高く放り投げたノート たまたま開いたページに
ふと思いつくこと全部 書いてみたんだ
気になる話題・初恋・欲しいもの・尊敬する人の言葉
ここじゃ言えないようなことまで とにかくいろいろ書いた

そう言ゃぁいつかも 太いペンで 夢を繰り返し書いてたなあ

出典: Just break the limit!/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞、彰

想いを吐き出すかのように、思いついたことをとにかく書きなぐったというTAKUYA∞。

SNSやブログなどとは違い、それは誰に見せるわけでもないノートです。

誰にも見せないのだから、誰にも言えないようなことも書ける…つまり本当の意味で本心と向き合えるということ。

そして自分の本心ととにかく向き合ってTAKUYA∞が辿り着いたのは、夢を繰り返し書いていた日々のことでした。

これが何を表しているのかというと、彼にとって夢の存在がどれほど大きな割合を占めているかということです。

きっといつも夢を一番に置いて考えて来たからこそ、今の彼の姿もあるのでしょうね。

叶わなかったのは諦めたから

思い続け心に描いた かなえたい100のページ
諦めた数と敗れた数は同じだった
そのうまく行かなかった経験がはじき出したデータは
諦めなかった数と かなった数も同じってこと証明した

出典: Just break the limit!/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞、彰

リストアップした夢のうち、叶わなかった夢というのは諦めた夢と同じだったというTAKUYA∞。

ここから諦めなければ夢は叶うという結論を導き出すわけですが、マイナス要素からプラスの考えを生み出しているところはさすがですね。

何度も諦めて来たピアノに22歳で挑戦した

諦めきれない想いがこの曲にも込められている!

十八の時 始めるには遅いって諦めたピアノ
二十歳の時 同じ理由で思い閉じ込めて
その二年後に諦めきれず 始めたピアノの
沢山のメロディーが 僕に今をくれた
この曲も

出典: Just break the limit!/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞、彰

ここに来てTAKUYA∞が諦めたことの具体例が登場します。

彼はピアノをやろうとして二度も諦めていたのですね。

二度も諦めたに関わらず彼の中にピアノへの想いが残り続けたということは、どこかで諦めたことに対する悔しさを感じていたのでしょう。

そしてそんな諦めきれなかった想いが、この曲のメロディをも紡いでくれたと語ります。

UVERworld楽曲がどうして響くのか。

こうした想いが1曲ずつに込められているからです。

諦めて来た事実が自分に感じさせてくれること

遅すぎることは無いと言ってくれた88の鍵盤
少しずつ音をつなぎ合わせ 明日へ続いていった
きっと自分にはできないと決めて 終わらせてたんだ
届く場所も いつからかなんか遠い気がしていた

出典: Just break the limit!/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞、彰

きっとやろうとすれば、18歳の頃にしても20歳の頃にしてもピアノを弾けるようになるという目標は叶えられていたのでしょう。

しかし当時の自分はやろうとしなかったんです。

22歳の自分がそれをやろうとしたというのは、その頃と比べての成長を表しています。

諦めたことが結果として今、成長した自分を感じさせてくれている。

そのことを思えば、挑戦するなら諦めたことすらも意味のあることになると感じられますね。

当然諦めたという事実だけが残ることもある

あの徒競走に挑戦出来るときは二度と来ない

とはいえ
現実があって奇麗事じゃ済まないことも分かってる
いつかの徒競走グランド蹴飛ばし最後10mで手を抜き負けた
その悔しい気持ちが消えない

出典: Just break the limit!/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞、彰

そうは言っても、ただ諦めたという事実だけが残るようなことももちろんあると歌うのがこの部分。

それを思ったときによぎるのは、徒競走で最後の10mで手抜きをしてしまったということ。

ピアノに挑戦することと違って、その徒競走はそのとき限りの出来事。

これと同じようにそのときやらなければもう二度と出来ないことというのが、人生には無数にあるのです。

やりたいと思ったときが挑戦するべきとき

本当は遅すぎるとかはどうでもよかった
上手くいかなかった経験のほうが 心に残るから怖かった
諦めることと 大人になることを 背中合わせにはしないで
今度こそはラスト10m ここぞと輝いて

出典: Just break the limit!/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞、彰