう一度体験したいな、と言っています。

うーん、少しわかりにくいですね。

無垢な世界と言っても、浄化された世界というような宗教的な意味ではないと思います。

そして、「また何処かで」と言っていますので、以前に体験したことがあるということがわかります。

さらに、夢を追うことの大変さ、Aメロでの失恋で感傷的になっていた心なども一緒に考えてみましょう。

そこから推論すると、恋人と付き合い始めたころの初々しさ、夢を追いかけ始めたころの必死さ。

もしくは、子供の頃のように純粋さ。

今は生活や恋愛や仕事に慣れてしまっているけど、そういった無垢な心を持ち続けたい。

そんなふうな思いが込められているように思います。

2番の歌詞

Aメロ~Bメロ<自分らしく生きよう>

近頃じゃ夕食の 話題でさえ仕事に汚染(よご)されていて
様々な角度から 物事を見ていたら自分を見失ってた

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35238

二番のAメロです。

一番のAメロで、「軽はずみな言葉が時に人を傷つけた」と言っていましたね。

それと同じように、自分のあまりよくない面が歌われています。

仕事に追われている毎日の中、社会的な役割や責任を持つようになったせいなのか。

いろんな視点で物事を考えるようになってきた。

他人への気遣いだったり、例えば、あの人の立場だったらこう考えるなぁ、といったことだとか。

それは悪いことだとは言えないのだけれど…。

他人や会社や環境や社会などに柔軟に合わせて生きていけるように成長した。

だけど、気付いたら、「本当の自分」というものがわからなくなってしまっていた、ということでしょう。

入り組んでる 関係の中でいつも帳尻 合わせるけど
Ah 君は君のままに 静かな暮らしの中で
時には風に身を任せるのもいいじゃない
oh miss yourself

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35238

仕事も人間関係も、上手く、そして、賢くこなせるようになった。

だけど、そんなに難しく考えないで、もっと楽観的に、自分らしくいこうよ。

たまにはなりゆきまかせもいいじゃないか、もっと気軽にいこうよ、と歌っています。

リスナーの人々に語りかけているように、そして、応援しているように歌われています。

サビ~<誰かを応援するような歌を作りたい>

物憂げな 6月の雨に 打たれて
愛に満ちた 季節を想って 歌うよ
知らぬ間に忘れてた 笑顔など見せて
虹の彼方へ放つのさ 揺れる想いを

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35238

6月は梅雨の時期ですので、憂鬱をあらわす季節でもあります。

(ちなみに、「innocent world」の発売日も6月です。)

とにかく、そういった暗くブルーな気分であっても、そんなものを晴れ渡らせるような応援歌を歌うよ。

その歌によって、聴く人たちが笑顔になって、心が晴れ渡る様な歌を。

そういう曲を歌い続けるのが、僕達の夢だ!とミスチルが言っているような気もしますね。

変わり続ける 街の片隅で夢の破片(かけら)が 生まれてくる
Oh 今にも そして僕はこのままで微かな光を胸に
明日も進んで行くつもりだよいいだろう?
mr.myself

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35238

「変わり続ける街」というのは、時の流れとともに成長していく心を表しているのではないでしょうか。

それと同時に、サビで歌われていたような、雨から晴れへと変っていく心もあらわしていると思います。

この応援歌が、誰かの心に響いて、その心の片隅から夢のかけらが生まれてくればいいな。

そのような願いも込められているのではないでしょうか。

「夢のかけら」というのは、誰かの未来を変えるような大それたものじゃなくてもいいのだと思います。

もっともっと些細なもの。

例えば、学生の人が、この歌に元気づけられて、受験勉強を頑張ろうという気持ちになったとしましょう。

こういうほんの小さいことでも、ある意味「夢のかけら」と言えるのではないでしょうか。

そして、それは別にミュージシャンじゃなくったってできることだ。

誰かの夢のかけらを生みだすことは、誰にだってできるんだよ、と言っているような気がします。

そしてそれが、自分自身の光、つまり自分自身の力にもなる。

その力を胸に、また夢を追い続けるよ、いいだろう?と、再び力強く自分に問いかけています。

いつの日も この胸に流れてる メロディー切なくて 優しくて 心が痛いよ
陽のあたる坂道を昇る その前にまた何処かで 会えるといいな
その時は笑って 虹の彼方へ放つのさ
イノセントワールド 果てしなく続く
イノセントワールド

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35238

最後のサビのです。

切なく優しく、心に響くような応援歌を歌い続けたい、と前のサビとは違う視点で歌われています。

そして再び、無垢な心を持ち続けたい、と歌われて、曲は終わります。

最後に

ひととおり歌詞を見てみましたが、不思議な構成だと思いませんか。

聴く人にとっては、もっと気楽にいこう!というような応援ソングになっています。

それと同時に、ミスチルというバンド自身の決意表明でもあるように思えます。

これからも、誰かを応援するような、誰かの力になるような曲をずっと歌っていきたいと。

このような、音楽やファンに対する真摯な姿勢が、今もなお愛され続ける理由かもしれませんね。

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