女王蜂のNEWシングル「催眠術」
音楽通が早期から注目し、映画「モテキ」タイアップにより人気爆発!
ジャンルにとらわれないポップミュージックを世に送り出すバンドが「女王蜂」です。
同じようなバンドを探すのが不可能なほどの異端さがある女王蜂の楽曲は、高い中毒性を有しています。
「一曲知れば次の一曲」と手が伸びるのは、蜂の毒に侵されてしまったからでしょうか。
「催眠術」をピックアップ!
今回ご紹介する楽曲は、2018年10月3日にリリースされたシングルのリード曲「催眠術」です。
女王蜂公式サイトに掲載されているシングルCDとしては、4枚目を数えます。
ヒップホップ、ロック、ダンス、アジアンなど様々な味付けが楽しめる、女王蜂らしい一曲と言えるでしょう。
MVを観ていると、催眠術にかかってしまいそうな不安に襲われます。
魅力に飲み込まれるがあまり、別の世界に飛ばされてしまわないようにご注意を。
ショッキングピンク、蛍光、炎、蹴り、妖艶なダンスなど、目まぐるしい映像です。
無事「こちら側」に戻ってこられたでしょうか?
「催眠術」の歌詞に迫る!
催眠術とは、人間の無意識や潜在意識を引き出すために行われる心理操作です。
女王蜂の「催眠術」ではどのようにして催眠状態を引き起こすのでしょうか。
催眠術にかかった結果、人はどうなってしまうの?
怪しい魅力たっぷりの「催眠術」の歌詞を紐解きます!
狂いたいから飲むお酒
お酒の力で何かを忘れたい!
そう思ったときに、どれぐらいまで酔えばいいのでしょうか。
狂うほど?無意識が出てしまうほど?
望んで「狂っている」
狂っている?
わかっている
狂っている?
わかっている
狂っている?
わかっている
狂っている?
わかっている
出典: 催眠術/作詞:薔薇園アヴ 作曲:薔薇園アヴ
そばにいる人から「正気にもどれ」などと言われたのでしょうか。
もしくは、そう言われかねない状態だと認識しているのかもしれません。
「狂ってるだなんて、言われなくても分かっているの」
自問自答を繰り返しても、行き着く先は結局「わかっている」なのです。
つまり、狂っていたって構わないということ。どうにかして正気に戻ろうとは思っていないようですね。
酔っている今がチャンス!
これは催眠術
いわゆるダイビング
出典: 催眠術/作詞:薔薇園アヴ 作曲:薔薇園アヴ
中盤以降の歌詞から、現在「お酒に酔っている」ことが分かってきます。
ここからは、「お酒を飲んで狂っている」ことを前提に読み解きましょう。
深酒をして酔っぱらい過ぎてしまうと、普段は口に出さないような本音をこぼしてしまうことがあります。
今言ってしまおう!と決意するわけではなく、無意識のうちに口に出してしまっているのです。
ですから翌日酔いが覚めたとき、自分の無意識の言動に青ざめることも……。
ということは、お酒に酔った状態=催眠術にかかった状態に近いと言えますね。
これほどまでに酔ってしまうと足はフラフラ、体軸はゆらゆら、まるで宙に浮いているような気分です。
この浮遊感を「ダイビング」と説明しているようです。