快適に良い音で!

音楽を楽しむ方法は様々ありますが、普段どのようにして音楽を聴いていますか? スマホ / ポータブルプレイヤー / パソコンなどにイヤホン / ヘッドホン / スピーカーなどを組合せているのでしょうか??? それともCDプレイヤーとかレコード???  まだまだありますが・・・やはり音楽好きな方であれば、好きな音楽を「快適」に、そして「良い音」で楽しみたいのでは!? そんな音楽好きの方へ、今回はPCオーディオについて解説します。

PCオーディオとは?

ザックリ言いますと音楽を聴く際にパソコンを再生機器として用いる方法です!

PCオーディオはオーディオシステム!

PCオーディオとは図のようなオーディオシステムのことを指します。

特徴的なのはUSB-DACという外付けハードウェアをシステムの一部に組み込むことです。

PCオーディオの特長!

パソコンの音の伝達を確認してみよう

ほとんどの方はご存知だと思いますがパソコンから音が聞こえてくる仕組みをザックリと説明させていただきます。 パソコンで音楽を再生する際、CDや音楽ファイルなどの音源データが必要ですね。 パソコン内の音源データの情報はデジタル信号です。 一方、ヘッドホンから聞こえる音はアナログ信号の情報になります。 このときデジタル信号をアナログ信号にしなければ、人は音として認識することができません! そのため通常パソコンにはデジタル/アナログ信号変換機器が内臓されていて、変換された信号が接続されたヘッドホンから人の耳へと音として届けられます。 これは内臓スピーカーを使用するときでも一緒で、必ずデジタル/アナログ信号変換機器を通過します。 つまりパソコン自体の音質の違いは、この変換機器に起因する部分が大きいのです。

PCオーディオの音の伝達を確認してみよう

全てのパソコンが音響面重視の設計であれば良いのですが、そうではありません・・・


「そしたら高音質のスピーカーとかイヤホン・ヘッドホンを使えば?」と思いますよね。


間違いではないのですがスピーカーやイヤホン・ヘッドホンまでに辿り着く音が異なるとしたら、どうでしょうか???


例えば、同じ写真を同じパソコンディスプレイで見るとします。


カメラの性能が異なれば、その写真の印象は異なりますよね!?


音も同じようなことですね。


このことからデジタル/アナログ信号変換機器次第で、スピーカー・ヘッドホン・イヤホンの良さの引き出し具合も変わってくることが分かりますよね!?


そこで登場するのがPCオーディオです!


PCオーディオは図のようにパソコンの情報をUSBコネクターよりデジタル出力でUSB-DACへ伝えます。


パソコン内部のデジタル/アナログ信号変換機器を通過せず、USB-DACがデジタル/アナログ信号の変換を担います。


ですからパソコン自体の音質に不満があっても、PCオーディオというシステムはそれを解消できることが可能になります!!!!!

PCオーディオのメリット

USB-DACの選択肢が豊富!

文字通りUSBケーブルでパソコンとの接続が簡単に行え、様々な種類の製品があります。


USB-DAC単体の製品も数多くありますが、USB-DAC内臓のヘッドホンアンプ・アクティブスピーカー等の製品もありますのでシステムの仕様・目的によって多くの選択肢があります。

プレイヤーの変更が可能!

パソコンで音楽を再生する際に必需品となるのがミュージックプレーヤーになります。


ミュージックプレーヤーとは、皆様お馴染みの「Windows Media Player」や「iTunes」などのアプリのことです。


Windows・Macそれぞれに有料・無料のものもあり、ミュージックプレーヤーにより音質にも違いがあります。


聴き比べてみてお気に入りのものを使用しみてはいかがでしょうか?

CDのクオリティーを超える音源も再生可能!

インターネットの普及・発展した現在では音楽配信サービスが充実していますが、その中でも近年注目されているのが高音質を売りにするハイレゾ音源です。


ハイレゾ音源は基本的には音楽配信サイトからダウンロード購入になるのですが、CDより数倍くの情報量が収録されています。


情報量が多いので1曲ごとの音楽ファイルのデータサイズが大きくなりますが、その分CD音源では表現しきれなかった細かいニュアンスの音も再生可能になります。


ハイレゾ音源には記録方式の違う、リニアPCMオーディオ(wav・flacファイル)とDSDオーディオ(dff・dsfファイル)があります。


ハイレゾ音源各方式対応のUSB-DACを使用することで再生可能になります。

オススメのPCオーディオシステム

「パソコン + USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ +ヘッドホン」とシンプルな構成をオススメします。


手持ちのヘッドホンを流用すれば、購入するのはUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプのみとなります。