イヤホンの種類

イヤホンを選ぶときにチェックしたいポイントは5つあります。

  • 装着方法
  • ドライバーユニット
  • 接続方法
  • プラグの種類
  • その他の機能

それぞれ詳しく見ていきましょう。

イヤホンの選び方

ドライバーユニットで選ぶ

イヤホンの音を出す装置のことをドライバーユニットといい、その駆動方式(型式)は大まかに次の3種類。

  • ダイナミック型
  • BA型
  • ハイブリッド型

主流はダイナミック型(D型)。重低音から超高音まで対応しているところがメリットです。

BA型(バランスド・アーマチュア型)は音の透明感・繊細さ・キメに優れています。

しかし重低音と超高音に弱く、値段が高めというデメリットがあります。

両方のいいとこ取りをしたのがハイブリッド型。ただし値段は高めです。

音質とコスト面の両方を考えるとダイナミック型が無難かもしれません。

接続方法で選ぶ

イヤホンの接続方法はケーブル(電線)があるかないか。

ケーブルなしのワイヤレスイヤホン人気が高いのはBluetooth(ブルートゥース)イヤホン

2016年9月発売のiPhone 7でイヤホンジャックが廃止されて以来、需要が急速に伸びています。

プラグもチェックする

有線のイヤホンを選ぶ場合、プラグの大きさや形状も念のため確認!

プラグとは接続端子の差込口(オス)のこと。接続端子の受口(メス)がジャックです。

イヤホンプラグの大きさには次の4種類があります。

  • 2.5mm(マイクロ、ミニミニ):小型機器
  • 3.5mm(ミニ):一般のオーディオ機器
  • 4.4 mm:2016年にJEITAが規格化(主にSONY)
  • 6.3mm(1/4インチ):プロオーディオ機器

このうち主流となっているのが直径3.5ミリのミニプラグです。

イヤホンプラグの形状は以下の3種類。

  • ストレートプラグ
  • L字プラグ
  • 45度プラグ

選ぶポイントは使い勝手と「どの形状が断線しにくいか?」になります。

ただ断線の有無については使い方によっても変わってくるでしょう。

イヤホンを使っていないときはケースやコードホルダーで保管すると断線を予防できます。

しかしイヤホンをスマホに巻きつける人もいるはず。

耐久性を考えると避けたい使い方ですが、その場合はL字プラグのほうがいいかもしれません。

その他の機能も確かめる

その他の機能で確かめたいポイントは4つあります。

  • スマホ対応
  • リモコン・マイク付き
  • ノイズキャンセリング
  • インピーダンス

イヤホンを使うのが主にスマホという場合は機種に対応しているものを選びましょう。

さらにリモコンやマイク付きのイヤホンが必要かどうか?も検討したいポイントです。

ノイズキャンセリングとは周囲の雑音を軽減してくれる機能のこと。

にぎやかな場所でも通話や音楽に集中しやすくなります。

インピーダンスとは交流抵抗(電圧と電流の比)のこと。

単位はΩ(オーム)です。

数値が高いと抵抗が大きく、電流量が減るため再生音量が小さくなります

数値が低いと抵抗が小さく、電流量が増えて再生音量が大きくなります

ただヘッドホンアンプを使うとインピーダンスが高くても音量は十分など状況によりけり。

スマホでイヤホンを使う場合は16Ω~32Ωくらいがベストと覚えておくといいでしょう。

低音を聴くならカナル型♪

スマホやデジタルオーディオプレイヤー(DAP)には純正イヤホン付きのものもあるでしょう。

その付属イヤホンを卒業して、お気に入りのイヤホンを見つけるだけでも音質は変わります

ただイヤホンを選ぶときのチェックポイントは意外と多い!と感じた人もいるかもしれません。

その場合はイヤホンの装着方法について優先的に考えてみると簡単です。

とくに低音を聴くならカナル型がおすすめ

イヤホンの装着方法

  • カナル型
  • インナーイヤー型
  • 耳かけ型

イヤホンの耳に装着する部分の形状はカナル型インナーイヤー型・耳かけ型の3種類。

カナル型は耳栓のようなインナーピースが付いていて、密閉型とも呼ばれています。

インナーイヤー型は平たい円盤状で、別名は開放型です。

耳かけ型はフックやケーブルで耳にかけるタイプで、基本的には耳の中にイヤホンを入れません。

ただしカナル型やインナーイヤー型で耳かけ式になっているものあります。

カナル型が主流

耳の穴に入れるカナル型は最も遮音性が高く、音漏れも少ないです。

何より低音に強いところが大きなメリット!

とはいえ密閉性が高いと閉塞感を覚える人もいるかもしれません。

耳の穴に乗せるインナーイヤー型は、音質や音漏れという観点からするとカナル型に劣ります。

しかし耳への負担を減らしたいなどの理由から選ぶ人もいるでしょう。

耳かけ型は疲労感が少なく、安定性が高いところがメリットです。

インナーイヤー型が主流だった時代もありましたが、今はカナル型が多く流通しています。