胸を打つ応援歌「ホイッスル~君と過ごした日々~」
2013年1月、miwaの10枚目のシングルとしてリリースされた「ホイッスル~君と過ごした日々~」。
この曲は、第91回全国高校サッカー選手権大会の応援歌として作られたものです。
制作にあたって、miwaが実際に高校サッカーの試合に足を運びながら書き上げていったという、彼女の楽曲への真剣な想いを感じさせる話も残されています。
情景を描写したような楽曲
「ホイッスル~君と過ごした日々~」で聴けるのは、miwaの心に訴えかけるようなメロディセンスです。
そしてその歌を支えるアレンジもまた素晴らしい!
しっとりとした雰囲気で奏でられるピアノと優しい歌声が沁みる曲の序盤や、サビで聴かせる高ぶるようなメロディに呼応するストリングスの響き。
歌と演奏の絶妙な重なりに、こみ上げてくるものを感じます。
ほかにも、2番Aメロで聴けるさりげないカッティングギターの音色は、歌詞にもある夕焼けをイメージさせるようなものでした。
まさに情景を描写したような楽曲になってます!
3rdアルバム「Delight」にも収録
「ホイッスル~君と過ごした日々~」は、2013年5月にリリースされた3rdアルバム「Delight」にも収録されています。
このアルバムは、シングル曲が多数収録されている他、miwaがギターソロに初挑戦した「Sparrow」なども含まれており、聴きごたえのある1枚に仕上がっています!
青春の日々を歌う歌詞を紹介!
「ホイッスル~君と過ごした日々~」の歌詞には、青春を感じさせる描写がたくさん詰まっています。
青春の日々に自分の姿を重ねて聴くのも味わいがありますし、応援歌として作られたものなので、何かに一生懸命に取り組んでいる人には、励みになるメッセージも込められています。
ここからはいよいよその歌詞を紹介していきます!
練習に励んだ日々を描く
透き通った声がグランドに響いては風が吹いた
どれくらい夢を叶えてこれたかな
出典: ホイッスル~君と過ごした日々~/作詞:miwa 作曲:miwa
部活で練習に励んだ日々を描いた1番のAメロ。
「過ごしてきた日々でどれくらい理想に近付けたかな」と思い起こしている様子を表しています。
喜びの裏に苦しみが隠れてる
誰にも言えないこともあったでしょ?
一人じゃないよ ここにいるよ
「がんばれ」「大丈夫」何度もくり返した
出典: ホイッスル~君と過ごした日々~/作詞:miwa 作曲:miwa
Bメロから、練習に励む彼を傍らで観ていた主人公に視点が変わります。
試合に勝つために、苦しい思いもたくさんしてきた。
悔しくて涙を流すようなこともあった。
そんな彼をずっとそばで応援していた様子を描いています。
この曲で一番伝えたかったメッセージ?
走る君の姿は まぶしくて切なくて本当に好きだった
いま見てる景色が遠くなっても
君と過ごした日々を忘れたくない
出典: ホイッスル~君と過ごした日々~/作詞:miwa 作曲:miwa
一生懸命に取り組む彼がとても輝いて映っていたことを歌うサビの歌詞。
何年も経って、これが昔のことになってしまったとしても”忘れたくない”と、その姿に胸を打たれたことを表現しています。
曲中に何度も繰り返されるこの部分の歌詞には、miwaが一番伝えたかったメッセージが込められているように感じます。
一生懸命に取り組む姿は、見ていた人の心に残り続けるようなパワーを持っているのでしょうね!