今だ 騒げ!今だ 叫べ!
映えてるばっかじゃはじまんねーのさ
うちらのSOUL 画面カチ割って
「溢れちゃうの…」
GIRL’S HIGH
出典: AGE OF ZOC/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
ネット時代のアイドルにとってSNSは必要不可欠です。
そこで「映えてる」写真や動画をアップすることでファンを獲得していくのがネット時代のアイドル。
しかしZOCは「映えてるばっかじゃはじまんねー」と。
加工して可愛い姿を見せるよりも、自分たちのSOULをぶつけていきたい!という心意気を歌っています。
はいはい ごめんなさい
誰に謝ってんNO WAY
モヤってる もぅ!悪役だもーん
人生晒すステージの上
出典: AGE OF ZOC/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
炎上するとすぐに謝罪する風潮にも一石を投じています。
炎上の原因となった問題は大抵ネットで批判する人々とは無関係です。
炎上をおさめるためにする謝罪は問題とは無関係の人に向けられた謝罪です。
そんな主旨のずれたモヤモヤする謝罪に疑問を投げかけています。
誰に謝っているかもわからない謝罪をするくらいなら悪役のままでいい、という覚悟を示しています。
ネット批判に対する想い
見た目がどうとか股がゆるいとか
タワマンなのにね部屋がダサいとか
まあ落ち着いて?誰否定しても自分の幸せ
アガんないから
出典: AGE OF ZOC/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
【AGE OF ZOC】ではネット批判に対する想いも歌われています。
憂さ晴らしなのか嫌がらせなのか嫉妬なのか、ネットには様々な批判の言葉が飛び交っています。
しかしそんなことをしても自分が幸せになるわけではありません。
他人の不幸と自分の幸せは関係のないことです。
アゲ アゲ アゲてくのがよくねー?
すこ すこ すこだよみんなすこー!
飲んだらネッ閉じ 病んでも死ぬな
ジェラって咲かせましょう恋の花
出典: AGE OF ZOC/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
そんな無駄な批判をするより自分をアゲていくほうがいい。
酒を飲んだ勢いで批判を書き込むのなら、飲んだらネットを閉じよう。
嫉妬しても批判せずに、自分をアゲていくパワーに変えようよ。と促します。
この曲では「アゲ」という表現が多く使われています。
【AGE OF ZOC】というタイトルには「ZOCの時代」の他に「ZOCのアゲ」という意味もあるのかもしれません。
批判ばかりの暗い世の中に「もっとアゲていこー」というZOCなりのメッセージが込められています。
過激派アイドルZOC
逆に正統派アイドル
正常異常を駆け巡ってただただ猛烈に生きていく
正統派思考なのは逆に私って伝わらなくたってSING
出典: AGE OF ZOC/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
ZOCは多様化したアイドル業界の中で生まれた新世代のアイドルグループです。
確かに過激で個性的すぎるスタイルは従来のアイドルとは違うかもしれません。
しかし今や「可愛く」て「清純」なはずのアイドルも本性や裏の顔が囁かれる時代です。
アイドルはアイドルを「演じている」ということはもはや周知の事実となっています。
そんな中でZOCはひたすらに正直です。
アイドルが歌ってはいけないことを歌うほどに正直です。
この正直に生きる姿は逆に「正統派」と呼べるのかもしれません。
嘘ばかりの世界で正直に
悲しいことだけどそういうもんじゃん
努力とかゴミみたく踏んでくじゃん
優しい人は 理解されない
この世界に居座って
出典: AGE OF ZOC/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
「努力は裏切らない」なんて悲しいけど嘘だ。
そんなきれいごとは言いたくない。
でも平気できれいごとを言う人が評価されて、正直者は理解されないのがアイドル業界。
どちらが優しい人かは一目瞭然なのに。
ZOCは正直なのに過激で異端なアイドルとして評価されてしまうグループです。
でも悪役でもいいからこの世界で歌っていくんだ!という強い意志をこの曲から感じ取れます。