ピエロチック
「涙をいざなうシルキー・ヴォイス」でおなじみのさかいゆうさん。
そんなさかいさんが秦基博さんとコラボしたこちらの曲「ピエロチック」。
「ピエロみたい」と名付けられたこの曲は1人の女性を奪いあう男性の気持ちを表現した曲です。
90年代のソウルナンバーでメロディもとてもおしゃれな一曲。
まるで洋楽のようです。
さかいさんが秦さんのために書いたこちらの曲。
大人な雰囲気がありますが、とても欲望的な男性の気持ちが表れています。
それではその歌詞について見ていきましょう。
振り回される自分
君とあいつ
誰よりきっと君が好きさ Baby
僕のそばにいてよ
ねぇ、二人だけで抜け出そう
あいつに内緒で
君からの合図?
やけに今日は視線がぶつかる
期待しちゃいそう
出典: ピエロチック feat.秦基博/作詞:さかいゆう・秦基博 作曲:さかいゆう
歌詞の1行目、相手の女性にとても好意的な様子が伝わってきます。
2行目ではかなりストレートな言葉で想いを伝えています。
しかし、その女性とは今はそばにいる関係ではないのです。
その女性とは特にお付き合いをしている状態ではないことがわかるのではないでしょうか。
そして歌詞の4行目「あいつ」が出てきます。
これを指す人物は、恋のライバル相手。
女性を狙っているもう一人の人物です。
そんなライバル相手がいる中、自分を誘ってくる女性。
相手が自分に好意があるかはわからない中で、そのような思わせぶりな態度をされると、期待していまいます。
まさに自分もその状態。
ライバルよりも先に、女性のことを奪いたいと思っているのです。
思わせぶりな行動
ねぇ、勘違いかな?
さっきから意味ありげなタッチ
あいつにも同じようなことしてるんだろう?
出典: ピエロチック feat.秦基博/作詞:さかいゆう・秦基博 作曲:さかいゆう
歌詞から、女性がかなりアピールしてきていることがわかります。
勘違いしても仕方のないほどのアピールです。
歌詞の2行目にはそのアピールに意味があるのではないかとあります。
女性が無意識的に自分に触ってくるのではなく「好きだから触ってくる」と思い込みたいのかもしれません。
そして3行目には、また「あいつ」が登場。
女性はライバルに対しても同じようにアピールしているのでしょう。
この一文で、自分がまだ不安であることを思わせています。
女性が自分に惚れている様子を出してはいても、それが本気の気持ちなのかがわからない。
さらに、もしかしてライバルに自分が劣っているのではないか。
そんな不安な気持ちがこの一文に表れています。
感情のアップダウン
自分だけを
誰よりきっと君が好きさ Baby
僕を見つめてよ
最後にはきっと振り向かせてみせる Baby
I wanna be by your side いつまでも
出典: ピエロチック feat.秦基博/作詞:さかいゆう・秦基博 作曲:さかいゆう
この曲の一番最初に出てきた歌詞と同じような歌詞が出てきます。
しかし注目すべきは2行目。
先ほどは「そばにいてほしい」と言っていましたが、ここでは「見つめてほしい」と述べています。
つまり、ただそばにいるだけでなく、自分のことだけを見てほしいということが伝わってきます。
近くにいれば良いというわけでなく、他の男性のことには目もくれず自分だけを見ていてほしい。
どんどん欲張りになってきていると感じるのではないでしょうか。
そして歌詞の3行目ではかなり強気な表現が出てきています。
ライバルに勝つためにはそれくらいの強い気持ちが必要かもしれません。
歌詞の4行目は「あなたのそばにいたい」という意味。
女性のことがどれだけ好きかということが伝わってきます。
先に奪う
そのクチビルは
今夜 奪うつもりだけど
どこ吹く風の君は
いつものイタズラな笑顔で惑わせる
出典: ピエロチック feat.秦基博/作詞:さかいゆう・秦基博 作曲:さかいゆう