再び歩き出すまで
20歳でこんな歌を作ってしまったCocco。
このほかの曲も、まるで自身の中の闇を絞り出すような歌がたくさんあります。
こんな歌詞ばかり書く人だから怖い人じゃないか、なんて思う人もいるかもしれません。
だけど本当はとても傷つきやすくて、繊細で、見たくないもの聞きたくないものに蓋ができなくて。
そんな複雑な、人間らしい葛藤を抱えた人のように感じます。
だから自分の中に溜まってしまった泥のようなものを、歌として吐き出すけれどそれでも苦しい。
実際、彼女のシンガーとしての生活は華々しい成功の日々のように見えたでしょう。
しかし実はその裏側には、拒食症と自傷行為に苦しむ彼女の姿がありました。
「歌うことが好き」は変えられない
音楽を共に作り上げてきた仲間のサポートのおかげでCoccoは再び歌うことができるようになりました。
絵を描いたり、芝居をしたり、表現の幅を広げていくことで感情のはけ口を歌以外に持てるようになったこと。
そしてやっぱり歌が好きだと感じたことが「歌いたい」という気持ちに繋がっていったようです。
拒食症や自傷行為も克服することができました。
けれどそれは完治ではありません。
彼女の体調や精神の波で時折再発することもあり、一生向き合っていかないといけないものではあります。
それでも前を向いて強く生きている女性、それがCoccoなのです。
Coccoの「今」
近年のCoccoの活動はもはや「歌手」だけではなく「表現者」。
2004年に歌手として活動を再開してからは、舞台、単行本、絵本、そして映画への出演など活躍の幅を広げています。
2017年7月には自身の20周年を記念するライブを開催。
さらに音楽フェスである「FUJI ROCK FESTIVAL2017」。
そして「SWEET LOVE SHOWER2017」への出場も果たしました。
ファンとして何よりもうれしいのが、歌っている、踊っているCoccoがとても楽しそうで生き生きとしていること。
活動休止前の姿が印象的過ぎたために、もうこんなに生き生きと歌う姿を見れるとは思っていませんでした。
これからもCoccoの歌声が聴けることがうれしくてたまりません。
最後に
いかがでしたか?
本日はCoccoというシンガーの素性も含めながら、彼女の「強く儚い者たち」という曲についてご紹介しました。
儚くも美しく、そしてどこまでも人間としての感情を携えながら生きていくCocco。
彼女のその力強い歌は、きっとこれからも大勢の人々を魅了していくことでしょう。
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