【LADY NAVIGATION/B'z】初期の大ヒット作！ある意味衝撃のPVを紹介！歌詞もチェック

2018年5月2日

今回ご紹介する「LADY NAVIGATION」は、初期のB'zを代表する大ヒット曲。

この曲でB'zは自身初となるミリオンセラーを達成しました。8thシングルとして1991年にリリース。

今から四半世紀以上も前の曲だと思うと、感慨深いものがありますね。リリース当日は、松本孝弘の30歳の誕生日だったそうですよ。

今でこそB'zはハードロックのイメージが強いですが、デビュー当初はデジタルサウンドをメインとした曲作りが多く、この曲もデジタル色の強い作品となっています。

当時は小室グループの全盛期、音楽界全体がデジタルサウンド主流となっている時代であったことも関係しているのでしょう。

松本孝弘のギターサウンドも今のようなギブソンのレスポールメインの太い歪んだサウンドではなく、YAMAHAのオリジナルモデルを使用した軽く小気味よいデジタルサウンドに馴染む音色でした。

今のド迫力B'zしか知らない世代の方からしたら意外かもしれないですね。

この「LADY NAVIGATION」から1996年の20thシングル「Real Thing Shakes」まで、B'zは13作品連続でミリオンセラーという快挙を成し遂げました。

今と違ってCDが売れる時代だったとはいえ、すごいですね。

しかもこの「LADY NAVIGATION」は2003年に結成15周年を記念して再発盤が登場、この時には再発盤にもかかわらずオリコン週間シングルチャート6位を記録しました。

この週のシングルチャートは大波乱、B'zのこの当時の新曲「IT'S SHOW TIME!!」が1位に、2位にはSMAPの名曲「世界に一つだけの花」がランクイン。

そして3位から10位までは、全てB'zの再発盤が占めてしまったのです。

4thシングル「BE THERE」から13thシングル「裸足の女神」までの初期作品10作品を再発盤としてリリースした内、8作品がTOP10 にランクインしたことになります。

チャートに2組のアーティストしかいないなんて、驚きですよね。当然この週のチャートは、伝説として語り継がれています。

まだ2人ともとても若いですね。

今現在のB'zのイメージとはかけ離れた2人の様子に、ちょっと驚いてしまった方もいるのではないでしょうか。

この曲は、カネボウの化粧品のCM用に書き下ろされたということ、商品名の「NAVI」を取り入れることが求められていたようです。

冒頭の「N・A・V・I」は、それを意識しているのでしょうか。

それにしても、なんだか突っ込むところが多いPVだと思いませんか……？

なぜ、新聞紙が大量にばらまかれているのでしょうか。それも、ちょっとおしゃれな雰囲気を感じさせる英字新聞などではなく、普通の日本の新聞……。

サビになって降ってくるのも新聞……。普通の紙吹雪でもいいのでは、と思うのは私だけでしょうか？

そしてイントロやサビで突如踊りだす稲葉浩志のダンスもなんだか微妙……。

こういう時代だったといわれればそれまでなのかもしれませんが、ある種の衝撃的な威力を持ったPVだといえるのではないでしょうか。

現在のB'zの二人からは想像もできない姿ですね……。

PVに衝撃を受けたところで、歌詞もチェックしてみましょう。

人ごみを軽やかにすり抜けてく彼女に釘付けのようですね。

大都会を鮮やかに泳いでいく彼女は、きっと彼だけでなく街中の男性の目を釘付けにしているのではないでしょうか。

生き生きと生命力にあふれ、自分の足でしっかりと進んでいくその姿は、きっと魅力的に映るのでしょう。

気取ることなく自然体のまま生きている彼女から、誰も目が離せません。

彼女は、自分では何もできないタイプの女の子ではないようです。

しっかりとした意志を持ち、信念を持って流されずに自分の道を進める魅力的な女性です。

それゆえに、気が強いとか人を信じないとか、誤解されることもあるのではないでしょうか。

でも自分を信じているから、彼女は毎日ぶれることなく自分自身の人生を歩んでいきます。

誰に遠慮することも、媚を売ることもなく。

自分をさらけ出してそのままに生きる彼女は生命そのもの。

感情豊かに、涙を隠すこともしません。

もう彼は、そんな彼女に夢中。

彼女の言葉は全て、詩人な彼には素敵なポエムに聞こえてしまうほど。

それはそれだけ彼が彼女に惹かれているということでもあるし、彼女の言葉は誰かの受け売りや知識の引けらかしなどではなく、彼女がその心のままに発する言葉だからなのです。