「雨が降る」は早瀬浩一をイメージ?歌詞解説
1番
雨がやんでしまったら
どこへ帰ればいい?
きみに逢いたいときは
どんな風に呼べばいい?
だれのために なんのために
私強くなりたいの
守りたいのに戦う矛盾に
きみは答えてくれますか
出典: https://twitter.com/aaa58_HL/status/897132923547078657
「雨が降る」は雨だれを思い出させるような音に歌詞が乗せられて、しっとりと歌われるのが印象的です。
雨が降っている間は何処にも行かれないけれど、雨が止んだら<どこへ帰ればいい?>そんな切ない気持ちが歌われています。
「雨が降る」の歌詞は「鉄のラインバレル」ヒロイン・城崎絵美の視点から主人公・早瀬浩一のことを描いているのではないかと思います。
「鉄のラインバレル」で城崎絵美は記憶喪失の少女として登場します。
<だれのために なんのために/私強くなりたいの>
この疑問は、記憶が無い彼女ならではの問いとかんがえるとしっくりくるのではないでしょうか?
<守りたいのに戦う矛盾に/きみは答えてくれますか>
暴走する浩一を咎めるような言葉にも聞こえてきます。
雨が降る 虹を待つ
君の空へ連れ出して
雨が降る 終わらない
夢の外へ 連れ出して
ずっと探してた景色
たったひとつの奇跡
ねえ こんなふうに
君が私を変えていく
出典: https://twitter.com/pipipipipi45/status/670242670980153344
アニメでは、最初は浩一に嫌悪感を抱いていた絵美。
しかし、成長する浩一の姿に少しずつ心を開いていくのです。
<ねえ こんなふうに/君が私を変えていく>
絵美が浩一に心を許すとともに、少しずつ記憶を取り戻していく様子を表現しているようです。
2番
すぐにまた逢えるのに きみのさよならは
いつもやけに静かで 少し永遠に似てる
信じるより 疑うのが ぼくは好きだと笑った
善も悪も馴染めないきみに 愛をひとつわけてあげる
出典: https://twitter.com/rinade_love/status/936818963329060864
<信じるより 疑うのが ぼくは好きだ>
初登場時の浩一は正義を語りながらもかなり卑屈な性格でしたから、この歌詞の表現はピッタリの表現だと思います。
<善も悪も馴染めないきみ>とはまさに浩一を表しているようです。
言わないで 最後まで ことばよりも抱きしめて
苦しくて 苦しくて つぶれるほど抱きしめて
たった一度のキスで もっと自由になれる
もう二度と来ないこの瞬間 逃がさないで
出典: https://twitter.com/rinade_love/status/936818963329060864
ちょっと卑屈で<善も悪もないようなきみ>が恋の相手だと、言葉よりも態度のほうが雄弁なのかもしれません。
アニメ内での浩一と絵美の関係は、手が触れ合うことでお互い頬を赤らめるような中学生らしい関係に留まっています。
もしかしたら、絵美の本心はこの歌詞のような気持ちだったのかも⁉
3番
跳ねる雫 足元で消える まるでミニチュアの流れ星みたいに ずっと
出典: https://twitter.com/kizuki_selen/status/452468764303319040
アニメの設定を抜きにしても「雨が降る」は聴きごたえがある曲です。
足元で跳ねて消える雨だれは、まるで小さな<流れ星>のよう。儚くて切ないですよね。
雨が降る 虹を待つ 君の空へ連れ出して
雨が降る 終わらない夢の外へ連れ出して
たった一度のキスで もっと自由になれる
出典: https://twitter.com/nanan5102/status/626045571170615297
もう二度とこない この瞬間を
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B31316
現実を 想像を超えて きみと飛んでゆく
限界を 境界を超えて きみと飛んでゆく
出典: https://twitter.com/hana_ca0521/status/265434894606405632