旅立ちの季節に聴きたい春ソング

別に旅立ちたいわけではないのに、春という季節には無理にでも新しい生活を始めなきゃいけない雰囲気もあります。 それはまるで、無理やり季節に背中を押されているようです。 この曲で印象的なのは終盤の歌詞です。

手紙を書くのか書かないのかどっちなんだと突っ込みたくなるかもしれませんね。

残像カフェの大森元気は、この歌詞について、こんな解説をしていました。

「手紙を書きたい気持ちはあっても、あたらしい日々に夢中になっていたら手紙を書く暇もないかもしれない。

手紙を待つ方としては、手紙はもちろんほしいけど、あたらしい日々を楽しく過ごしてほしいから、届かない方がいいことなのかもしれない。

そんな送る方と受け取る方の複雑な思いを書きたかった。」のだそうです。

2003年に結成されたバンド・セカイイチの2008年リリースのシングル。 夢を持って旅立つ人の決意が読み取れる歌詞に、勇気が湧いてきます。 楽曲も、ロックだけでなくソウルの要素も含まれていながら、とてもキャッチーなので聴きやすいです。

今回紹介したミュージシャンは、確かにテレビの音楽番組で頻繁に見かけることはないかもしれませんが、ラジオではよく耳にするミュージシャンばかりです。 旅立ちは期待と不安が同時に押し寄せるので複雑な感情になるかもしれませんが、せっかくなら明るい未来を思い描きたいものです。 今回紹介した曲を聴くことで、あなたの旅立ちの一歩が希望に溢れたものになれば幸いです。