NulbarichとVaundyがコラボ
【ASH feat. Vaundy】はNulbarichがVaundyをフィーチャーして生まれたコラボチューン。
一聴してアンニュイな世界観に浸れる軽快な楽曲となっています。
またヨルシカのn-bunaによるリミックスバージョンも同時リリースされました。
こちらは原曲を尊重しつつもクリアな音立ちやクラブミュージックの風合いも感じさせてくれます。
是非それぞれの違いを楽しんで頂ければと思います。
いずれもコンポーザー兼プロデューサーをこなすJQ・Vaundy・n-bunaの3者。
Nulbarichのライブに足を運ぶ間柄だったことから、JQの呼びかけにより今回のコラボが実現しました。
軽快なリズムと都会的なサウンドを備えた曲となっていますが、ここでは歌詞の意味に考察を入れていきたいと思います。
異空間への招待状
歌詞1
People say time is going fast
Sometimes running out of gas
Tell me baby you having fun?
Just one time try me honey... now
― 和訳 ―
時が過ぎるのは早いというけど
時にはガス欠することもある
ねえ、君は楽しんでる?
なんなら一度だけ俺を試してみるかい…今ね
出典: ASH/作詞:Jeremy Quartus,Vaundy 作曲:Jeremy Quartus,Vaundy,Takeru Yamazaki
JQワールド領域展開
JQ得意の英語詞で開幕しますね。
メインはあくまでNulbarichでVaundyが花を添える形でしょうか?
「ガス欠」については様々な解釈が考えられる部分です。
恐らくは、時の流れがガス欠するように滞り退屈することもある、という描写であると推察できます。
そんなガス欠の只中だけど、君は楽しめてるのかい?
もし退屈なら俺がいるけど、どうする?という粋なアプローチですね。
歌詞2
あとは singing la la la
ちゃんと見てて
Don't let me fall
You gave me this paradise
― 和訳 ―
あとは歌でも聴いとく?ラララ…
ちゃんと見てて
あんまり惚れさせないでくれ
君がくれたのはこの楽園さ
出典: ASH/作詞:Jeremy Quartus,Vaundy 作曲:Jeremy Quartus,Vaundy,Takeru Yamazaki
囚われたのは…俺か
どうやら彼女は彼の誘いを受け入れたようです。
彼は歌を披露することになりますが、果たして彼女を魅了することはできたのでしょうか?
ちゃんと見て欲しい、と思ったのは彼女の態度が思いのほかそっけなかった、とも受け取れます。
そして遂には惚れさせないで欲しいという思いまで芽生えます。
俺を試してみる?と余裕たっぷりだったはずが、調子が狂ってしまっていますね。
そう、彼女の退屈を埋めようとした彼の方が彼女に夢中になってしまっていたのです。
歌詞3
どうせこのまま抜け出せないのは
I know I know what I wanna do
このまま愛の罠で stuck
― 和訳 ―
どうせこのまま抜け出せないのはわかってるさ
俺が望むのはただ…このまま愛の罠で囚われていたい
出典: ASH/作詞:Jeremy Quartus,Vaundy 作曲:Jeremy Quartus,Vaundy,Takeru Yamazaki
罠の中で愛に浸る
彼女との時間を楽園のように感じ、どうやら抜け出せそうにないみたいですね。
当初の予定とは逆に彼の方が夢中になっている状況を罠にかかったようだと表現しているのでしょうか。
例えそれが罠だとしてもこの関係を続けていたい、というのが今の彼が望むことなのでしょう。