森山直太朗という歌手

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デビューはあの曲じゃない

「さくら(独唱)」によって鮮烈な印象とともに知名度を上げた森山直太朗ですが、実は「さくら(独唱)」はデビュー曲ではありません。

メジャーデビューは「星屑のセレナーデ」という曲で、「さくら(独唱)」よりも3ヶ月ほど早い2002年11月27日にリリースされています。

NHKのテレビドラマ「名古屋仏壇物語」の主題歌に起用されたものの、オリコン最高位は187位。ライブ等で森山自身が「森山直太朗史上最も売れなかったシングル」と述べることもあります。

森山直太朗「星屑のセレナーデ」

森山直太朗という人

「さくら(独唱)」のヒットの後も「夏の終わり」、「生きとし生ける物へ」、「生きてることが辛いなら」など、次々とクリーンヒットがありました。

森山の楽曲は些か地味でありながら、人の世で問うもの、深く覗くものが歌われることが多く、ときに人生で立ち止まる人たちの耳に不意に届いたりします。

それまでまったく興味を示さなかった人が突然、森山直太朗にのめり込むことがあるのは、そういうことなのです。

そのような、人の心の深くに刺さる楽曲を生み出す森山が、実直真面目一辺倒の人かと言えば、決してそうではないことは、ご存じの方も多いことでしょう。ユーモアも解せばギャグも口にする人です。

そしてときどき、突拍子もないことをします。2015年には氣志團の綾小路翔とユニットを結成、「ライバルズ」というシングルをリリースしました。

公式サイトもトップページでちょっとびっくりさせてくるので、覗いてみるといいでしょう。

森山直太朗オフィシャルサイト

最新の森山直太朗

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2016年6月1日に「嗚呼」というアルバムがリリースされています。2015年10月から「活動小休止」をしていた森山の復帰後はじめてのアルバムで、10作目に当たります。

「生きる(って言い切る)」は通算21枚目のシングル曲。生命を歌う森山の真骨頂がここにあります。

「嗚呼」トラックリストは次の通りです。

1.魂、それはあいつからの贈り物
2.嗚呼
3.君のスゴさを君は知らない
4.とは
5.電車から見たマンションのベランダに干してあったピンク色のシャツ
6.傘がある
7.金色の空
8.本当の君
9.生きる(って言い切る)

出典: 嗚呼/森山直太朗

また、2018年3月21日にはiTune・レコチョク限定でハイレゾシングル「糧」がリリースされています。

"糧" を含む、アルバム「糧 - Single」の曲をプレビュー、購入、ダウンロード。 アルバムを¥250で購入する。 1曲¥250から。

森山直太朗 の曲「糧」をダウンロード:ハイレゾならレコチョク(Android/iPhone対応 音楽アプリ) 1006501036

「とある物語」と「日々」

「とある物語」

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森山直太朗がメジャーデビュー10周年を迎えた2012年秋に、東京・横浜・大阪・名古屋・福岡の5ヶ所で「とある物語」は上演されました。

演劇と音楽ライブとを合わせたような舞台劇です。ライブとも違う、ミュージカルとも異なる、独特の演目です。

森山直太朗はここで主人公の「少年」役を演じました。物語の舞台は少年の「夢の中」。思春期の少年の目前に夢想は実像となって現れ、少年にさまざまな体験をもたらします。

その中で少年は「無限」に触れ、それによって「有限」を知ることになります。限りある中に限りある自分が生きていくことを知るのです。

この舞台で歌唱した楽曲を新たにアレンジ、録音した作品11曲が収録されたアルバム「とある物語」が、公演の翌年2013年にリリースされました。

1.君が溢れてる
2.フレデリック
3.話がしたい feat. 鎮座DOPENESS, Escar5ot
4.ヨーコ
5.マジカルモンキーマジック
6.この時が、ずっと
7.日々
8.ひとりぼっちじゃない
9.さよならさよならさようなら
10.おかえり
11.とある物語

出典: とある物語/森山直太朗