赤い電車は歌い出す
ファソラシドレミファソ一
赤い電車に乘っかって
夢を探しに行くんだよ一
でっかい東京
出典: http://lyrics.jetmute.com/viewlyrics.php?id=941616
まだこの頃には、夢を探しに東京へ行くという時代感覚が残っていたのかもしれません。
この赤い電車が歌い出すという部分は、純粋な気持ちとメロディがあわさって素晴らしいですね。
ノスタルジックでありながら、ポジティブな雰囲気があります。
「赤い電車」が収録されたアルバム「NIKKI」
くるり・岸田の旅
デビュー曲「東京」で上京する人々の気持ちを歌った岸田。
インターネットやコンピュータの登場で時代が輝いていたころは電子音楽に接近し、名曲「ワンダーフォーゲル」などエレクトリックサウンドを大胆にバンドに導入しました。
また6thアルバムでは憧れのビートルズやザ・フーなどのアーティストへのリスペクトを楽曲にしました。
「ワルツを踊れ」ではオーケストラを導入してクラッシックに接近。
また東洋のルーツミュージックが感じられる結作アルバム「THE PIER」もリリース。
現在と未来と過去の音楽を紐解きながら、自在に楽曲を生み出し続けています。
そういう岸田が生み出してきた音楽は、まさに人生という旅を連想させます。
それはその時、その時の思いを歌にしているから、まるで旅をしているように音楽が響いているのだろうと思います。
彼の旅はどこへ向かっているのでしょうか?
最新シングル「琥珀色の街、上海蟹の朝」
最新シングルでは失われつつある都市の繁栄に対するノスタルジーが感じられるラップを披露しています。
地方から東京へ出て、そして世界へ、そしてルーツへと旅を続ける岸田。
年齢を重ねるうちにどんどんフィールドが広がってきるのでしょね。
最新シングルでは上海がモチーフになっています。
くるりの20回転
くるりの軌跡がわかる全38曲。聴いているとくるり・岸田の中にある様々な世界観が伝わってきます。
最後に
「赤い電車」はノスタルジックでもありつつ、懐かしい時代を感じさせる名曲です。
「赤い電車」に乗ってどこかへ行ってみたい。 そういう旅の誘惑に誘われますね。
「赤い電車」はデビューからキャリアを積み重ねて、東京が身近な存在になった岸田が生み出した名曲です。
アーティストが徐々に存在感をましていく途中で生み出された気負いのない純粋さが音楽に宿っていて、そういう曲にこそ、味わい深いものがあると思います。
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