次に、こちらの歌詞です。

ここでは、曲中の"僕"の気持ちが真っ直ぐに表現された歌詞になっていることがわかります。

僕は君の全てをまだ知りきれていないかもしれない。

でも1億人もの中から君を見つけることができたんだ。本気でそう思っているよ。

この歌詞の意味としては、このような形になります。

人と人との出会いは、得てして奇跡のようなものです。

全世界には65億人、この日本という国だけでも、1億人の人がいます。

今あなたの目の前にいる大事な人と出会える確率は、単純に1億分の1。

何かのタイミングや確率を、ほんの一瞬違えただけで。

今大事な人と一緒に居られる未来は、ひょっとしたらなかったかもしれないのです。

宝くじが当たることより、ずっとずっと低い奇跡のような確率だということがお分かり頂けるでしょうか。

人は誰かと、頭のてっぺんからつま先まで完全に分かり合う事はできません。

それは恋人であっても親友であっても、家族であってもそうです。

それでも今目の前にいる君が、僕にとってものすごく大事な存在であることに変わりはありません。

なぜなら2人は1億分の1の奇跡で出会い、そこからさらにお互いを愛し合う事ができた。

そんな途方もない奇跡の確率を経て、一緒にいることのできる2人なのですから。

大切な君にはもう会えなくて…

些細な言い合いも、もう無いんだね

些細(ササイ)な言い合いも無くて(La la lai la la lai)
同じ時間を 生きてなどいけない
素直になれないなら 喜びも悲しみも虚しいだけ

出典: 粉雪/作詞:藤巻亮太 作曲:藤巻亮太

そして、こちらの歌詞を見ていきます。

ここでは、すでに失ってしまった彼女に対してまるで囁いているような歌詞になっているのがわかります。

彼女と一緒にいられる時間を永久に失ってしまった僕。

今思い返せば一緒に笑い合った日々はもちろん、些細な喧嘩をした時のことでさえも…。

どうしようもなく懐かしく、そして愛おしい日々だったように感じるのです。

もう些細な言い合いも無くなってしまったんだね。

僕らはもう、同じ時間を生きていくことができないんだ。

喜びや悲しみの感情さえも、すべて虚しいものだと感じてしまうのです。

なぜなら、それを共に感じていた君が、もう目の前にいないから。

この歌詞の意味は、そのようなものになるのでしょうか。

粉雪が心まで白く染めてくれたら…

粉雪 ねえ 心まで白く染められたなら(Ah ah ah ah ah-)
二人の 孤独を分け合うことが 出来たのかい

出典: 粉雪/作詞:藤巻亮太 作曲:藤巻亮太

最後に、こちらの歌詞です。

ここでは、曲中の"僕"が粉雪に願いを言っているような表現になっていることがわかります。

もうすでに失ってしまったモノに対して近づきたい。

そのような気持ちが、比喩的に表現されているようにも見えますね。

今すぐ君にもう一度会いたい。

戻ってきてくれ、なんて言わない。君の元へ僕が行く形でも構わないから。

そうしたら、君が感じていた苦しみや悲しみ、そして孤独。

それを僕にも分け合って欲しい。君の孤独を僕にも分けて欲しい。

1人で苦しまないで欲しかった。僕も一緒に、その悲しみに寄り添わせて欲しかった。

そのような彼女に対する願いを、僕は感じているのではないでしょうか。

ねぇ、粉雪よ。君が僕の心まで白く染めてくれたら、彼女と僕の孤独を分け合うことができたの?

ここの歌詞の意味としては、このような意味になりますね。

レミオロメンおすすめ楽曲

レミオロメンの名曲「粉雪」の歌詞の知られていない本当の意味とは!?PVが切なくて泣ける…!の画像

ここまで「粉雪」の歌詞の内容についてご紹介してきました。

喪ってしまった大切な人への、悲痛な願いや叫びが込められた、そのような1曲だったのではないかと思います。

そんな切ない名曲を作り上げるレミオロメンですが、これまでに彼らは他にも多くの曲を作り上げてきました。

そこでここでは、そんなレミオロメンの中でもおすすめの曲を紹介したいと思います。

もしよければぜひ、「粉雪」とあわせて聴いてみて頂ければと思います。

3月9日

まずはこちら。

これまでに数多くの曲を作り上げてきたレミオロメンの中でもおすすめ「3月9日」です。

この曲は門出を祝う曲として、多くの卒業式などでも歌われている名曲です。

ですが実はこの曲、元々はボーカルの藤巻良太が結婚する友人を祝うために作った曲なんだそう。

そんな由来もあってか、MVでは卒業式当日に姉の結婚式に参列する女子高生の物語が描かれています。

この映像で主人公の女子高生を演じたのが、元女優の堀北真希。

彼女の透明感がありつつもどこか陰のある、儚い独特の演技。

それがこの女子高生の機敏に揺れる、10代ならではの複雑な感情をとても鮮やかに表現していますね。

とても切なく、かつ優しい歌詞が印象的な1曲です。

南風

切ない曲に定評のあるレミオロメンですが、ポップな曲も素敵なものがたくさん。

そのうちの1つとして人気の曲が、こちらの「南風」です。

大好きな人と一緒に居られる嬉しさやときめき。

それをとても真っすぐな歌詞で描いた曲が、この曲となっています。

これから大好きな人に愛に行く、わくわくどきどきした時間。

どんな服装で行こうかな、会ったら何を話そうかな。

2人で過ごす時間のことはどんな些細なことも、全て楽しみになってしまいますね。

そんな時にぜひこの曲を聴いて、気分をあげて頂くといいかもしれませんね。

最後に…

レミオロメンの名曲「粉雪」の歌詞の知られていない本当の意味とは!?PVが切なくて泣ける…!の画像