これから始まる新しい人生

心に満たされる希望の光

風も木も花も すべてを照らし 生まれきたばかりの太陽は
見上げる空へと上り続ける 輝き始めた心の奥

出典: Growing of my heart/作詞:倉木麻衣 作曲:大野愛果

太陽が昇る様子を夢に向かって突き進む自分を重ねています。

太陽が上へ上へ昇り、光と熱で照らす場所を増やしていく。

同じように、自分の心にもどんどん希望の光が満ちていくようです。

歌詞に並んでいるワードも、とてもきらきらした印象。

登り坂しかない状況は、気持ちもとても前向きになりそうです。

行動すればするだけ良いことしか起こらない人生。

主人公のわくわくするような心境が手に取るように伝わってきます。

嫉妬や妬みは置いていけ

よけいな荷物は捨てて行こうよ そうひたすら目指す君いる場所

出典: Growing of my heart/作詞:倉木麻衣 作曲:大野愛果

よけいな荷物とは、何を意味しているでしょうか?

よけいなものは、いろいろな場面で生まれるものです。

旅行をして一度も使わなかった荷物はよけいなもの。

人にアドバイスをしようとしたのに、よけいなことを言ってしまい激怒されることもあるでしょう。

では、ここでの「よけいな荷物」とは何でしょうか?

それは、夢や希望を叶えるための行動において、よけいとなるもののことでしょう。

夢を叶えることの邪魔になるものとは?

それは、嫉妬や妬みなどネガティブな感情のように思います。

プライドも邪魔なだけでしょう。

周りからのネガティブな意見に振り回されるといったこともよけいなことかもしれません。

ここの歌詞では、そのような感情はすべていらないと伝えています。

ただ必要なのは、夢を叶えたいというその気持ち

周りの反応を気にするよりも、自分が叶えたい夢をまっすぐ見る。

そのために努力をし続けようとする強い気持ちも必要でしょう。

鈍感力も必要かもしれません。

それだけで十分夢は叶う可能性があるのです。

わき目も振らず、必要な気持ちだけを持って夢に挑め

ここの歌詞はそのような気持ちを表現しているのです。

飛躍のとき

暗闇の中であがき続けた時期

孤独、一人だけで 戦ってた everyday
見えない夢捜し 瞳を凝らす every night
何も知らない この星は
すべてを乗せて 廻ってた
押さえきれない 気持ちが今 動き出す

出典: Growing of my heart/作詞:倉木麻衣 作曲:大野愛果

ここの歌詞もまた、絶望や臆病な頃の自分を表現しています。

しかし、先に出てきた絶望を表現する歌詞よりも、前に進もうとする力強さを感じられるでしょう。

絶望の中で、それでも今を何とか変えたくてもがいていた頃。

夢は見えないけれど、どこかにあるはずと探していたのです。

この星とは、地球のことでしょう。

自分が苦しくつらい時間を過ごしていたことなど、地球は知りもしません。

けれど、そんな自分も夢も希望も何もかも乗せてまわっている。

ここの「まわる」が「回る」ではなく「廻る」になっています。

これは輪廻転生の意味も含まれているでしょう。

これからの人生や生き方に覚悟を持っている様子が伝わってきます。

人は生まれて、自分の人生を生きて、死ぬ。

その繰り返す人類を乗せて回り続ける地球

地球はこの先もずっとそこにあり、回り続けます。

輪廻転生も繰り返されていくでしょう。

しかし、人の人生は一度きり

だからこそ、夢を持って人生を謳歌したい。

それが今このタイミング。

そういった意味が込められているのです。

夢が今の自分とつながった瞬間

新しい 光と影は
誇り高き君と 足踏みする僕を映す
I can find out my life

出典: Growing of my heart/作詞:倉木麻衣 作曲:大野愛果

ここでは、対照的な言葉を並べています。

光と影と同じように、対比するこれからの人生とこれまでの自分。

目指すべき夢と、打ちひしがれていた自分。

まさに光と影のように対照的なコントラストが印象的な部分です。

日付が変われば、新たに昇る太陽。

まるで新しい光が差し込んだかのように、はっきり見えた夢。

その夢が今の自分としっかりつながっていることが見えたのです。

今の自分は、これまで足踏みをしてその場から動けなくなっていました。

しかし臆病で絶望していた自分も、夢に向かうまでの

それが自分の人生だと伝えているのです。

絶望を乗り越えて得たのは、成長した自分自身