CHEMISTRYの「Period」はこんな曲!
CHEMISTRYの「Period」は、CHEMISTRYには珍しいロックナンバー!
CHEMISTRYといえばバラード、というイメージを持っている人はイントロからびっくりすると思います。
私も初めて聞いた時は「これってCHEMISTRY?かっこいい!」と、いい意味で驚いたものです。
「Period」は疾走感のある音楽に乗せ、あきらめない熱い気持ちを歌った曲。
他のCHEMISTRYの曲と同様に、川畑さんと堂珍さんの絶妙なハーモニーも聴きごたえがあります。
今回は「Period」の歌詞を中心に、この曲の魅力に迫っていきます。
実はあの人気アニメのOP!
実は「Period」は、アニメのオープニングテーマとしてつくられた曲です。
そのアニメのタイトルは、「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」。
荒川弘さんの人気マンガが原作で、今までに2回もテレビアニメ化されました。
そして2回目のアニメ化のとき、オープニングテーマのひとつとなったのが「Period」なんです。
「鋼の錬金術師」とは?
「鋼の錬金術師」の舞台は、錬金術という科学が発達した世界。
主人公のエドワード・エルリックと、弟のアルフォンス・エルリック。
2人は亡くなった母親をよみがえらせようと、人体錬成という禁じられた錬金術を使います。
しかし人体錬成は失敗。
エドワードは身体の一部を、アルフォンスは身体すべてを失ってしまいます。
お互いの身体を取り戻すため、奇跡を起こすと言われる賢者の石を探して旅に出る兄弟。
兄弟の旅は、やがて国家を揺るがす大きな事件へとつながっていくのです。
ダークファンタジー的な世界観と個性的なキャラクター、そして重厚なストーリー。
「鋼の錬金術師」は、魅力がたくさん詰まった熱い作品です。
もちろんそのオープニングテーマである「Period」も、作品に負けず熱い力を秘めているのです!
「鋼の錬金術師」の世界を意識してつくった曲
「Period」の作詞を手がけたのは、CHEMISTRYの川畑さん。
この曲をつくるにあたって、「鋼の錬金術師」の世界観を意識したと語っています。
川畑さんのコメントやCHEMISTRYのプロフィールは「鋼の錬金術師」公式サイトで読むことができます。
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 公式ホームページ
Aniplex Inc.
つらいことがあっても決して立ち止まらないエルリック兄弟。
そんな2人のことを意識してつくったという「Period」の歌詞は、とても前向きなもの。
川畑さん自身、「鋼の錬金術師」のファンだといいます。
そのため、ストーリーをかなり読み込んだうえでこの曲がつくられていることがわかります。
ちなみに堂珍さんも、「鋼の錬金術師」のファンとのこと。
堂珍さんのコメントも「鋼の錬金術師」公式サイトから見ることができます。
堂珍さんが語っているように、「Period」はかなりアップテンポなロック。
アニメでは、曲調に合わせるようにスピード感のある映像がつくられました。
歌詞も曲調も、「鋼の錬金術師」のオープニングテーマとしてふさわしい1曲に仕上がっています。
タイトルの「Period」ってどういう意味?
タイトルの「Period」は、直訳すると英語で「終止符」や「結末」という意味。
英文の最後につける点も「ピリオド」と言いますよね。
CHEMISTRYの「Period」にも、そうした終わりに向かっていく意味が込められています。
辿り着くべき場所に絶対に行ってみせるという意志。
決着をつけてやるという決意。
そうした熱い思いがこもった前向きな曲なのです。
「Period」の歌詞にこめられたメッセージ
CHEMISTRYと「鋼の錬金術師」、双方の世界観が融合してできた「Period」。
その歌詞にこめられたメッセージを、ひとつひとつ見ていきましょう。