ここから、メロディはラップのように歌われていきます。

Pop」や「locking」などは、ダンスのスタイルとしても扱われている言葉です。

Pop」は直訳すると「はじける」。

体を機敏に動かして止めるような動作が取り入れられたダンスのスタイルは「ポッピン」という名称によって呼ばれています。

ひと昔前の「ロボットダンス」を現代風に発展させたようなダンスです。

「locking」は「ロックする」とも訳されるように、「動きを固める」という意味で使われる単語。

ダンスのスタイルにある「ロッキン」も、所々で体の動きが止まるところが最大の特徴です。

「Whipping」は「鞭を打つような」という意味の言葉。

この「Whip」から派生した「ウィップダンス」というものも存在しています。

この歌詞での言葉は「ダンスのスタイルを指す」というよりも、「そのような体の動きで」という意味に近いと感じます。

「head to toe」は「頭からつま先まで」という意味。

ダンスによって全身がすごく喜んでいて快適だ、というようなことを表しています。

Play the music let me Dance
もうヤメられない
ビートは my energy
C'mon let me dance
ルールなんてない
最高にFREE
君も Dance Dance Dance
ほら Dance Dance Dance
さぁ一緒に
感じるままに

出典: Dance Dance Dance/作詞:Lauren Kaori 作曲:DWB,Nanna Larsen

2コーラス目のサビ部分です。

改めて「一緒に踊ろう!」とみんなを誘っています。

ここでタイトルにもなっている「Dance Dance Dance」という言葉が登場します。

「Dance Dance Dance」のMVをチェック!(前半)

プロローグ部分

本作のMVにはダンスホールで踊る彼女たちが描かれています。

登場するメンバーは14人。

楽屋で身支度を整える彼女達が映るシーン(0分5秒あたり)は、言わば曲のプロローグにあたる部分です。

まだショーが始まる前に、まるで鳥籠の中で羽を動かす鳥のようにしなやかに踊る二人。

YURINOちゃんとSAYAKAちゃんです。

曲のイントロからサビ前まで

曲のイントロが始まり登場する三人(0分26秒あたり)。

踊っているのは須田アンナちゃん、中島美央ちゃん、ちゃんで、それぞれにラメの入った衣装を身に付けています。

この衣装はマイケル・ジャクソンの黒いスーツをオマージュしたもの。

エナメルのシューズやハット、ネクタイなどに「マイケルらしさ」が出ています。

ステージの後ろで凛々しく唄うのはボーカルの四人。

メンバーはAmiちゃん、Shizukaちゃん、藤井夏恋ちゃん、鷲尾伶菜ちゃんです。

3つのグループのボーカル担当が横一列に並んでいる姿は、ファンとしてちょっと嬉しい構図

スタンドマイクのスタイルも格好良いです。

その後、ドレスに身を包んだ新たな三人が登場します(0分47秒あたり)。

先ほどのメンバーが「男性役」だとすれば、次を担うのは「女性役」。

颯爽と現れるのは藤井萩花ちゃん、佐藤晴美ちゃん、坂東希ちゃんの三人で、このシーンは見どころのひとつです。

佐藤晴美ちゃんの足の長さが際立ちます。

サビの注目は「マイケルのポーズ」

【Dance Dance Dance/E-girls】歌詞&MVを解説!あなたも自由に踊ってみる?の画像

そこから曲はサビ(1分03秒あたり)に入り、それまでのメンバー全員がステージに上がります。

これまでの作品もそうですが、こういうグループダンスがさまになるのがまた彼女たちの素晴らしさ。

単なるアイドルではなく、正統派のダンスグループであることが実感できます。

1分17秒あたりに映る須田アンナちゃんのストップモーションは、まさにマイケルのポーズ。

映画「THIS IS IT」のポスターにもなった有名な立ち姿です。

「Dance Dance Dance」のMVをチェック!(後半)

【Dance Dance Dance/E-girls】歌詞&MVを解説!あなたも自由に踊ってみる?の画像

ステージ裏での風景

映像はここから楽屋でのシーンに切り替わり、ボーカル担当の四人がそれぞれアップで映し出されます。

みなさん、めちゃくちゃ美形です(1分24秒あたり)。

女性役のメンバーを挟んで登場するのが年少組の二人、石井杏奈ちゃんと山口乃々華ちゃん。

彼女たちの年齢的な立ち位置を象徴するように、ちょっとコミカルで少女のような振り付けで踊ります(1分39秒あたり)。

ラップ部分とギターのカッティング

直後のラップ部分を担当するのは男性役の三人に、ボーカルを担当していたShizukaちゃんと藤井夏恋ちゃんを加えた五人。

メロディがラップになると曲のサウンドが際立ちます。

このエレキギターのカッティングは「Chic」というグループとギタリストの「ナイル・ロジャース」を連想させるもの。

軽快な伴奏をバックに、振り付けを交えながら二人のボーカリストが流れるようなラップのフレーズを歌いこなします。

2コーラス目のサビ、そしてエンディングへ

そこからまた曲はサビ部分に移行し、ステージでのグループダンスが映し出されます。

2分15秒あたりに登場するのはムーンウォーク。

マイケルへの敬意がここでも感じられます。

ドレスのみんなも、ヒールでしっかりとムーンウォークをやります(2分15秒あたり)。

その後、鷲尾伶菜ちゃんとAmiちゃんがしっとりと歌うシーンもあり、そこから曲はエンディングに向かっていきます。

映像の終盤、2分59秒あたりでは全員が衣装を着替えステージに再集結。

中盤に映ったグループダンスを上回るほどの迫力あるステージを演出します。