きれいな花を咲かせたとしても、すぐに枯れてしまっては意味がありません。

雨や風にさらされてもなお、強く咲き続けて人々の心を惹き付ける。

そんな花のように在り続けることを主人公は望んでいるのです。

そのために彼女は多くの努力を積み重ねてきました。

たゆまず歩み続けた距離は、相当のものになっているはずです。

「don't let me down」はがっかりさせないでという意味に訳されます。

この言葉に表されるのは成功を強く願う気持ちです。

これまでの頑張りが無駄ではなかった。そう思える結果を手にしたいのです。

希望を抱く

風に舞う花も この心模様も
変わらないものは無いと知っている

例えば暗闇に飲み込まれたって
必ず巡り巡って陽が差すよ

出典: From The Seeds /作詞:松尾レミ(GLIM SPANKY) 作曲:GLIM SPANKY

成果が見えない中で努力をし続けることはそう簡単ではありません。

もうだめなのではないかと、諦めて全てを投げ出したくなることもあるでしょう。

歌はそんな折れそうな心を鼓舞します。

止まない雨がないように、終わらない苦しみはないのです。

時が経ち季節が巡れば今とは違う景色が見えます。

その時にはきっと世界は明るい光に包まれているはずです。

物事は必ず良い方へ変わっていきます。

だから希望を失わないでいよう。そう歌は心を奮い立たせます。

心を培う

誰もが種を蒔いてきたんだ 自分へ
理想の様に咲くかなんて わからぬけれど
美しいだけじゃつまらない
誰でもない心を そう
耕したことでいつかは輝くの
ドントレットミーダウン

出典: From The Seeds /作詞:松尾レミ(GLIM SPANKY) 作曲:GLIM SPANKY

培ってきた努力は全て自分自身の糧になります。

思い描いていた結果に辿り着ける保証はないかもしれません。

ですが、努力をして得てきたものは無駄にはならないのです。

迷いや苦しみの中でも、必死に前を向いて努力をしてきた経験は何よりも自分の心を育ててくれます。

きれいな花が咲き、大きな実りを迎えるためには豊かな土壌が必要です。

望みを叶えるために豊かにするべき大地。それこそがなのです。

どんなにきれいに身を飾っていても、心が貧相では人を惹き付けることはできません。

人は豊かな心を持ってこそ、魅力というものが生まれます。

多くの困難を乗り越えて強く優しく育った心

それは必ずや輝く魅力となって、願いを叶える助けとなるのです。

たどり着く答え

努力の果てに

未来の希望を叶えるための努力。これまでしてきたことは決して無駄ではない

歌を通して伝えられてきたメッセージが最後のサビでより強く表されています。

これまでのサビの歌詞を繰り返すことによって、その思いが強調のされているようです。

行き着く先の未来にどんな結果が待っているのか、まだ答えは分かりません。

それでも、主人公は自分にできる最大限の努力をしてきました。

長く苦しい道の果てに、確かな成長を感じているのでしょう。

それゆえに、絶対に叶って欲しいと強く願うのです。

運命

誰もが種を蒔いているんだ 未来へ
どこでどうやって咲くかなんて知らないけれど
美しいだけじゃ駄目なの
汚れても輝く様 やってきた事は確かだ
芽を出して ドントレットミーダウン

やってきた事は確かだ
運命よ ドントレットミーダウン

出典: From The Seeds /作詞:松尾レミ(GLIM SPANKY) 作曲:GLIM SPANKY

どれだけ頑張っていたとしても、最終的な結果を決めるのは主人公ではありません。

自分ではどうにもならない力、運命がそれを決定づけます。

ドントレットミーダウン

出典: From The Seeds /作詞:松尾レミ(GLIM SPANKY) 作曲:GLIM SPANKY

歌詞には繰り返しこの言葉が歌われます。

失望させないでほしい。その言葉の通り、努力に報いる結果を最後に与えて欲しいと願っているのです。

運命に対して、主人公は強気な姿勢を崩しません。

これまで奇跡ともいえる困難な願いを叶えるために絶え間ない努力をしてきました。

そこに妥協やうぬぼれは一切ありません。

培ってきた自分の力が確かなものであると強く信じているのです。

運命さえ乗り越えて、奇跡を起こしてみせる。主人公はその決意を胸に走り続けてきたのでしょう。

枯れ果てた大地も、耕し続ければ作物を実らせる豊かさを得られます。

主人公のたゆまぬ努力は豊かな土壌を作り出しました。

そこに撒かれた種は、やがて大いなる実りを迎えるのではないでしょうか。

力強い声に秘めた意志

種撒く意味