宮本浩次【Do You Remember?】歌詞の意味を徹底解釈！かつての夢に男が馳せた想いとは

主人公が夢を語っていたのは恋人だとわかりました。

もちろん親友など他の人にも話していたのかもしれませんが、ここでは恋人との風景を思い出しています。

彼女に語った言葉を思い出して、諸行無常をヒシヒシと感じているのかもしれません。

夢を語るのもいいけど、思い出せばきみの抱擁も捨てがたい。

主人公はそんなことを考えているのではないでしょうか。

どちらか選ばなければいけなかった、というわけでもない。

しかし、知らず知らずのうちにきみか夢かの選択を考えるようになっていたのでしょう。

不器用で、両方を大事にすることができなかった。

そんな男の姿が浮かんできます。

そして、過去を捨て去って未来へ進んでいこうとしているのです。

少し悲しい思い出に浸りつつも、前に向かうエネルギーは十分溜まっているのでしょう。

過去をバネに進むことができるのです。

主人公が望んでいたのは、きみと夢の両方だったのでしょう。

しかし、いつしかきみは消え、語った夢だけが残りました。

だからこそ、夢に進むたびにきみの面影がちらつくのかもしれません。

それでも前に進もうとしています。

過去を振り返っても、何も見えてこないからです。

優しい過去の風景に浸りながら、それを振り払うように道を進んでいきます。

街中で佇む1人の男。

それは歌詞の主人公であり、宮本浩次本人です。

そして、聴いている人々全員を指しているのではないでしょうか。

目標に敗れ、街中で途方にくれることは誰にでもあると思います。

そしてそれぞれの人間に、夢を語った過去があるのです。

Do You Remember?はその過去を思い出し、1度背負っていた荷物を降ろすための曲なのでしょう。

マインドを一旦ゼロにリセットすれば、葛藤も怖いものもなくなる。

そして次のステップへと、歩みを進めていくことができるのです。

立ち止まってしまうほどの悲しみに包まれたとき。

太陽を浴びても少しも温かいと感じられなかったとき。

そんなときは、この楽曲を浴びてみましょう。

熱いエネルギーを、再び取り戻すことができます。

何度同じことを繰り返してもいいのです。

いつかは、自分だけの目的地にたどり着けるでしょう。

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