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2017年02月11日更新

鬼束ちひろの代表曲『月光』に込められた歌詞の意味を紐解く

2017年2月1日に「剣と楓」以来の約6年ぶりとなるアルバム『シンドローム』をリリースした鬼束ちひろ。 そんな彼女の代表曲である2ndシングル『月光』はドラマ『TRICK』の主題歌に起用されたこともあり大ヒットとなりました。

2017年2月1日に約6年ぶりとなるオリジナルアルバム『シンドローム』をリリースし、
”完全復活”となった鬼束ちひろ。

2ndシングル『月光』は、そんな彼女のイメージを強く印象付ける楽曲となりました。

ドラマ『TRICK』の主題歌に起用されたこともあり、累計売上は50万枚以上となりシングル作品としては自己最高です。

それでは区切りながら、『月光』の歌詞を解釈していきたいと思います。

"私は神の子供"という強烈な出だしから始まる、鬼束ちひろの代名詞とも言える名曲

1番

I am GOD'S CHILD(私は神の子供)
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?(こんな場所でどうやって生きろと言うの?)
こんなもののために生まれたんじゃない

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=65811

ピアノの伴奏で、

"私は神の子供"

というサビからこの曲が始まります。

出だしにこのフレーズを持ってくるセンス、すぐに引き込まれます。

彼女は自分がいる場所に対して閉塞感があるように感じます。

生きることに対しての葛藤のようなものが、悲痛な叫びとなって表れています。

彼女はリリース当時19歳。

世の中に対して、なぜこのような"絶望感"を抱いていたのでしょうか。

突風に埋もれる足取り
倒れそうになるのを
この鎖が 許さない

心を開け渡したままで
貴方の感覚だけが散らばって
私はまだ上手に 片付けられずに

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=65811

子供と大人の狭間で、

社会に対する違和感だったり、
納得いかないことって、私もありました。

それでもその中で生きていかなくてはならないし、
進まなければならないのですよね。

相手のの思いを上手く汲み取れない、
自分の不器用さが出ているような気がします。

I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=65811

出だしのサビと全く同じ歌詞が、1番のサビになっています。

AメロとBメロの流れを考えるとこのサビにしっかり繋がっていて、
先に書いた"絶望感"をなぜ抱いているのかが分かるような気がします。

2番

「理由」をもっと喋り続けて
私が眠れるまで

効かない薬ばかり転がってるけど
ここに声も無いのに
一体何を信じれば?

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=65811

社会に出ると、色々な人がいますよね。

10代のころ、
大人はいつも正しくて、立派なものだと思っていました。

でも実際自分が社会に飛び込むと、
想像とは真逆でした。

誰かを妬んだり、
憎んだり、
蹴落としたり。

それを平気な顔でやり過ごす人達が何人もいるのが

世の中のリアルです。

若くしてプロの世界に飛び込んだ彼女も、
そんな

"大人の世界"

に思うことがあったのではないでしょうか。

誰を信じていいのか分からなくなると、

自分を見失い、
何のためにここにいるのか、
生きているのか、
どこに気持ちをぶつければいいのか、

答えの見つからない疑問がずっと付き纏います。

I am GOD'S CHILD(私は神の子供)
哀しい音は背中に爪跡を付けて
I can't hang out this world(この世界を掲げる事など出来ない)
こんな思いじゃ
どこにも居場所なんて無い

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=65811

2番のサビです。

何かに追われているような感じがしますね。

今いる居場所に自信がない、
誰も信用できない、
孤独、

という後ろ向きな心情が表れていると思います。

不愉快に冷たい壁とか
次はどれに弱さを許す?

最後になど手を伸ばさないで
貴方なら救い出して

私を 静寂から
時間は痛みを 加速させて行く

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=65811

最後の望みが"貴方"なのでしょうか。

もう心がどん底まで来ているような歌詞です。

ずっと弱さを見せては、救ってくれると信じてきたのでしょう。

でも誰も救ってくれなかった。

それでも、"貴方"だったらきっと救ってくれる。

希望を持っては落とされ、というのを
繰り返しながら生きているのかもしれません。

悲しみや痛みは時間が解決してくれる、

なんてよく聞きますが、
そうじゃない場合も確かにあると思います。

生きていれば悲しみや痛みは付き物でなくなることはありません。

だから傷が深くならないように、
誰かが傍にいて支えてほしい、
救ってほしいと、
願うのではないでしょうか。

I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない

I am GOD'S CHILD
哀しい音は背中に爪跡を付けて
I can't hang out this world
こんな思いじゃ
どこにも居場所なんて無い
How do I live on such a field?

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=65811

大サビです。

1番と2番のサビを繰り返していて、
最後は、
「How do I live on such a field?(こんな場所でどうやって生きろと言うの?)」
の歌詞で終わっています。

希望を見出していないまま、終わっています。

これが意味するものは、何なのか考えてみました。

人は生きている限り、世の中に対して絶望を抱き続ける

どんなことがあっても、
人は100%満たされることはなくて、

何かしらの疑問、不満を一生持ち続けるのだと思います。

その度に何処かに助けを求め孤独にならないように、

必死に生きているのではないでしょうか。

繰り返される"I am GOD'S CHILD(私は神の子供)"の意味

1曲の中で、5回このフレーズが出てきます。

全ての歌詞の意味を解釈してみると、

世の中に対しての絶望から、

"神の子供"に"なった"
という訳ではなく、

そうなりたい、
そうであってほしい、

と何度も自分に言い聞かせているのではないでしょうか。

悟りを開いているのではないでしょうか。

タイトルを『月光』にしたのは何故か

歌詞の中に、"月光"というフレーズは一度も出てこない

曲を通して聴くと、
ピアノとストリングスの音が核になって
メロディーが構成されています。

そして今まで解釈してきた、

絶望感のある歌詞。

両方が合わさると、

美しいけど、どこか儚い。
優しいけど、弱い。

という印象になりました。

これってまさに

"月光"

だなと、思いました。

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