ミスチルファンの中で名曲と言われている失恋ソング

1番の歌詞 彼女の心変わりで失恋!?

今回紹介させていただく曲は、ミスチルファンじゃない方にとっては、あまり知られていない曲なのかもしれません。と言いますのも、シングルとして発売されていないからです。

では、どこで聴くことができるかといいますと、1994年にリリースされた、ミスチルの4枚目のアルバムに収録されております。

「Atomic Heart」と名付けられたこのアルバムは、300万枚を越すセールスを記録し大ヒットしました。そして、そのラストを飾っている曲が、この「Over」という曲で、ファンの間では名曲とされ人気のある曲となっています。

のちに発売されるベストアルバムにも収録されることになりますが、そのライナーノーツを見てみると、曲名についての説明がかかれています。

それによると、「Over」には、「ここで終わりにする」と「ここを越えていく」という二つの意味があるようです。それらをふまえて、さっそく歌詞を見ていきましょう!

何も語らない君の瞳の奥に愛を探しても
言葉が足りない…そうぼやいてた君をふっと思い出す

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=39446

「目は口ほどに物を言う」という言葉がありますが、この場面もそういうことなのかもしれません。彼女の目の中には、僕はすでに写っていなかったのです。

僕への愛は、もはや薄れてしまっていたのです。彼女から直接語られたかどうかは定かではありませんが、とにかくこの物語の主人公はなんとなく察したようです。

彼女には他に好きな人がいる!と。このように勘の良い主人公ではありますが、彼女からは「言葉が足りない」とぼやかれたことがありました。

そんなことをふと思い出したりしています。たしかに、「好きだ」とか「愛している」とかを言葉にする性格ではないようです。

彼には、「わざわざ言わなくてもいいや」という気持ちもあったのかもしれません。

いくら自分が好きでも君が好きでなきゃダメなんだ・・・

愛していた二人が別れることに

今となれば
顔のわりに小さな胸や
少し鼻にかかるその声も
数え上げりゃ きりがないんだよ
愛してたのに
心変わりを責めても空しくて

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二人は別れることになったわけですが、主人公の僕はいろいろと彼女のことを思い出します。はじめに思いだすのが、「小さな胸」というのはどうかと思いますが、妙にリアリティーを感じませんか?

本来は大きな胸が好きだったのにもかかわらず、小さい胸もすらも愛していた。鼻声っぽいところも愛していた。

つまりは、ひとつひとつ思い出していけばきりがないほど、彼女の全てを愛していた。だけど、他に好きな人がいるなら、それを責めたところで、再び僕を好きになってくれるわけじゃない。

だから、僕たちは、ここで終わり。そんな悲しき失恋ソングなのです。

過去を振り返ることで別れの兆候が見えてくる主人公

2番の歌詞 失恋を乗り越えよう!

“風邪が伝染るといけないから
キスはしないでおこう"って言ってた
考えてみるとあの頃から君の態度は違ってた

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彼女へのキスを拒まれたことがあったようですね。主人公は、そんなことをふと思い出したのです。今から思うと、あのあたりから、すでに心変わりし始めていたんだろう。主人公は、そんなことを推測しています。

いざとなれば 毎晩君が眠りにつく頃
あいも変わらず電話かけてやる
なんて まるでその気はないけど
わからなくなるよ
男らしさって一体 どんなことだろう?

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どうすれば、心変わりさせることなく、彼女の愛をつなぎとめておけたのでしょうか。「寂しかったり、落ち込んでたりしてたら、毎晩でも電話してあげるよ。」

実際にかけるかどうかは別にしても、そんな男らしい台詞を言っておけばよかったのかな。そしたら「言葉が足りない」なんて言われずに済んだのかもしれないな。

そしたら失恋せずに済んだのかな。というか、そんな台詞が本当に男らしいって言えるのかな。そもそも、こんなことをいろいろと考え過ぎてしまうのが、男らしくない気もするな。

っていうか、男らしさって一体どんなことだろう?うーん、わからない!主人公は、こんな気持ちだったのかもしれません。要するに、まだ別れたくなかったということかもしれませんね。

夕焼けに舞う雲
あんな風になれたならいいな
いつも考え過ぎて失敗してきたから Wow

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これまでの歌詞で描かれていたように、主人公は、真面目なようですが、少し頼りなく優柔不断なところもある。

今の時代で言うと、草食系というかんじでしょうか。

そんな自分の性格を振り返って、「もっと自由に気楽に生きたいもんだなぁ」と、そんなことを思っているようです。