アコースティックギターの選び方

自分に合ったサイズを考える

見た目が可愛らしいギターはたくさん種類があって、どれを選べばいいか迷ってしまいます。


今回は、初心者の方が長くギターを続けられるという軸から考えてみようと思います。


様々なスキル同様に、ギターの習得のためには、もちろん練習時間も大事ですが「ギターを持ちたい」というきっかけを作ることが、大事になります。


アコースティックギターは、割と大きなものから、小ぶりなものまでいろいろあります。


自分が抱えやすいサイズというのを考えてみましょう。


体と、抱える方の腕の間に、ギターが入るイメージをしましょう。


大きめのギターが心地よさそうか、小ぶりが心地よさそうか、実際にギターを持つ姿勢をしてみてください。

材質による重さを知る

次は、ギターに使われている材質の話です。


基本的には、思い材質の方が、音の伸び(サスティーン)が良いとされています。


でも、音の伸び=楽器の良し悪しではないので、最初に持つギターは軽いものにしたいものです。


アコースティックギターのトップ、一番表面に見えるところの木材は、スプルースという松の仲間の木材が使用されています。


そして、ボディーバックには、ローズウッドかマホガニーが使用されています。


ローズウッドはマホガニーよりも重たいです。


最後は、ネックと指板です。


指板にはローズウッドやエボニーが使用されます。

エボニーとローズウッドは、どちらも非常に重い木材になります。


つまり、ネックには、ほとんどローズウッドという木材が使用されるので、ネックが細いギターやスケールの身近いギターを選んだ方が、軽くなるということです。

バランスの良いギターとは

どんなに軽くても、どんなに良い音がしても、重量バランスが悪いギターは、初心者向きとは言えません。


では、どのような重量バランスがいいのでしょうか。


それは、けっこうかんたんで、座ってギターを持つときは、脚にギターをのせますよね。


そのときに、バランスの悪いギターというのは、糸巻きのついている方のヘッド側が極端に下がってくるギターです。


あるいは、ギターの背中側がアーチ状になっていて、足から滑ってしまうギターです。


この2点に注意して、ギターを弾くことに集中できるギターを選びます。

レギュラー以外の形を知る

お店で見るギターや、アコースティックギターのイメージというのは、割と大きなものだったり、腕をいっぱい伸ばすようなイメージではないでしょうか。


弾き語りで歌っている人や、アーティストがもっているようなアコースティックギターって、多少大きさや形に違いはあるものの、レギュラーサイズと呼ばれるものです。


レギュラーサイズは、音量やサウンド、演奏手法、様々なシチュエーションに対応できます。


しかし、初めてギターに触る人や、特に女性には、初めは大きく感じられます。


世の中には、ミニギターと呼ばれるものも存在していて、チューニングは普通のギターと一緒ですが、サイズがミニな、かわいらしいギターがあります。


なにが良いかと言いますと、手の小さな方にもフィットする、音量がちょうど良いので部屋で弾くのに適している、抱えても疲れない、ということです。


ラインアウトがついているものでしたら、ライブでも使えますし、その小ぶりなサウンドが特徴で、レコーディングでも使用されます。


一つ注意したいのは、安価すぎると、ギターのチューニングが狂いやすいです。


チューニングが安定しないと、練習の妨げになりやすいので、楽器店員さんや詳しい相手といっしょに選びましょう。

拡張性を考える

エレアコという、アンプに接続できるタイプがあり、将来的にライブを考えたギター選びの場合、このエレアコタイプにするのがいいです。


エレアコを選ぶ場合、アクティブ型と、パッシブ型というのがあります。


要は、アンプ内蔵かそうでないか、ということなんですが、ここは、アンプ内蔵型のアクディブ型を選んでください。


シンプルに接続した際の音量が全然違います。

アクティブ型の方が、出音が大きいということです。


パッシブ型は、音作りにこだわることができるとも言えますが、プロの現場でもあまり見かけることはありません。


そして、ストラップをかけるストラップピンがあると便利です。


ストラップピンがなくても、紐をかけて使用することができますが、ギターフォームが固定された感じになってしまいます。


最後に、弦高調節可能なブリッジだと、便利です。


弦の高さは、低いほうが押さえやすいので、自分で調節できるブリッジは、供えてあると便利です。


新品のアコースティックギターは、弦の高さが高めであることが多いので、弦の高さを調整することも、弾きやすいギターにするということも覚えていただきたいです。

購入楽器店の選び方

ギターのサイズが決まったら、どこで買うかという、楽器店の選び方も楽しみの一つです。


まずは、3本くらい触らせてもらってください。


実際に演奏できなくても、フィット感を確認する上でも、ギターを持ってみることは大事です。


もちやすいな、とか、握りやすいなといった感覚を、数本の中から選んで見てください。

リアルウッドでできているギターは、メンテナンスが必要です。


なんか弾きづらい、と思ったら、知識あるプロに見てもらうのがいいです。


そのためには、あらかじめメンテナンスのできるスタッフがいる楽器店で購入したいですね。


様々な疑問やトラブルに答えてくれると、ギターへの興味も深まりますし、モチベーションアップには欠かせません。


ぜひ、アフターケアの整った楽器屋さんをリサーチして見てください。

おすすめのギター教室

楽器屋さんで購入したら、せっかくなのでギター教室も申し込んでみてください。


大手の楽器屋さんでしたら、教室がついているところも多いですし、無料の体験教室もあるはずです。


楽器を習得するためには、時間が必要ということは説明しましたが、やはり人から習うことが、結果的に時間もお金も有効に使えます。


自分が、なにでつまずいているかは、人に見つけてもわなければ気づかないものです。


楽器購入と教室の申し込みを一度にやってしまって、楽しい楽器ライフが早く送れるように仕組み化しましょう。


どこの音楽教室がいいか、迷うと思いますが、ここでのポイントは「近いところ」「通いやすそうなところ」という点から選んで大丈夫です。


参考までに、3つの音楽教室をご紹介しますので、サイトをのぞいてみてください。


山野楽器

山野楽器が運営する音楽教室の強みは、楽器店と併設されているところが多いということです。


楽器店は、だいたいが駅近だったり、ショッピングモールの中だったり、アクセスしやすいところにあって、他の用事と合わせて通えるのが便利です。

創業120年以上の歴史がある山野楽器はこちら

EYS音楽教室

EYS音楽教室のいいところは、これまで敷居のたかそうなイメージのある音楽教室を、身近なものに感じることができる、ということです。


テキストにそっただけのレッスンを排除して、徹底的に生徒にカリキュラムを合わせてくれるところが、入門者にとってはありがたいです。


そしてなんといっても入会と同時に楽器が無料でプレゼントされるのが大きなポイントです。