スマトラ警備隊
バンド独特の世界観とキャッチーさが合わさった名曲
相対性理論の曲の中でも特に人気の高い曲の一つです。1stアルバム『シフォン主義』に収録されています。
軽快なメロディが8ビートのリズムに乗って流れる疾走感溢れる曲です。メロディはすっと頭に入ってくるのに歌詞は相対性理論らしい面白い言葉選びがされていて、彼らの奇妙な世界観と親しみやすいキャッチーさが両立されています。
癖の強い音楽性のバンドですが、この曲は誰にでも聴きやすいのではないでしょうか。
LOVEずっきゅん
相対性理論の初期の代表曲
1stアルバムのリード曲でもある、相対性理論の初期からの代表曲の一つです。タイトルやサビの歌詞の「LOVEずっきゅん」というワードの印象が強烈ですね。
飛行機が飛ぶ夕暮れの空を背景に天気予報のようなテロップが流れ続けるという何とも言えないシュールなMVでも有名です。
カラオケやコピーバンドでも人気の曲ですが、明るいメロディやかわいい歌詞とは裏腹にバンドで演奏したり歌おうとすると意外に各パート難しくて苦戦することも多い曲です。
地獄先生
相対性理論のミステリアスな一面を押し出した一曲
2ndアルバム「ハイファイ新書」のリード曲です。相対性理論の人気が爆発するきっかけにもなった曲ですね。
先生に対する女子高生の恋心、というテーマで思春期の頃のむず痒い心理を音楽として描き出しています。
アップテンポでテンションが高めだった前2曲と比べるとしっとりしていて色気のある雰囲気の楽曲ではいでしょうか。
ませた少女が背伸びしようとしているような、切なくて少し気まずいような歌詞も魅力的です。きらびやかで落ち着いたギターの音が合わさってどこかノスタルジックな印象を受けます。
かわいくてポップなだけではない、相対性理論のミステリアスで不思議な一面が見られる曲です。
ミス・パラレルワールド
不思議な世界観と少し大人びたボーカルで高い中毒性をもった曲
一度聴いたら忘れられないサビのメロディが印象的で中毒性の高い曲です。
深夜の高速道路を逆さまに映し続けるMVも、実在の風景なのに曲のタイトルのようにどこか異世界のような非現実的な雰囲気があって面白いですね。
相変わらずの奇妙な歌詞と独特の曲構成で個性が強く、パラレルワールドに迷い込んだような異質さを見せています。それなのにメロディはポップでキャッチーな印象も保っているという、さじ加減が絶妙な一曲です。