中島みゆき「ヘッドライト・テールライト」

2007年にリリースされた37thシングル

「ヘッドライト・テールライト」は、2007年7月19日に37thシングルとしてリリースされました。

「プロジェクトX」のオープニングテーマとして人気の高い「地上の星」と両A面となっており、同番組のエンディングテーマを担当しています。

28thアルバム「短編集」にも収録

中島みゆきの楽曲「ヘッド ライト・テール ライト」の歌詞解釈とオリコン!の画像

「ヘッドライト・テールライト」は2000年11月15日に発売されたアルバム「短編集」の11番目に収録されています。

「短編集」の1番目には「地上の星」が収録されており、番組と同じようにオープニング&エンディング箇所を担当しています。

中島みゆきを代表する曲として多数のベストアルバムに収録

「ヘッドライト・テールライト」は大ヒットした作品として3つのベストアルバムに収録されています。

  • Singles 2000
  • 元気ですか
  • 中島みゆき・21世紀ベストセレクション 前途

この中で注目したいのは、中島みゆきが20年ぶりにリリースした「中島みゆき・21世紀ベストセレクション 前途」です。

前だけを見るという想いを込めて作られており、アルバムを聴いた人が前向きに生きていけるような楽曲ばかりが集められています。

中島みゆきの楽曲「ヘッド ライト・テール ライト」の歌詞解釈とオリコン!の画像

様々なシーンで歌われる大ヒット作

「中島みゆき「緑会」2012~3」のライブでも披露

「地上の星」は、映像作品としてかなり残っているのですが「ヘッドライト・テールライト」が残っているのは2014年11月12日にリリースされた「中島みゆき 緑会 2012~3」しかありません。

この曲はとても静かであり、まるで鎮魂歌のように聞こえます。セットリストでは最後に掲載されることが多く、一区切りついたけれどもまだ道は続くと思わせるような歌詞が「終わり」にマッチしているのかもしれませんね。

透明でのびやかな声は必聴です。

また、このほかにもスタジオライブで収録しているものもあります。

「地上の星/ヘッドライト・テールライト」で偉業達成

中島みゆきの楽曲「ヘッド ライト・テール ライト」の歌詞解釈とオリコン!の画像

4つの年代でオリコン1位を獲得

中島みゆきは1970年代に「わかれうた」、1980年代に「悪女」、1990年代に「空と君のあいだに」「旅人のうた」でシングルチャート1位を獲得しました。

そして、2000年代に「地上の星/ヘッドライドテールライト」がオリコンシングルチャートで1位を獲得すると同時に、同一名義では初めて4つの年代で1位を獲得するという偉業を達成しました。

他にも2001年~2003年の年間ランキングでは100位以内をキープするだけでなく、リリース直後よりも徐々に人気を上げ78位から11位までランプアップしていきました。

ヘッドライトとテールライト

タイトルになっている「ヘッドライト」と「テールライト」とは何なのでしょうか。

「ヘッドライト」とは、ヘルメットに取り付けるライトという意味もありますが、「テールライト」と合わせて考えると自動車の前についている明かりで、「テールライト」は後ろ側についている明かりですね。

自分が歩むべき方向と、自分が歩いてきた方向を照らす明かりを意味しているのではないでしょうか。

「ヘッドライト・テールライト」の歌詞