失恋後の男性を歌う、あいみょんの2thアルバム収録曲

あいみょん【ほろ酔い】歌詞の意味を徹底考察!俺はどんな人?ほろ酔い状態でやってしまった過去の罪とはの画像

あいみょんさんが歌う「ほろ酔い」は、2ndアルバム「憎まれっ子世に憚る」の最後に収録されている曲です。

彼女の曲の中ではメジャーではありませんが、隠れた名曲としてファンの間では人気があります。

歌詞の概要としては、タイトルの通り失恋後の男性がお酒を飲みながら嘆いているという内容です。

完全に男性目線の歌詞かつ、メロディもどこか昭和を感じるレトロな雰囲気。

本当に当時十代の女の子が書いた曲なのかと驚いてしまうほどリアルです。

「男よりも男心が分かっている」と評価されるほどですが、一体どんな歌詞なのでしょうか。

主人公の失恋の理由犯してしまった罪も気になりますね。

その衝撃的な事情も交えて解説していきます。

スナックで酒を飲む男

舞台はスナック、そこに男性が一人でお酒を飲んでいるシーンから始まります。

その人が主人公です。

彼は恋人だったと思われる女性と別れ、そのことを引きずっていました。

悲しみのあまりお酒に手を出す人は少なくないのではないでしょうか。

あいみょんさんが表現する、ほろ酔い状態な男性の様子を覗いてみましょう。

好きだった女性を思い出して

古ぼけたスナックで一人
洒落たカクテル飲み干してさ
またお前のこと思い出す
かき分けた前髪にぎりしめて

出典: ほろ酔い/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

一人で寂しげにお酒を飲んでいる姿が印象的なシーンです。

しかも4行目の文から、相当落ち込んでいるのが分かります。

テーブルに肘をついて、苦悩しているようなポーズでしょうか。

「お前」とは当然、別れた女性のことを指しているのでしょう。

主人公は何度も彼女のことを思い出し、お酒を飲みながら落ち込んでいるようです。

別れたとはいえ、彼女のことがまだ好きな様子。

状況を表す歌詞ですが、今主人公が何を思っているのかがこれだけでも十分伝わってきますね。

他の人にまで重ねてしまう

知らない女にお前を重ね
少しばかり滲む涙をぬぐい
すすむ酒と時間に身を任せて

出典: ほろ酔い/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

スナックにいるのですから、他の女性がいる可能性は高いでしょう。

途中の道ですれ違ったとも考えられそうです。

性別が同じというだけで、知らない人にまで恋人の面影を重ねてしまっています。

加えてお酒に頼るくらいなので、相当ダメージは大きそう…。

今は涙さえ出てくる悲しみを、お酒で押し流そうとしています。

これはある意味現実逃避なのかもしれません。

ですがそれくらいしないと、主人公に今の状況はとても耐えられないのでしょう。

今は何も考えず、ひたすらお酒と時間が一時の解決をしてくれるのを待っています。

酒で忘れたい

ほろ酔いは 俺を ダメな男にする
あの時もそうだったろう
今日は酔いに酔ってお前を
忘れさせてくれ

出典: ほろ酔い/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

別れるきっかけになったのもお酒だったのでしょうか。

主人公は酒癖が悪いのかもしれません。

お酒のあれこれで関係が崩壊するカップルは多いです。

適度な範囲内で飲めれば良いのですが、情緒不安定そうな主人公にそれは無理な話だと思われます。

当時もコントロールできずに事を起こして、別れることになったのではないでしょうか。

そして今は、辛く悲しいことを忘れるためにやけ酒に走っています。

これ以上彼女のことを考えるのはしんどいので、酔うことで忘れようとしているのでしょう。

良いか悪いかはともかく、主人公の男性が楽になれる方法はそれしかないようです。

前に進めない主人公