そもそもSONARってどんなDAWソフト?
今の音楽シーンにかかせなくなったDAWソフト。Pro tools、Cubaseなどいくつかありますが、その中でSONARも有名です。
筆者もSONARユーザーの一人ですが、では、そのSONARはどんな特徴のあるものなのでしょうか。
SONARの特徴の一つ目は、Windows専用のソフトであること。
Pro toolsなどはWindows、Mac両方で使えるようになっています。
購入時に選択する場合とインストール時に選択する場合があります。両方使えるなら、そっちの方がいいのでは?と思う方も多いと思います。
しかし、Windows専用ということはWindowsの良さを引き出して使うことができる、すなわち、力を存分に使えるということです。
両方使えるということは、両方に共通して使えるようにしなければならないということなので、Windowsパソコンを使っている方にとっては、SONARは強い味方になるのです。
そして、二つ目の特徴としては、プラグインソフトである音源のソフトが多いということです。
つまり、ギターやベース、ドラムはもちろん、ストリングス、ブラス、パーカッションなど多くの楽器が最初から使えるのです。
また、エフェクトも多く、音作りからミキシング、マスタリングまですべての作業をSONARのみで行えます。
こうしたプラグインソフトが多いことは、とても大きな魅力となります。
作曲の仕方は人それぞれ!
作曲をする方によって、そのやり方はそれぞれ違います。メロディーからコードを付ける人、コードからメロディーをつける人、歌詞を書いてメロディーをつける人、歌詞は後から付ける人など。
筆者はサビの部分はメロディーからコードを付ける形で、そこから全体のコード進行を作っていきます。ここまではSONARを使わなくてもできるので、まずはイメージを作り上げます。そして、ここから先はSONARを起動して、作っていきます。
流れとしては、MIDIで曲を作り、MIDIデータをオーディオデータ化してから歌のレコーディング、そして、ミキシング、マスタリングの順で進めていきます。今回は、筆者のこの曲作りの流れに沿って、SONARの使い方を説明していきたいと思います。
プラグインシンセを立ち上げよう!
まず、音源のソフトであるプラグインシンセを立ち上げましょう。筆者がよく使うのは「D-Pro」です。D-Proはギター、ベース、ストリングス、ブラスなどの音がとてもリアルな音で収録されているプラグインシンセです。
プラグインシンセの立ち上げ方は簡単です。画面の右側のプラグインブラウザから使いたいプラグインシンセをダブルクリックし、OKボタンを押すだけです。
立ち上がったプラグインシンセのアイコンをダブルクリックすると、そのプラグインシンセの設定画面が出てきます。そこで、使いたい音(楽器)を選択するのです。これで、プラグインシンセのから音が出るようになります。
MIDIを使って曲を作ってみよう!
SONARを使って作曲をするうえで、MIDIの使用は避けて通れません。ただ、そんなに難しいものではなく、むしろ、使えるようになると、オーディオデータよりも細かい調整が可能です。
オーディオでレコーディングしたものは、間違えたらもう一度レコーディングしなければなりませんが、MIDIでは、画面を見ながら簡単に直せますし、タイミングや音量も簡単に調整できます。
MIDIキーボードを接続しよう!
EDIROL MIDI KEYBOARD CONTROLLER PCR-500
上記のMIDIキーボードは筆者が使っている「EDIROL PCR-500」です。
コントローラーがついていますが、ほとんど使っていませんので、使って便利に思う方と思わない方がいるのかなと思います。鍵盤は49鍵で、これくらいは最低でも欲しいかなと思います。
これより少ないとオクターブの調整を何度も行わなければならず、不便になります。
キーボードは弾けないという方もいると思います。確かにキーボードが弾けない方にとってはMIDIキーボードは必要ないかとも思いますが、ピアノなどの微妙な人間らしさを表現するためには、少しずつでいいので弾いていった方が良いです。
例えば、ピアノでドミソを弾く時に完全に同時に音がなることはほぼないです。
微妙にずれるのが当然で、それが人が弾いているように聞こえるコツです。
また、ドとミとソはそれぞれ違う音の強さになるはずなので、強さもバラバラにしなければなりません。
こうしたことをマウスを使って行うこともできますが、MIDIキーボードで弾いた方がそれが自然にできるのです。
おすすめの作曲に必要な49鍵盤 midiキーボード
筆者はこのmidiキーボードですが、他にもDTMや作曲でおすすめのキーボードがあります。
M-AUDIO エムオーディオ MIDIキーボード Keystation
重そうに見えて軽量ボディで、セットアップや移動が簡単なのが特長です。
そして、iOSデバイス対応(Apple iPad Camera Connection Kitが別途必要)しているのも嬉しいですね。最近はipadなどで録音する人も増えているので嬉しい機能です。
DAWソフトウエア「Ableton Live Lite」が付属しているのでこれを購入し、オーディオインターフェースがあれば作曲がすぐ始められる状態になりますね。