「世界をかえさせておくれよ」/サンボマスターの歌詞の意味が知りたい！ゲストボーカルに伊藤歩！？

「世界を変えさせておくれよ」の後、「そしたら君とキスがしたいんだ」と唄っていますね。

次も同じ「世界を変えさせておくれよ」の後、「そしたら君と夢が見たい」とあります。

この文だけ見ると、「どういう意味？」と思わざるを得ません。

しかし、後に出てくる歌詞を見ると、この歌詞の意味が分かるような気がします。

「僕」は「君」という女の子に恋心を抱いていることが分かります。

 そして、毎日がくだらなく、つまらない日々と感じているようですね。

先程ピックアップしたサビの部分は、そんな退屈でくだらない毎日のことを「世界」と大きく表現し、その世界を変えて「君」に近付きたい！いう想いが込められている歌詞といえるのではないでしょうか。

「君とキスしたいから、僕に世界を変えさせておくれ！」という具合です。

好きな女の子がいるけど近付けないでいて、頭の中はその子でいっぱいな男子の叫びを描いているような気がしますね。

世界を変えさせてまで「君」とキスがしたいという、かなり大胆な歌詞ですが、サンボマスターらしい独特な世界観で描写されているのが魅力的です。

「世界をかえさせておくれよ」がリリースされた当時、この曲の一部に女性の歌声が入っていると話題になりました。

この女性は誰かというと、女優の伊藤歩だそうです。

伊藤歩が「世界をかえさえておくれよ」に参加したのは、ベース・近藤と映画『ソラニン』（2010年上映）で共演したことがきっかけのようです。

サンボマスターがこの楽曲を制作していた当時、女性ボーカルを入れたいと考えていました。

というのも、歌詞に出てくる「僕」にとって「君」は憧れで、高嶺の花であることを表現したかったから。

そんなときに、近藤が伊藤歩をメンバーに紹介したそうです。

伊藤歩というと女優のイメージが強いかと思いますが、実は「Mean Machine（ミーン・マシーン）」というバンドを組んで、そのボーカルを担当していた過去を持っています。

近藤と映画で共演したとき、伊藤歩のバンド活動について知り、彼女の歌声がいい！と感じたため、「世界をかえさせておくれよ」のゲストボーカルとして招くことになったのだとか。

伊藤歩のボーカルに、サンボマスターは絶賛したそうです。

現在、Mean Machineは活動休止中。

このため、今は伊藤歩の歌声を聴くことはありませんが、この「世界をかえさせておくれよ」では聴くことができます。

ちょっと耳を澄ませて、伊藤歩の「君」がどう表現さているのか聴いてみるのも面白いかもしれませんよ。

「世界をかえさせておくれよ」は、「君」に対する熱い思いを叫んだ歌。

そして、現在女優として活躍する伊藤歩の歌声を聴ける貴重な楽曲でもあります。

この機会に「世界をかえさせておくれよ」を聴いて、サンボマスターの世界を堪能してみてくださいね。