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2016年12月20日更新

Mr.Chldrenの「HANABI」で描かれたせつない歌詞の意味を解釈する

2008年にリリースされたMr.Childrenの33枚目のシングル。現在も人気があり、カラオケなどでもよく歌われる曲です。その歌詞には、「僕」と「君」とのドラマのようなせつない物語が書かれています。色々な解釈ができるかしですが、私なりの考えを書きたいと思います。

1番の歌詞の解釈

どれくらいの値打ちがあるだろう?
僕が今生きているこの世界に
すべてが無意味だって思える
ちょっと疲れてんのかなぁ

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A03220

主人公である「僕」の自問自答から歌が始まります。

この世界に価値はあるのだろうか、と。

ちょっと疲れてるなんて言っていますが、普通はこんな問いを投げかけませんよね。

大きな失敗だとか、後悔するようなことが起きたのかもしれません。

手に入れたものと引き換えにして
切り捨てたいくつもの輝き
いちいち憂いていれるほど
平和な世の中じゃないし

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A03220

後悔するようなこととは何でしょうか。

歌詞には、「切り捨てたいくつもの輝き」とあります。

例えば、仕事やお金のために友人や恋人を切ったり、生活のために夢を諦めたり。

もしくは、新しく誰かを好きにり、今まで一緒にいた恋人を捨ててしまったのかもしれません。

主人公は、自分を正当化するように強がって、それを気にしないような素振りを見せます。

しかし本心では、おそらく自己嫌悪のような感情が芽生えているようにも思えます。

一体どんな理想を描いたらいい?
どんな希望を抱き進んだらいい?
答えようもないその問いかけは
日常に葬られてく

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A03220

じゃあ、どうすればよかったんだろうかと、自分への問いかけは続きます。

社会的・道徳的に正しいことが、いつも自分の感情と折り合うわけではありません。

間違ったり正しくないことだとしても、それが心を満たしてくれた経験はないでしょうか。

結局答えは見つかりませんが、時間がたつにつれ、その問い自体も、生活の中で忘れ去られてしまうことでしょう。

君がいたらなんていうかなぁ
「暗い」と茶化して笑うのかなぁ
その柔らかな笑顔に触れて
僕の憂鬱が吹き飛んだらいいのに

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A03220

ここではじめて「君」というもう一人の人物が登場します。

これはおそらく恋人でしょう。

こんな僕の憂鬱を、笑い飛ばしてくれるような存在だったようです。

でも、彼女はもういない。

だから、僕のこの暗い気分も吹き飛んでくれない。

決して捕まえることの出来ない
花火のような光だとしたって
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回
僕はこの手を伸ばしたい
誰も皆 悲しみを抱いてる
だけど素敵な明日を願っている
臆病風に吹かれて 波風がたった世界を
どれだけ愛することができるだろう?

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A03220

もう一回この手を伸ばしたいとはどういうことでしょう。

何のために手をのばすのでしょう。

彼女の笑顔にもう一度触れたいと思っているのではないでしょうか。

その柔らかな笑顔は、タイトルでもある「花火」に例えられています。

それに決して触れられないとわかっていても、僕は手を伸ばしたいと強く思っているようです。

そして、彼女のいない世界を、僕は愛することができるだろうかと、再び自分に問いかけています。

悲しい未来を望む人なんていないし、僕もそうなんだけど、どれだけ素敵な明日だったとしても、彼女がもういないのに愛せるのだろうかと。

主人公のせつない恋心や諦めや未練など、いろんな感情が聞き手に突き刺さってくるようです。

2番の歌詞の解釈

考えすぎで言葉に詰まる
自分の不器用さが嫌い
でも妙に器用に立ち振舞う自分は
それ以上に嫌い

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A03220

2番では、主人公の性格が少し提示され、その存在感にリアリティーを加えています。

内向的だけど、それなりに上手くこなせてるのでしょう。

サビでは、「臆病」ということも書かれていましたので、彼の性格がなんとなく分かるような気もしますね。

笑っていても
泣いて過ごしても平等に時は流れる
未来が僕らを呼んでる
その声は今 君にも聞こえていますか?

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A03220

ここらへんはありきたりな表現かもしれません。

でも、注目すべきは「僕ら」という二人称が使われていることです。

「未来」というのは、もちろんサビにも出てきた「素敵な明日」のことでしょう。

そして、面白いのは、「僕ら」というのが、僕と君と言う意味ばかりではなく、リスナーに向けた呼びかけと捉えることができるということです。

つまり、「君=リスナー」という視点で見ることもできるのかもしれません。

さよならが迎えに来ることを
最初からわかっていたとしたって
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回
何度でも君に逢いたい
めぐり逢えたことでこんなに
世界が美しく見えるなんて
想像さえもしていない 単純だって笑うかい?
君に心からありがとうを言うよ

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A03220

再びサビになります。

せつなくも美しい、ドラマのワンシーンみたいな歌詞じゃありませんか?

別れてしまうことを初めから知ってても、君とめぐり逢いたい。

しかも、「何度でも」です。

かなりの強い愛を感じます。

今の僕には、無意味なものにしか見えていない世界を、君の存在があんなにも美しくしてくれていた。

そして、そのことに心からの感謝を捧げています。

大サビ~サビの歌詞の解釈

滞らないように 揺れて流れて
透き通ってく水のような
心であれたら

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A03220

ここの歌詞は、桜井さんの哲学とも言えそうなっものが伺えます。

「揺れて流れて」とは、いろんなものに触れたり、様々な経験をするということでしょう。

ふつうなら、そうすることで、「水=心」は汚れてしまうと考えてしまいそうです。

でも逆に、桜井さんは、それらがフィルターとなって汚れを取ってくれて、だんだんと心が透き通っていくという素敵な考え方です。

「滞らないように」前を向いて歩きだしてほしいという、臆病な主人公にむけた桜井さんのメッセージなのかもしれませんね。

逢いたくなったときの分まで
寂しくなったときの分まで
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回
君を強く焼き付けたい
誰も皆 問題を抱えている
だけど素敵な明日を願っている
臆病風に吹かれて 波風がたった世界を
どれだけ愛することができるだろう?
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A03220

ラストのサビですが、ここらへんのせつない表現のうまさは、流石ですね。

「君を強く焼き付けたい」というのは、これから先も忘れないように、もう一回でいいから逢いたいという気持ちかもしれません。

もしくは、焼き付けたかったのにできなかったという、悲しさや後悔かもしれません。

そして、最後に、彼女のいなくなった世界を、僕は愛することができるだろうかと、再び自分に問いかけています。

かつては美しくて愛していたけど、今は無意味なものに感じてしまっている世界を、もう一回愛せるだろうかと。

もう一回愛してみようという気持ちも、そこにはあるのかもしれません。

「僕」と「君」とのせつない物語

僕と君は恋人だったというのは間違いありませんが、具体的にはどうなのでしょうか。

いろいろ調べてみますと、人によって様々な解釈をしているようです。

実はただの遠距離恋愛の歌詞だ、という意見もありました。

不倫や浮気の相手に対する歌だ、という面白い考えもありました。

中でも一番多かったのは、恋人とは死別してしまったんじゃないかという意見で、私もそう思います。

しかし私は、桜井さんはもっと主人公を具体的に想像して歌詞を書いたんではないかと思ったりもします。

ここからは妄想の話ですが、臆病で内向的な面もある若い医者が主人公です。

彼には恋人がいましたが、ある日、とある事故で大怪我をおい、彼の入る病院へ運ばれてきたのです。

彼は医者として彼女を治療しますが、救うことができず死なせてしまった。

そんなせつない過去を持つ主人公です。

これにはちゃんと根拠もあります。

まずこの歌が「コード・ブルー」という緊急救命医のドラマのために書き下ろされたということです。

しかも、主人公が医者だと考えると、1番の歌詞の葛藤の部分にもぴったり当てはまります。

命の重さや、医者としての理想に悩む姿が、映像が浮かぶように感じませんか?

そして、サビのせつなさが、もっとリアリティーを持って浮かび上がってくるような気がしませんか?

以上は、私の妄想ドラマですが、そういう楽しみ方もいいですよね。

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