「ZIPANG」~HYDE feat. YOSHIKI
妖しく艶やかな和風バラード
HYDE氏の描く東方の黄金郷
ふだんのHYDE氏というとデコラティブな洋楽ロックのイメージ。
ですがこの曲は妖しく輝く日本美のイメージです。
歌詞の多くは古語でつづられ、MVには日本を代表する文化財の数々が登場。
さて、ビジュアルから読み取れる「ZIPANG」の心とは?
圧巻のMVをじっくりと読み解いていきたいと思います。
「ZIPANG」MVを読み解く
MVの緻密なビジュアルに圧倒されます。
ぜひフルの大画面で堪能してみて下さいね。
モノクロの月夜
見事な満月。
画面右から左に黒いちぎれ雲が流れます。
その逆をゆくように画面左から右へ銀色の千鳥の群れ。
モノクロの世界からこの曲は始まります。
夜風になびく銀色の布
MVはモノクロ世界から徐々に有彩色の世界へ移行。
月の光を反射する銀色の長い布がたなびいています。
HYDE氏はこの布を頭の上から被って歩いているようです。
よく見ると頭のシルエットが鬼のツノのよう。
HYDE氏=美しい鬼?
白っぽい長布といえば、鬼の被り布のイメージ。
HYDE氏は線が細いので、美しい女鬼にも見えます。
それにしても頭の黄金の被り物がとげとげしいような…。
HYDE氏の奥には布に透ける五重塔。
少し寂しげなYOSHIKI氏のピアノ&白い指の映像が重なって幻想的です。