とにかく駆け抜ける
きみの愛馬が!
ずきゅんどきゅん 走り出し(ふっふー)
ばきゅんぶきゅん かけてゆーくーよー
こんなーおもーいはー はーじめて(321fight!)
出典: うまぴょい伝説/作詞:本田晃弘 作曲:本田晃弘
場面はスタート直後。
「きみの愛馬が」は、トレーナーに向けてのセリフ(=言っているウマ娘自身)になります。
自分がどんどん駆けていくという気持ちが全面に表れています。
それまでは、自分の為だけに走っていました。
自分の為だけに走り、その栄光も自分だけが享受していたのが、今までの自分。
しかし、今現在は気持ちが異なっているようです。
自分の為だけではなく、育ててくれたトレーナーの為という気持ちもあります。
トレーナーへの感謝や思い出が、自分の新しい原動力。
ある意味でトレーナーと走るレースこそが、ウマ娘が最も胸が高鳴るレースになっているのです。
トレーナーへの気持ち
ずきゅんどきゅん 胸が鳴り(ふっふー)
ばきゅんぶきゅん だいすーきーだーよー
今日もーかなでーるー
はぴはぴ だーりん 321 go fight
うぴうぴ はにー 321(うー fight!)
出典: うまぴょい伝説/作詞:本田晃弘 作曲:本田晃弘
トレーナーへの気持ちが全面に出ている場面。
その気持ちは、とにかく大好きだということ。
二人三脚で歩んだ道の中には、大きな喧嘩もあったことでしょう。
それぞれの為を想って言ってるのに、なかなか伝わらないこともあったはず。
時にはぶつかって、本音で言い合って、それでも前に進んできました。
全てはトレーナーに勝利を届けるために。
満面の笑みで「勝った」と言いたいために。
トレーナーに「頑張ったね」って言ってもらいたいために。
ウマ娘は、このレースを全力で走り抜けます。
電波の中に見えるウマ娘の日常
ウマ娘だって生き物
あと5ふーん(めざめのチュウ)
ねむいー(だるいー)ひもじー(じゃもじー)
世紀の覚醒(2度寝ー3度寝ー)
遅刻だ後追い!(馬場おも!ずどーん)
いなづまダーッシュ!(極上ジャーンプ!)
これって無敵の(始まりまいばい)
めざせー攻めカワ(鉄板 着まわし)
水着(せーふく)ぱじゃまー(寝るなー)
出典: うまぴょい伝説/作詞:本田晃弘 作曲:本田晃弘
電波系の楽曲の中に、ウマ娘の日常が隠れています。
ウマ娘も生き物であり、作品の世界ではベッドで寝ています。
ウマ娘によっては寝坊もするし、もうちょっと寝たい時だってあるはず。
寝坊したウマ娘は、当然遅刻なので全力で走っていく。
作中では普通の人間と同じような生活を過ごしているのです。
ファッションに興味のあるウマ娘もいる様子。
実際の年齢は不明ですが、多感なウマ娘もいるのです。
こうした人間味のような部分が、アニメのファンが多数いる理由の1つ。
この部分はかなりキャッチーな曲調ですが、そこからは何気ない日常を見ることができます。
トレーナーさんへ
あたしは本命(2番はイヤー)
1点買いで お願い(おねだり)
先行だいっ(おおっ)抜くんじゃねー!(おいっ)
あかちん塗っても(ぬらねーよ)(はーっ?)
出典: うまぴょい伝説/作詞:本田晃弘 作曲:本田晃弘
ここではトレーナー(あるいはファン)への思いが書かれています。
それが、「自分がその人への本命であってほしい」というもの。
競馬では、誰が1着になるかを予想するのが醍醐味。
1点買いとは、その馬しか買わないという方法です。
その他には複数の馬に賭けるという方法もあり、この方法の方が当たりやすいものです。
とはいえ、馬側から見ると、自分だけに賭けてほしいという気持ちも。
特に自分のファンなのであれば、その気持ちは尚更なのでしょう。
とにかく、自分だけを見てほしいという気持ちが全面に溢れています。
届いて欲しい気持ち
この気持ち 届くならー
君のいろーに そーまーるーよー
こんなー あたしじゃー だーめだよねー
出典: うまぴょい伝説/作詞:本田晃弘 作曲:本田晃弘
ここではトレーナーへの愛情が書かれています。
ここでいう「君」とは、トレーナーのことだと推察できます。
博愛の気持ちを持って接しているトレーナー。
そんなトレーナーに、ウマ娘も愛情が芽生えます。
長年二人三脚で過ごした結果、ただのパートナーという関係ではなくなりました。
お互いに好きという感情が芽生え、今ではトレーナーのためにも走ります。
とはいえ、こんな感情を持って良いのかという疑問も。
これからもパートナーとしているべきだと考えるウマ娘もいるはず。
気持ちを殺すべきかどうか、迷っている心情が書かれています。