OP曲は「Two souls-toward the truth-」

第2クールのOP曲となったのは、fripSide「Two souls-toward the truth-」です。

人気テレビアニメ『とある科学の超電磁砲(レールガン)』のOP曲である「only my railgun」を歌った人、と言う方がわかりやすいかも知れません。

fripSideは声優の南條愛乃と、サウンドプロデュース担当のsat(八木沼悟志)氏の二人組です。

多くのアニメやゲームとタイアップした楽曲を発表していますが、実は南條愛乃は二代目のボーカルでした。

一度は別の女性ボーカルでデビューしたfripSideですが、彼女が脱退したため、再デビューという形で第2期のfripSideとされています。

ちなみに南條愛乃は2010年から始まったプロジェクト、「ラブライブ! School idol project」に、絢瀬絵里の役で参加しています。

そのプロジェクト内の声優ユニット「μ's(ミューズ)」としても活動していたり、今ではソロでの音楽活動にも力を入れていますよ。

『終わりのセラフ 名古屋決戦編』のアニメOP動画は、残念ながら見つからなかったためここでお見せできないのが残念ですが、彼らの決戦が描かれるにふさわしい、切なくも力強い歌と映像です

では、歌詞の内容を見ていきましょう。

ずっと夢見ていた 壊れそうな希望
時を超え 交差した それぞれの優しさ
ふと見上げる空に 君の笑顔描く
あの日から 僕達は 違う世界を見た

出典: Two souls -toward the truth-/作詞:八木沼悟志 作曲:八木沼悟志

第1クールから抱えていた夢や希望が、やがて交差して、お互いの優しさを再確認した優一郎とミカエラ。

けれどももう、違う世界の住人になってしまったのかも知れません。

だって、人種が変わってしまったのですから。

想いが溢れる 信じ合うことは
容易いことだと その記憶が知ってる
光と闇に隠された この未知を進むだけ
2つの想いが煌めく “君を守りたい”

出典: Two souls -toward the truth-/作詞:八木沼悟志 作曲:八木沼悟志

この二人なら、今からでも信じあうことは簡単だと知っているし、間違いでもありません。

だからこそ、お互いに「君を守りたい」という気持ちを持つのでしょう。

「未知」と「道」をかけているのですね。

心に 感じる 絆を抱きしめて
立ち上がる 時はいま 哀しみを斬り咲いて
Two souls go...toward the truth!
その笑顔捜して この想いが僕らを真実へと導く

出典: Two souls -toward the truth-/作詞:八木沼悟志 作曲:八木沼悟志

タイトルでもある英語の部分は「2人の魂が真実に向かって行く!」と歌っています。

「切り裂いて」を「斬り咲いて」と書いているのも素敵ですね。

二人の強い絆が、真実へと導かれていく、という歌詞で1番の歌詞が終わり、OPもまとめられています。

しかし……その先にはとても受け入れがたい真実が待っているのが、アニメの中での終末なのでした。

終わりのセラフOP曲(全2曲)をフル歌詞付きで徹底解説!美麗オープニング映像も全部見せます!の画像

渇きに抗えば 何かを守れると
縋(すが)っては 迷い込む 永遠の束縛
果のない後悔 この瞳が映す
闇のなか 捉えてる 君が放つ光だけ

出典: Two souls -toward the truth-/作詞:八木沼悟志 作曲:八木沼悟志

「渇き」に抗うのは、血に飢えたミカエラなのか、鬼に乗っ取られた優一郎なのか?

二人とも、どこかで何かに後悔しています。

けれど、相手の瞳の中の光だけを見つめていることで、自分を保とうとするのです。

想いは必ず 君に伝えたい
その時がいつか 訪れると信じて
この魂が導いた 運命を刻んでく
君との約束が今も この胸に響く

出典: Two souls -toward the truth-/作詞:八木沼悟志 作曲:八木沼悟志

お互いに理解し合っているのに、すれ違ってしまう二人。

いつか必ずその想いを伝えられる時が来ると信じて、今は魂の導くままに運命を進もう。

どんなことがあっても、昔交わした約束がずっと心の中にあるから、きっと大丈夫なはずです。

だって、「家族」なのですから。

光の 欠片を 拾い集めながら
傷ついた この身体 君だけに捧げる
Two souls go...toward the truth!
君との記憶だけ 冷たい世界今日も暖かな勇気で照らした

出典: Two souls -toward the truth-/作詞:八木沼悟志 作曲:八木沼悟志

2番のサビです。

ミカエラの身体を傷つけたのはフェリド、優一郎の身体を傷つけたのは……?

それでも本当に捧げたいのはそれとは違う相手。

人間だった幼い「優とミカ」の頃の記憶が、今の冷たい世界を照らす唯一の勇気の源なのでしょう。

まるで恋愛のようですが、それよりももっと深い絆が二人にはあるのです。

終わりの無い痛みから それぞれの正義を紡ぐ
闘い抜くその先に 待ち受ける結末にいま全てを託して

出典: Two souls -toward the truth-/作詞:八木沼悟志 作曲:八木沼悟志

闘いを終えて、真実がわかったなら、そこに待つ結末がとても良いものであるようにと願いながら、すべてを託します。

だからどうか幸せを、と祈らずにはいられません。

そして再び1番と2番のサビが繰り返されて、楽曲は終わります。

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まとめ

ほぼフルで歌詞をまとめてみました。

アニメのOP曲の役目は、「これから物語が始まるぞ!」という高揚感を作ることであったり、前回を回想させて「今回はどうなるんだろう?」と想像させたりすることでもあると思います。

アニメですから、視覚的な描写が入るので、そこにいかにマッチさせるかも重要になってくるでしょう。

『終わりのセラフ』のオープニングを彩る2曲は、ともに二人の主人公のどちらの目線で見ても、ほとんど違和感のない描写になっています。

それがより一層作品を引き立て、盛り上がらせてくれるのでしょう。

世界観やキャラクターの感情を重視した歌詞に、耳に残る楽曲

とても辛く哀しい側面も持つ『終わりのセラフ』の世界に、わずかでも救いの光を当ててくれている気がします。

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