【KICK THE CAN CREW】とは?
ジャパニーズHIP HOPユニットの代表格!
昔に比べHIP HOPというジャンルも今では随分メジャーになりました。
しかし、日本にその面白さを広めたのは彼ら【KICK THE CAN CREW】と言っても過言ではないでしょう。
それぞれのユニットやソロでも精力的に活動していたKREVA、MCU、LITTLEの3人のラッパーから成るHIP HOPユニットです。
ジャパニーズHIP HOP界では3人共それぞれに名の知れたラッパーであった為、このユニット結成は当時のシーンに大きな衝撃を与えました。
結成のきっかけはコラボレーション
そもそもこのユニットは、最初から3人で結成すると決まっていたものではありませんでした。
とあるジャパニーズHIP HOPのコンピレーションをリリースする中で、3人で曲を共作し
そのまま3人でも活動してみよう!という流れで結成されたのがこの【KIC
ユニット名の由来は?
ユニット結成のきっかけとなった3人の共作曲の曲名は【カンケリ】。
その曲名からこの【KICK THE CAN CREW】、和訳すると『缶を蹴る奴ら』というユニット名が生まれたそうです。
晴れて3人のHIP HOPグループとなった彼らは精力的に活動を始め、次第にジャパニーズHIP HOPを牽引するユニットとなっていくのでした。
メジャーデビュー、そして活動休止
あの名曲カバーで一躍人気に!
2001年にメジャーデビューした彼らは着々とシングル、アルバムリリースを重ねます。
その音源の中でも、彼等の名を知らしめるきっかけになったシングルがありました。
それが山下達郎の名曲『クリスマス・イブ』をHIP HOPアレンジした『クリスマス・イブRap』です。
この楽曲をリリースした事で、HIP HOPというジャンルをあまり知らないリスナー層からも注目を浴びる機会が増えていきます。
その甲斐もあってか、翌年彼らはHIP HOPユニットとしては異例の紅白歌合戦への出場が決定。
日本中のお茶の間に、ジャパニーズHIP HOPという音楽を届ける事に見事成功したのでした。
順調なユニット活動、しかし...
その後も彼等の活動は日本から海外、世界へと広がっていきます。
順風満帆に思えたユニット活動でしたが、2004年に突然の活動休止が発表されました。
当時ファンにとっては非常にショックな一報でしたが、今思えば3人それぞれがさらに活躍の場を広げる為の活動休止だったのではないかと思います。
【KICK THE CAN CREW】としての活動は一度休止になりましたが、その後も3人は各々ラッパーとしての活動を続けていくのでした。