わ わ わしは子泣きジジイ おら抱いてみ?
このわがままボディの 2頭身 ずっしーーん
2トンの重さで チョッコーー地獄の底まで
鬼太郎ー助けに来たぞー
妖怪を懲らしめにあたしに任して
舐めたら容赦無くして
わし悲しくて泣くでマジで
出典: ゲゲゲイの鬼太郎/作詞:水木しげる Rap詞:東京ゲゲゲイ,堀江ヒロアキ 作曲:いずみたく
2頭身の小さなからだをしている子泣きジジイ。
しかし、相手に抱きついて赤ん坊のように泣き出した途端、石のように体重を増やせるという特技を持っています。
体重をみるみるうちに増加させて、その重さで攻撃するのが子泣きジジイのスタイルなのです。
ですが、鬼太郎たちには優しい一面を見せてくれる味方のキャラクターでもあります。
砂かけババアは妖怪たちの母親的存在と先述しましたが、子泣きジジイは妖怪たちの父親的存在ともいえるでしょう。
トリックスター的な存在のねずみ男
ぺけぺけ ビビビの ねずみ男
俺様イカサマ トリックスター
金も何もない でも生きてかなきゃいけない
日本人達の象徴さ
金 女 ナメクジ 愛してる 血がたぎる
強い奴には 絶 対 服 従
不潔学科卒なこの屁でUp Up させるぜ、tune up
出典: ゲゲゲイの鬼太郎/作詞:水木しげる Rap詞:東京ゲゲゲイ,堀江ヒロアキ 作曲:いずみたく
主人公である鬼太郎には「ゲゲゲの鬼太郎」という愛称がついています。
それに対し、ねずみ男には「ビビビのねずみ男」という愛称がついているのです。
ちなみにぺけぺけとは、ねずみ男の本名。
鬼太郎たちの絶対的な味方というわけではなく、敵にそそのかされて鬼太郎たちと対立することもあります。
つまり、トリックスター的な存在といえるのです。
金や女に目がくらむことも多く、それがきっかけで鬼太郎たちを裏切ることもあるねずみ男。
鬼太郎たちにいつも従うというわけではなく、メリットが感じられる敵側につくことも多いのです。
また、不潔という特徴も持っており、そのせいなのか全身に皮膚病を持っています。
心優しい鬼太郎
からん ころん からん からん ころん
ちゃんちゃんこに下駄 僕 鬼太郎
妖怪ポスト ASAP
教えて父さん ゲゲゲの精神
一反木綿に 皆乗ってけ
ぬりかべ超えたきゃ feel again
そう 見えないけれどそこにいる
今日も仲間と墓場 ここにいる
出典: ゲゲゲイの鬼太郎/作詞:水木しげる Rap詞:東京ゲゲゲイ,堀江ヒロアキ 作曲:いずみたく
最後に登場するのは、主人公の鬼太郎です。
鬼太郎といえば、常に下駄を履いているキャラクター。下駄は欠かせないアイテムといえるでしょう。
人間と妖怪が共存することを願っている心優しい少年であり、そのために日々敵と戦っています。
父親である目玉おやじとともに行動をすることが多く、物知りな父親のことを慕っている一面も持っています。
一反木綿やぬりかべは、鬼太郎たちの仲間の妖怪たちです。
頼りになる仲間の妖怪たちと常に協力している鬼太郎。
クールな性格ではありますが、さまざまな妖怪たちに優しい主人公なのです。
原曲をベースにしているサビの歌詞も深い!
「ゲゲゲイの鬼太郎」オリジナルのバーズ部分には、キャラクター達の特徴がたくさん詰まっていましたね!
ゲゲゲの鬼太郎を見たことがない人にもキャラクター達の魅力が伝わる歌詞といえるでしょう。
ここからは原曲の歌詞をベースにしているサビ部分を紹介します。
誰もが知る有名なフレーズが多いサビ部分ですが、実はよく読んでみると深い意味が隠されているのです。
それでは、さっそく見ていきましょう。
水木しげるさんの幼少期の頃が関係している…?
みんなで歌おう ゲゲゲのゲイ
ゲ ゲ ゲゲゲのゲイ 朝は寝床でぐーぐーぐー
楽しいな 楽しいな お化けにゃ学校も試験もなんにもない
出典: ゲゲゲイの鬼太郎/作詞:水木しげる Rap詞:東京ゲゲゲイ,堀江ヒロアキ 作曲:いずみたく
鬼太郎や猫娘など、一見子供の姿をしているキャラクター達も多く登場する「ゲゲゲの鬼太郎」。
しかし、彼らは妖怪(もしくは半妖怪)なので、人間のように学校に行ったり試験を受けたりはしません。
原曲の歌詞を書いた水木しげるさんは幼少期の頃、2時間目から登校するといった習慣を貫いていたそうです。
もしかしたら「学校はめんどくさい」という幼少期の頃の気持ちが歌詞に反映されているのかもしれません。
大人たちの願望
ゲ ゲ ゲゲゲのゲイ
昼はのんびりお散歩だ
楽しいな 楽しいな
お化けにゃ会社も仕事もなんにもない
出典: ゲゲゲイの鬼太郎/作詞:水木しげる Rap詞:東京ゲゲゲイ,堀江ヒロアキ 作曲:いずみたく
学校や試験を受ける必要がない妖怪たち。
当然大人のように会社に行ったり、仕事に行ったりする必要もありません。
毎日のルーティーンが面倒だと感じているのは子供だけではないのです。
大人だって、毎日の仕事を憂鬱に感じる瞬間はたくさんあると思います。
ここの歌詞には、そんな大人たちの「仕事は面倒」「仕事がなければいいのに」という願望が現れているのでしょう。