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2017年03月30日更新

クリープハイプの「オレンジ」の何でもない平凡へ射し仕込む光の手前を描いた歌詞を紐解く

クリープハイプ歌詞解説第四弾。光の先にだって向かっていける。そんな希望に満ち溢れた曲を匂わせる歌詞からは正反対の平凡な毎日を覗かせる、気持ちがいいほどに最初の予想を裏切る曲です。同性カップルのリアルすぎる生活をそのまま歌詞にしています。暗闇から小さな光の先を見つめるどうしようもない二人の物語。

希望溢れるキャッチーさとは真逆のリアル

メジャー1stアルバム「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ」のリード曲です。

シングルカットはされていなく、配信限定版としてジャケットが公開されました。

トップ画像に使っているものがその時のデジタル版ジャケットです。

自身もインタビューで答えているように、

今までのイメージとは違った、キャッチーでよくある歌詞の美化されたサビ部分。

そこから手のひら返しのような、クリープハイプ色強めの、

あえて綺麗事を並べない。美化されていない歌詞の展開にやられてしまいました。

彼女についてバレないように探りを入れている彼氏の心情を、男目線で歌っています。

果たしてどれほどリアリティー溢れる歌詞なのか。少しずつ紐解いて行きましょう!

どうしようもない二人の退屈な幸せ

あのオレンジの光の先へ その先へ行く きっと2人なら全部上手くいくってさ

出典: http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=k-120418-119

イントロ部分です。


カウントから突然サビを歌い上げる希望溢れる歌詞。

これから始まる物語を引きつけるあえてありきたりな言い回し。

ここからどんな展開になるのかワクワクさせてくれます。

鑑定した君の憂鬱はただの細胞の羅列で 凡人とは違う何かが一個紛れこんでいました

確定した公共料金はただの生活の記録で 凡人とは違う暮らしに憧れていました

出典: http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=k-120418-119

1番のAメロ部分です。


いつも変わらぬ笑顔で彼氏に接する彼女。

しかし彼女には彼に内緒にしていることがあった。

そのことに薄々気づいてしまった彼氏。

平凡な幸せな暮らしの中では手に入らないモノを追い求めている彼女。

そんな彼女に疑いを持って探りを入れている彼氏の心情が、

描かれているように感じます。

あのオレンジの光の先へ その先へ行く きっと2人なら全部上手くいくってさ

あのオレンジの光の先へ その先へ行く きっと2人なら全部上手くいくってさ

出典: http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=k-120418-119

1番のサビ部分です。


ここでのこの歌詞を読み取ると、

お互いに嘘をついているけど、バレなければこのまま二人でいける。

と願っているように感じます。

逆転した夜の生活で彼女がくれる暮らしの 安定した日々の退屈を幸せと呼ぶのです

同点に追いついた時には彼女はもうそこに居なくて 安定した日々の退屈が幸せと気付いたよ

出典: http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=k-120418-119

2番のAメロ部分です。


稼ぎが少ない彼氏を、彼女が夜の仕事で自分を支えてくれていた。

完全に彼女の嘘を暴いてしまった彼氏が、いたたまれなくなって仕事を始め、

今までの生活費を返済した時にはもう、彼女はいなかった。

彼女が自分の為についてくれていた嘘を知らなければ、

安定した退屈な日々をずっと手にしていることができたのに。

彼女を失った彼氏の後悔がにじみ出ているように思います。

あのオレンジの光の先へ その先へ行く きっと2人なら全部上手くいくってさ

あのオレンジの光の先へ その先へ行く きっと2人なら全部上手くいくってさ

出典: http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=k-120418-119

2番のサビ部分です。

1番の時は同じオレンジの光の先を見ていた二人が、

ここではバラバラのオレンジの光の先を見ているように感じます。

きっと二人なら上手くいく。ってさ。

あの部屋のポストに置いてきた合鍵で 開けるドアはもうどこにも無いから


オレンジの光の先へ その先へ行く きっと2人なら全部上手くいくってさ

あのオレンジの光の先へ その先へ行く きっと2人なら全部上手くいくってさ

あのオレンジの光の先へ その先へ行く きっと2人なら全部上手くいくってさ

上手くいくってさ

出典: http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=k-120418-119

ラスサビ部分〜ラスサビ部分です。


別々の道を歩み始めた二人。

ここでようやく彼女の気持ちが現れてきているように感じます。

自分がついていた嘘に後悔し、

目の前まで見えていたオレンジの光の先を見失ってしまって、

遠くに見える光の先を呆然と見つめるしかない彼女の、

切なくて煮えきれない思いが現れている気がします。

いつか私の元に戻ってきて欲しいよ、、、。



この歌詞を一回読んだだけだとあまりよくわからない部分もあると思います。

それが尾崎世界観の歌詞の世界の魅力なのです。

私がここまで読み取るのには、MVの助けが必要でした。

この二人の物語をわかりやすく映像化してくれた、

ドラマ仕立ての内容となっていますので是非ご覧ください。

このMVを見た後に改めて聞くと、また違う世界が広がると思います。

【オレンジ 夜ver.】です。何が夜なのかMVを見ればわかります。(笑)少し刺激があるかもしれませんので、そういうのが苦手な方は、下記にて。【オレンジ 昼ver.】をご覧ください。

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この記事のキュレーター

音楽評論家気取りの音楽馬鹿です。
歌詞の世界を紐解いて綴っています。
相棒はマーティンのジュニア。
よろしくお願いします!

クリープハイプの世界観に少しでも歩み寄る事が出来たなら…。

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