全く先が見えなくて、立ち止まってしまう時があるでしょう。
そんな時は、問題を自分一人で抱え込んでしまっている状態なのかもしれません。
自分がどういう状態なのかわからないくらい、悩みに悩んでしまう時がありますね。
何をどう選べば良いのか、さっぱりわからない時もあるでしょう。
人には説明できないような、心の葛藤を抱えてしまうこともあります。
悩みは、人と人とのつながりを分断してしまう効果もあるのではないでしょうか。
一人閉じこもってしまう日々は孤独ですね。
でも、そのような時でも人と人を繋ぐ歌があるのです。
そして、その歌を忘れないでいて欲しいと主人公は“友“へ語りかけているのでしょう。
どんな不幸にあっても、幸せであったとしても、共に過ごした時間は消えません。
この思い出はいつか、振り返った時に大きな力になることでしょう。
信じた先に
明日の行方なんて誰にも分からないさ 風に揺れる花のように
確かめ合えたあの日の 約束胸に信じて
未来へ 歩いてゆくよ
出典: 友〜旅立ちの時〜/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
こうすれば絶対に成功する方法、というものは実のところ存在しないのでしょう。
明日、何が起こるか誰も予測することはできないからです。
それでも、こうすると信じることを信頼というのではないでしょうか。
できるかわからないけれど、「やろう」という強い意志が約束なのだといえます。
たとえ、約束を守れなかったとしても、守ろうとした気持ちをずっと持っていたいですね。
何も信じられなくなってしまったら、前へ進むことは出来なくなってしまうでしょう。
階段を上がっていくということは、その階段が崩れないと信じるからできることなのだと思うのです。
もし、崩れると思っていたらわざわざその道は選ばないのではないでしょうか。
未来へ進むということに、信じるということがとても重要な気がします。
信じるというのは、自分を含めた人を信じるということなのでしょう。
希望
出発の日
Wow 遠く 遠く
Wow 終わらない夢
Wow 強く 強く
Wow 新たな日々へと旅立つ時
出典: 友〜旅立ちの時〜/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
新しい日々は、どのようにしてやってくるのでしょうか。
突然やってくる時もあるでしょう。
夢へ向かって一歩踏み出したときが、新しい日々なのかもしれません。
それはとても遠く、先が見えない不安がついて回るかもしれないのです。
しかし、じっとしていても時は経ちます。
何もしないで時だけが経ってしまうことと、勇気を出して前へ踏み出すことは大きな違いがあるでしょう。
どんな些細なことでも、良いのです。
新しい日々へ向かう道は、どんな場所でも見つけられることができるのではないでしょうか。
NHK全国音楽コンクールで中学生の課題曲として制作されたこの楽曲。
全国の中学生の中には、様々なことで葛藤をかかえた人もいると思うのです。
そんな人々の心の支えになるような、勇気が出るフレーズでしょう。
歌詞そのものというより、歌として心にしみ込んでくるようですね。
思い出して
友 さようならそしてありがとう 再び会えるその時まで
友 僕たちが見上げる空は どこまでも続き 輝いてる
同じ空の下 どこかで僕たちは いつも繋がっている
出典: 友〜旅立ちの時〜/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
主人公と“友“に別れが訪れます。
時はあっという間に流れていきますね。
しかし、再び会える日は必ずくるでしょう。
そのときは、多くを語らずともよいのではないでしょうか。
どんな姿であっても元気であればいいのだといえます。
先程、空は心の鏡と説明しました。
ここでは、その空はどこまでも輝いていると変化していますね。
主人公と“友“が支え合う空は、何年経っても色褪せることはないのでしょう。
互いを信じる心は、とても強い光を放っているのではないでしょうか。
たとえ夢が叶わなかったとしても、想いあう心は変わらないと思うのです。
それぞれが、人生の荒波にもまれていく過程で互いを認め合う心は強くなるように思うのです。
そうなるまでは長い年月がかかるようでいて、すぐ明日にでも出来てしまうかもしれません。
きっとその時には、この歌が胸の中で響いているのではないでしょうか。
おわりに
卒業式の歌としても有名な【友 〜旅立ちの時〜】。
シンプルな歌詞ですがじわじわと心に刺さりますね。
辛くて悲しい時でも、この歌を思い出して乗り越えていきたいと思います。
みんなで歌ったことは、一生の忘れられない体験になるでしょう。
同じ空気を吸って励ましあっていたという事実が力をくれると思うのです。
どんなことがあっても、仲間がいることを忘れずに過ごしていきたいと思います!