収録されているアルバム「THE BEST」

Back In Love Again/三代目J Soul Brothersの歌詞に描かれる恋とは?の画像

「Back In Love Again」は2018年にリリースされたアルバム「THE BEST」に収録されています。

三代目J Soul Brothersのアルバムには、ファーストアルバムの時から

1曲は必ず黒いテイストの曲を入れるというコンセプトがあります。

「THE BEST」の中では「Back In Love Again」がその役割を果たしています。

 

黒いテイストというコンセプトとはいえ、ただ悲しい寂しいだけのラブソングではなく

三代目J Soul Brothersらしい前向きさが感じられるラブソングになっています。

曲のタイトル「Back In Love Again」の意味は?

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ただのラブソングでは終わらない

Back In Love Againは直訳すると「よりを戻そう」「やり直そう」という意味になります。

タイトル通り、歌詞には別れてしまった彼女ともう一度やり直したいという

切なくてまっずぐな恋心が描かれています。

 

この曲は失恋ソングとも言えますが、ただ切ないだけの失恋ソングではなく

もう一度前を向いてやり直していこうという

ポジティブな感情も表現されているのが三代目J Soul Brothersらしさではないでしょうか。

 

失恋ソングのはずなのに、聴いていると前向きな気持ちになり

こんなに人を好きになれるっていいなと思えます。

唯一無二のラブソング

「Back In Love Again」はポップなイメージの三代目J Soul Brothersのイメージを崩さず

尚且つ失恋の後悔や切なさが細やかに描かれている楽曲と言えます。

 

まさに三代目J Soul Brothersにしか表現できないラブソングです。

三代目J Soul Brothersが「Back In Love Again」で描く恋愛

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純粋に人を思い続ける気持ち

この曲では、ある女性と別れてしまった主人公の男性が、元彼女である「君」のことを忘れることができず

もう一度やり直したいと切実に願う気持ちが歌われています。

 

曲の中で二人が別れてしまった理由は具体的に触れられていない

二人の間にどんないきさつがあったのか想像力が掻き立てられます。

 

この曲に表現される恋愛失恋の痛みはもちろんですが、

ずっと一緒にいるのが当たり前だと思っていた人を失う切なさや

一人の人を想う一途で純粋な気持ちなど様々な感情の中で揺れ動く心が表現されています。

聴き手に委ねられたストーリー

主人公が「君」を想う気持ちはどこまでもまっすぐで迷いは感じられません。

皮肉にも別れをきっかけに、「君」に対する好きという気持ちが確信に変わったのかもしれません。

別れて初めて「君」の存在の大きさに気付き

別れて成長した今の自分ならやり直せるのにと後悔する切なさがあります。

 

別れてしまった理由が描かれていないのと同様に、

今の「君」の気持ちやこれからの恋の行方も分かりません。

つまり、この曲のストーリーは聴き手が自由に想像することができます。

 

状況を限定し過ぎないことで、聴き手が感情移入しやすくなっています。

また、「君」についての情報が少ないので、

この曲を聴いている女性がまるで自分に語り掛けられているような気分を味わう事ができます。

それでは歌詞を見ていきましょう。

手放してしまった恋への後悔

Back In Love Again/三代目J Soul Brothersの歌詞に描かれる恋とは?の画像

思ってたより長い時間が
ただ過ぎていた alone in my car
どこまで走っても見つからなくて
Gotta face the fact 想い出滲(にじ)んでく

離さない 誓ったのに
Didn’t know the miracle 消えてしまうなんて
君の全て 優しく抱いて
Someday この路(みち)の向こうまで

出典: Back In Love Again/作曲FAST LANE・ERIK LIDBOM 作詞:Maria Okada

この部分では、主に彼女と別れてしまったことへの後悔が表現されています。

「思ってたより長い時間が ただ過ぎていた」という歌詞から、

時が経つのを忘れてしまう程ショックを受けている事が分かります。

 

もう彼女がいないという現実に向き合わなければいけないことは分かっていても、

思い出が消せず葛藤しています。

「思い出滲んでいく」の滲むという表現は、涙が滲んでいるという解釈もできますね。

 

「離さない 誓ったのに」という歌詞からは彼女との別れを後悔する気持ちと

まだ別れを受け入れることのできない戸惑いが伝わってきます。

それほど大切な存在を失ってしまった喪失感が漂います。

 

しかし「Someday この路の向こうまで」このワンフレーズで、

しんみりしていた曲の流れがガラリと変わります

後悔や戸惑い、悲しさを乗り越えて、もう一度やり直したい。

このままで終わりたくないという強く前向きな意志を感じます。

変わらない想い